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チーズはどこへ消えた?

  • 出版社:扶桑社
  • サイズ:19cm/94p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-594-03019-X

チーズはどこへ消えた?

スペンサー・ジョンソン (著), 門田 美鈴 (訳)

  • 全体の評価 3.538件のユーザーレビュー
  • あなたの評価 この商品を評価して本棚に反映 評価しました! ×
  • 税込価格:88025pt
  • 発行年月:2000.11
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「チーズはどこへ消えた?」

【新風賞(第36回)】「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「チーズはどこへ消えた?」

スペンサー・ジョンソン

略歴
〈ジョンソン〉医学博士、心理学者。心臓のペースメーカー開発にも携わる。大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加。著書に「1分間意思決定」など。

ユーザーレビュー- 「チーズはどこへ消えた?」

全体の評価
3.5
評価内訳 全て(38件)
★★★★★(6件)
★★★★☆(13件)
★★★☆☆(6件)
★★☆☆☆(4件)
★☆☆☆☆(5件)

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5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/04/24 00:57

10年前のベストセラーだが、今でも「新しいチーズ」になりうる1冊

投稿者:wildcat(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

原書"Who Moved My Cheese?"は1998年、
訳書『チーズはどこへ消えた?』は2000年に出版されたのだが、
その10年近く前のベストセラーを原書で手にするきっかけは、
『英語多読完全ブックガイド(改訂第2版)』だった。

Graded ReadersやLeveled Readersなど、
英語学習者用にretoldされた作品はたくさん読んできたし、
もともと児童書読みだったこともあり、
児童書の原書へのチャレンジは早かったのだが、
実は一般書はまったく読んでいなかった。

そこで、そろそろチャレンジしようと手にしたのだった。

本書は、3部構成になっている。

第1部は、高校の同窓会で再会した仲間を前に、
マイケルが物語を語り始めるところ。

第2部は、『チーズはどこへ消えた』の物語部分。

第3部は、高校の同窓生達のディスカッションである。

物語部分は、シンプルである。

最初は、シンプルな話を何でそんなに引っ張るのだ
と思ってしまうくらいである。

2匹のねずみと2人の小人がいて、
今までのチーズがなくなったらさっさと新しいチーズを探しに向かい
新しいチーズにたどり着くことができる2匹のねずみ、
そして、考えてばかりでなかなか動かない2人の小人。

1人は葛藤の末、動き出すが、
もう1人はそれでも何が起こるかわからない迷路に踏み出すよりも
チーズがなくなっても安心なその場所がいいとなかなか動かない。

動いたほうは、ねずみに遅れるが新しいチーズにたどり着く、
果たして、動き出さなかったほうはどうなるのか。

その後動いたか動かなかったままか、答えは、読者にゆだねられている。

動けばたどり着ける、動かなければたどり着けない。

単純にチーズを探す話と思うと、
何をそんなに引っ張るんだ、悩むんだと、思ってしまう。

それに、読者の立場でいると、
外からすべての登場人物の行動が見えるので、
とてつもなくこっけいに見えるし、
自分は古いチーズがなくなったら新しいチーズを
探しにいけると思えるのだが・・・。

これが実際に、自分の人生という名の迷路にいたらどうなのか。

本当に、すぐに次に向かえるのか。

枯渇した場所を掘り返して穴をあけるだけってことはないか、
いつまでもしがみついて動けないことはないのか。

チーズや2匹のねずみと2人の小人の行動が
何を象徴しているのかを考えると、
それはとたんに、「自分の物語」になるのである。

原書を英語のブッククラブで借りて読んだのが最初だったが、
言葉の使い方がおもしろく、原書と訳書を購入してみた。

原文が日本語ではないものは、
原文にあたってみると発見が多いものだと思う。

まずは、この作品、とっても名付けが象徴的なのである。

訳書は、名前をカタカナ表記し、
訳者あとがきの最後で、その言葉の意味を説明しているが、
2匹のねずみ、2人の小人の名前は、彼らの行動を見事に象徴している。
そのまんま、なのである。

彼らの名前は、名詞であり、動詞なのだ。

ねずみは、スニッフ(Sniff)<においをかぐ、~をかぎつける>と
スカリー(Scurry)<急いで行く、素早く動く>、

小人は、ヘム(Hem)<閉じ込める、取り囲む>と
ホー(Haw)<口ごもる、笑う>である。

さて、私たちは「チーズ」に何を見るのだろうか。

第3部のディスカッションや訳書の返し帯にあるように、
仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・など様々である。

