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  • カテゴリ:中学生
  • 発売日:2000/11/17
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波少年文庫
  • サイズ:18cm/452p
  • 利用対象:中学生
  • ISBN:4-00-114531-6
文庫

紙の本

時の旅人 新版 (岩波少年文庫)

著者 アリソン・アトリー (作),松野 正子 (訳)

病気療養のため、母方の古い農場にやってきたペネロピーは、ふとしたことから16世紀の荘園に迷いこむ。王位継承権をめぐる歴史上の大事件にまきこまれた少女の、時をこえた冒険。9...

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時の旅人 新版 (岩波少年文庫)

税込 990 9pt

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商品説明

病気療養のため、母方の古い農場にやってきたペネロピーは、ふとしたことから16世紀の荘園に迷いこむ。王位継承権をめぐる歴史上の大事件にまきこまれた少女の、時をこえた冒険。98年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

アリソン・アトリー

略歴
〈アリソン・アトリー〉1884〜1976年。イギリスの作家。マンチェスター大学で物理を学び、ロンドンの女子中等学校で理科担当の教職につく。作品に「グレイ・ラビット」シリーズなど。

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みんなのレビュー52件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

時空を越えた存在と共に生きるということ

2010/04/16 23:14

10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

時を旅する者には共通点があるように思う。

今の世界では、病があって静養に来ていたり、
今の人生で生きづらさを感じていたり、
何か事情があって都会から離れて田舎に来ていたりする。

たいてい田舎なのは、舞台としておあつらえ向きの
長い長い時を記憶している場を持つからであろう。

時代は変わりそこに生きている人は変わったけれども、
自然や家はそのままそこに残っているような場所。

本書で時の旅の舞台となるのは、サッカーズである。

  サッカーズの屋敷や納屋の空気は、
  その昔に見たりきいたりしたことをおぼえていて、
  その恐ろしさや不安やよろこびにふるえていました。

著者の前書きは、すでに物語りに入っているかのような雰囲気を持つ。

物語は、著者の夢をもとにしているという。

サッカーズに静養に来ていたのは著者自身なのだ。

ヒロインのペネロピーは、著者自身を投影した存在であるともいえるだろう。

一番最初に刻まれている日時計の銘がとても印象的である。

  時あり 

  時ありき 

  時あらず 

  -日時計の銘

現在形、過去形、否定文が、静かに並んでおり、
どういうメッセージを持っているのだろうと考えさせられる。

英語で全文を読むのに挑戦してみたかったというのもあるが、
この部分が原文はなんて書いてあるのか読んでみたくなり、原書を入手した。

  Time is

  Time was

  Time is not

  - Sundial Motto

現在形が過去形になったときに、
時間の境界線を、
あるいは、生死の境界線をも
踏み越えているような。

be動詞の圧倒的な存在感を感じた。

ペネロピーは、時の境界線を越えることができるのだが、
そのとき象徴的に使われるのが音やにおいである。

今の時代と過去とまったく同じものがつながっているとは限らないのだが、
音やにおいの中で時代が静かに溶け込み合っている。

  それよりも強いのは、薪の煙と干草の山と、
  そして、古い古い時代とが、分かちようもなくまじりあって
  かもしだされた、古い屋敷のかぐわしいにおいです。

  こういうにおいと音のすべては織りあわされた
  光と闇、影と悲劇とともに、
  これからおはなしする物語の一部になっています。

そして、彼女自身に流れている先祖から注ぎ込まれた血。

彼女はその一族の風貌を特徴的に有していたため、
過去に戻った先でも、チェルシーから来た親類ということで
居場所を得るのである。

使用人のようで、主人的な立場の者にも自由に話しかけられるような
そこ時代の関係性や立場に囚われない者になる。

  私は、過去のできごとと、現在のできごとと、未来のできごとと、
  そのどれもの一部分であって、そのさまざまの時の中にいて、
  自分のすきなように、自由に動けるかのように思われました。

彼女が、過去に戻るときは、彼女の時計は止まる。

過去の世界でいろいろな経験をするのだが、
そのとき彼女の現在の時間は一秒も進んでいないのである。

  その一秒のあいだに、
  私は、ここでは目に見えない人々と同じ空気を呼吸し、
  その人たちの世界のすばらしい雰囲気を分かちあい、
  危機感で緊張した生活をし、
  そういうことをぼんやりとおぼえている状態で、
  もとのところへもどってきていました。