私は、自身の経験や最近読んだ本の影響から、次の2つに思い至った。

ひとつは、虐待やDV等の不利な状況から動けなくなっている状態について、である。

自分も経験があるが、傍から見て、そこから逃げ出したほうがいい、
抜け出したほうがいいという状態であったとしても、
人はその状態に慣れてしまい、苦しい中でも、
安定を見出してしまうものなのである。

そうなると、その状態から逃げ出せない。新しいことが怖いのである。

悪いのは自分だと思いながら、その不利な状態に安住することを
選んでしまう。

「新しいチーズは必ず見つかる」と一歩勇気を持って
そこから踏み出せばそこに新しい幸せがあるということに
気づいてほしいと切に願う。

過去の私には、踏み出す手助けをしてくれた人や状況が
あったということに、改めて感謝したくなった。

もうひとつは、池田晶子さんの3つの問いの影響だと思われるのだが、
肉体としての自分への執着についてである。

動物は死期を悟ったら潔い。

人間はというと、老いと死を恐れて、変化を恐れて、
肉体としての自分に執着してばかりように思われる。

それも「古いチーズ」に執着しているということなのではないか。

ところで、目立つところに、英語にはあって、
日本語には訳出されていないニュアンスがある。

それは、タイトルの訳し方なのである。

"Who Moved My Cheese?"は、直訳すると、
「誰が私のチーズを動かした?」となる。

「誰かが」「私の」チーズを、持って行ったと言っており、
日本語訳タイトルの、いつの間にかチーズが
なくなってしまったというような感じとは
全然違うのである。

思いっきり被害妄想なのだ。

人のせいなのだ。

古いチーズのことはすっかり自分が所有していたと思っているのだ。

ヘムがホーにチーズをもらったときに、
「新しいチーズは好きじゃないような気がする。慣れていないから。
 私はあのチーズがほしいんだ。(I want my own Cheese back.)
 変える気はないよ。」
といってしまうあの気分。

英語タイトルは、短い中で、それを全部表し切っている。

日本語タイトルは、日本語としての語感は良いが、
本当のニュアンスは落としている。

だから、英語併記なのだと思った。

今後は、さらに原典に当たる力をつけて、
元は何だったのかを見ることができる人でありたいと思わせてくれた。

本書は今でも「新しいチーズ」になりうる、
新しい発見をたくさんさせてくれる1冊である。

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2002/08/23 22:27

性格で道も変わる

投稿者:しんぼー(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

2匹のねずみがチーズを探して旅をするのですが、その2匹の性格がまったく反対の性格で、方向性も違うことがとても自分にとっては勉強になりました。
買ってからしばらくたつのですが、地道に歩くことと思いやりの気持ちを大事にしないと…と思わされる、今でも自分の中でのバイブルになっています。

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2002/07/29 23:03

不思議な絵本。

投稿者:まるチーズ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ねずみと人間が、それぞれのやり方でチーズを探していくお話です。

1回目に読んだときには、私は「?ただの絵本?」という感じでした。
2回目に読んだときには、「そっかぁ!」と心が軽くなりました。

こういうお話は、人によって解釈も様々で、それがいいんだと思います。
私は、2回目に読んだときは、ちょっと悩みを抱えていた時期で、無意識のうちにお話のなかに自分をシンクロさせていました。なので、1回目に読んだときとは違う受け取り方をしました。
「ああ、結果から考えるのではなくて、まずは行動してみることはとても大事なんだな」と感じました。とてもすっきりしました。本に励まされました。

同じ人でも、読んだときによって、解釈も違ってくる本だと思います。
5年後、10年後に読んだとき、自分がどう感じるのか、楽しみです。



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2002/06/25 13:54

実践的な本です!

投稿者:斑鳩の里より(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は時間がかからずにあっさりと読めるところがいいですね。
誰でも周りの変化に対して恐れを抱き気がつけば取り残されていたという経験は
あると思います。
そんな時どうしていいのかわからないままに時は過ぎ去り手遅れになることも
あるでしょう。
この物語の主人公である二匹のネズミ「スニッフ」「スカリー」二人の小人
「ヘム」と「ホー」の生き方を自分に当てはめてみると僕は変化に対応しきれず
古い考え方にしがみつく「ヘム」でしょうね。
この本を読んで変わることのすばらしさを知りました。
この本のいいところは構成が物語だけではなく「ある集まり」「ディスカッション」
というタイトルで前後を固めることにより物語の内容を客観的に知ったり有益さを
認識したりできる点です。
これらにより変化への対応を自分の生活にどのように取り入れるべきかを知ること
ができると思います。