そして、彼女は、どんなに過去に行くことができても、過去は変えられない。

過去の人物が無くした物を見つけたとしても、
過去の人物に返してあげることはできない。

ペネロピーが時を越えても、原則的には物は時を越えないのである。

それはどこか読書という行為にも似ている。

過去に書かれた作品であり、著者が亡くなっていたとしても、
読者にとって読んでいる今が今だからだ。

だが、同時に作品世界は過去であり、読むことで、
そこにいることはできても起こる出来事を変えることはできない。

作品の中で起こることは変えられないが、
読者はその作品の世界に共感することができる。

その作品の世界が存在することを知ることにより、認めることができる。

それは、過去に生きているものたちを今によみがえらせることなのだ。

こちらが覚えているかぎり、その世界は存在する。

こちらが行こうと思えば、いつでも行ける。

  未来は私たちのまわりにあるの。

  ただ、あなたには見えない。

  私は過去の者でもあるの。

  過去にも生きているのよ。

  だって、こうして、あなたと過去を共にしているのだから。

  未来も過去も、両方ともが“今”なのよ。

ペネロピーは、懸命に生きる過去の世界の人たちの生き様に共感している。

  あの人たち―かくされた世界の影のような人たちがいました。

  みんなの目には見えない世界で、
  いっしょうけんめいに生きている人たちでした。

  その人たちの生活には悲しみとよろこびがぎっしりつまっていました。

ペネロピーが想う相手は、
ペネロピーが時を越えた時は共にいることができるが、
本質的には300年の時を経た時代を生きている。

ペネロピーは先に起こることを知識として持っていて、
ときにそれを口走るのだが、
それは占い師の不吉な予言のように取られるし、
正しい忠告として伝えることができない。

それは、どんなにか切ないことだろう。

ペネロピーが最後に思う、想い人と再会する道は、
確かにその通りであると思うのだ。

だが、それに加えて、彼女のことが想い人の記憶に残り、
想い人の記憶が彼女の中に残ったこと、そのこと自体が、
共に生きることなのではないかと、私は思う。

互いの記憶が互いの中に場所を持ち生き続けるかぎり、
彼らは共に生きているのだ。

例え時間が彼らを隔てても、場所が彼らを隔てても、
彼らの実際の時空間の共有がほんの一瞬だったとしても。

彼らは覚えているかぎり、永遠に一緒だ。

そういう風に共に生きることが可能なのである。

私たちは、それぞれ自分が主人公の物語を生きている。

生きられるのは自分の物語である。

変えられるのは、自分と今だけなのだ。

そんな視点で自分を眺めると、
自分をしっかりと生きようという思いでいっぱいになる。

そして、周りのすべての人を、
自身を主人公とする物語を生きる者として尊重しようと思うのだ。

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紙の本

かぐわしきハーブの香り、ひめやかな「グリーンスリーヴス」の調べ。英国ファンタジーの心地よい魔法を感じた一冊。

2004/05/23 19:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

はるかな昔の空気が、そこかしこに息づいているサッカーズ農場の家。母親の身内のバーナバスおじさんと、ティッシーおばさんが暮らす家で生活することになった少女ペネロピーは、やがて16世紀後半の世界と現在の世界とを往復するようになります。過去と現在とが同時に存在している、そんな魔法のようなサッカーズの雰囲気に導かれて……。

ハーブの香りがかぐわしく立ち上ってくる、そんな物語でした。
アリソン・アトリーの『時の旅人』( A Traveller in Time 1939年作品)。イギリスのダービシャー(イングランド北部の州)、その片田舎にあるサッカーズ農場を舞台に、主人公の少女ペネロピーが300年の過去と現在を行き来するタイムトラベル・ファンタジー。読み終えて、鐘の音がごーんごーんと響いてくるような話の余韻に浸りました。

「グリーンスリーヴス」の音楽が、秘やかに、ひめやかに物語の中に織り込まれていたのも印象に残ります。
私、イギリスのヴォーン・ウィリアムズという作曲家の音楽がとても好きなのですが、彼が作曲した「グリーンスリーヴスによる幻想曲」や「田園交響曲」の音楽の一節を心の中で時折流しながら、本の頁をめくっていきました。とりわけ、「グリーンスリーヴス」の哀しみを帯びた美しい調べの音楽が、リフレインのように物語の中で鳴っていたのが忘れられません。

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紙の本

時の旅人

2020/07/25 19:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだときは、メアリー・スチュアートについてほとんど知らなかったのですが、少し知ってからまた読んだら俄然面白くなりました。切なさと美しさが素敵な本です。

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2007/04/23 10:08

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2007/05/26 02:11

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2007/07/15 13:31

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2007/09/24 13:09

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2008/01/20 17:02

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2011/03/10 09:26

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2008/05/16 00:23

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2008/06/03 00:35

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2008/07/14 12:58

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2009/01/03 23:54

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2009/02/08 12:23

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2009/09/06 21:27

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