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2001/02/21 10:05

愛読書になりそう

投稿者:remi(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本を読んだのは、私の人生(といってもたかだが二十数年ですが)で最大の意思決定に迫られているときでした。そんなときだったからこそ、この本から得ることは多かったような気がします。
 この本の登場人物(動物?)は、ネズミ2匹と小人2人。この4名が、迷路に迷いながらも「チーズ」を探します。「チーズ」とは、地位、お金など、自分が得たいものの代名詞です。
 本書の主張は明快です。新しいチーズが欲しければ、新しい道に進め、それだけです。しかし、われわれが意識しつつも実行できないこと、あるいは気づかなかった視点に気づかせてくれます。
 ただなんとなく読むと、得るものは少ないと思います。「ここぞ」というときに読んでください。

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2001/01/19 03:48

企業のテキスト!いやいや恋のテキストです。

投稿者:ジョー駿府(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 恋してるOL。ルーズの女子校生。不倫している女子大生。そんな恋してるのに失恋が恐い全ての人のテキストです。
 いつまでも、もう、そばにいない相手を思い続けても、

「変わらなければ破滅することになる」
「大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる」

そんなあなたが、この本の主人公です。

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2009/01/18 05:51

チーズの品質が問われる時代となって

投稿者:くにたち蟄居日記(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 米国発の金融危機が世界を覆い尽くそうとしている2009年1月に本書を再読してみた。

 まさに 現在は「チーズが消えた」状況にある。あれほどまでに時代を謳歌した米国の金融界が これほど苦しむ時代が来るとは誰も想像できなかったに違いない。
 但し「チーズが消えた」理由は 比較的はっきりしているのではないかと思う。やはり米国式の金融資本主義は 実は「毒入りのチーズ」を作っていた点にある。毒は食べない間は問題を起こさなかったわけだが 結局 改めて まじまじと品質を見極めると その毒では食べようが無いことがはっきりわかり 誰も買わなくなったわけだ。

 そう考えると かつて たとえば本書を読んで 新しいチーズを探してきた人たちが 工夫を重ねた末で とんでもないチーズを自ら作ったというのが 最近の物語だ。

 本書は 「チーズを探す点」において感動的だが そもそも 「そのチーズとはどのような品質であるべきか」という点が盲点になっているのではないかと 今思う次第だ。そう考えると 本書で食べ物であるチーズを例えで使ったことは なかなか象徴的なのだと思う。
 一連の食品を巡る偽装や原材料の問題を見るにつけても「チーズの探し方」だけでは片手落ちであることが次第に見えてきている。本書を乗り越える新しい寓話が期待されているのだと思う。

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2004/10/01 12:57

時折読み返すとその時々で答えが見つかります。

投稿者:秋の空(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は、最初の一回だけでもためになるのですが、時折、思い出して読み返すと、その時々の発想の行き詰まりや壁などを見つめる際に障害となってくれているものを整理する効用があるようです。
 簡単な本なので時間はかかりませんし、客観的に置かれた環境を見つめなおす視点を得るには非常に良い本だと思います。
 一回きりで終わらせてしまって、「あ、その本、読んだ! 読んだ!」という知人同士の話題の一つでおしまいにするとちょっともったいないかな。と思わせてくれる本ですね。
 最近、出版数も多い反面、絶版になるのも早いのですが、時折手に取れるように、いつもどこかで販売していてほしいと思います。
 ちょっとした心の迷いに整理役となってくれる効用に感謝しています。
 細かいところに入り込んで迷ったり、重箱の隅をつつくだけで答えの出ない日本的な発想に困った時に、アメリカ的な発想で自分自身に切り返しをするのも、時にはいいものです。

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2003/04/12 23:24

みんなの人生の手引書

投稿者:みつ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容はとてもシンプル。ゆえに、年齢、その人の置かれている状況により解釈が変わってくると思いますが、老若男女、読む人を選ばない本です。人生の中で穴にはまってしまったような時に思い出せば、その穴から抜け出すのが楽になりそうな手引書的な本。もっと早くこの本に出会っていれば、あの時、この本に出会っていたらよかったのにと思える経験があるので、子供にも読ませたいと思います。そして、自分も折にふれ、読み返したいと思っています。マーフィーのゴールデンルールを思い出したのは私だけでしょうか?

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2002/06/10 22:31

まさにその通り!

投稿者:AEZ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まず、1時間で読めるところがいいですね。会社や学校が遠い方なんかは通勤・通学時間で読めてしまいそうです。
 それでいて内容は深い…。しばらくいろいろ考えさせられました。
 世の中にいろんなビジネスや精神論を唱える本がありますが、結論の結論は全てこの1冊に凝縮されているのではないでしょうか? それでいて分かりやすく読みやすい。手軽な感じもまたいいですね。
 普段鞄の中に入れておいて、時間が空いた時に何度でも何度でも読んでみるといいかもしれません。かさばる本じゃありませんし…。

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