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深き水の眠り(コバルト文庫)

  • 出版社:集英社
  • レーベル:コバルト文庫
  • サイズ:15cm/290p
  • 利用対象:中学生 高校生
  • ISBN:4-08-614797-1

深き水の眠り (コバルト文庫)

毛利 志生子 (著)

  • 全体の評価 32件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:58016pt
  • 発行年月:2000.12
  • 発送可能日:1~3日
  • 文庫

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ユーザーレビュー- 「深き水の眠り」

全体の評価
3.0
評価内訳 全て(2件)
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2001/08/27 00:45

不思議なくらい本当に普通な主人公

投稿者:さとる(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 カナリア・ファイルシリーズを書いていた著者のコバルト文庫での新シリーズ第1作目。
 平凡な女子高生がある日特殊な能力に目覚めて、しかも下僕のようなものまでできてしまう……となるとありがちな感じであるが、この作品でそういったありがちなものと違った印象を受けるのは、本当に本当に、驚くくらいに主人公が平凡なことである。こんなに特徴のない主人公というのも珍しいのではないかと思う。大体においては受身であり、なにか特別な使命感に目覚めてしまうなんてことはない。人によってはかなりのもどかしさを感じるかもしれない。
 しかし、それだけにラストでの玻瑠佳との会話のところで変化が目に付くのではないだろうか。この主人公は、派手で目を引くというタイプではなく、身の裡に静かな熱い炎を抱えるタイプになるのではないかと思わせる。
 話は暗いと言えると思う。救いのないままラストを迎えるが、その中から再び浮上していこうとする力を主人公・沙月に感じる。主人公たちにいつか救いがあることを願いたい。

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2001/02/08 01:12

“続編”が読みたいお話。

投稿者:しゅろ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「水蛇(みずち)」と呼ばれる水の精霊と、水蛇を呼び出すことのできる巫女、「蛇巫(だふ)」である少女の物語。
 一人は、自分が蛇巫であることを知らずにいた少女、名和沙月。もう一人は、蛇巫の一族に生まれ、「はぐれ」と呼ばれる水蛇を狩ることを宿命づけられた少女、成瀬玻瑠佳。 「はぐれ」とは、呼び出されたまま放り出された水蛇で、やがては餓えて人を襲う。折しも、二人が通う女子校の生徒が続けざまに惨殺される事件が起こる。
 彼女たちを襲ったのは、沙月が出逢った「はぐれ」、コウなのか──?
 人を襲う側の「はぐれ」を一方的に悪者にせずに、その悲しみをも描いているところがよかったです。二人の少女の心の交流や、水蛇との関わり合い、それに、余韻を残すラストもいい感じです。
 この話単独でも読みごたえはありますが、より大きな物語の中の「出会い編」だとするともっと嬉しい。沙月と水蛇の出会い。そして、水蛇以外に心を通わせられる存在を持たない少女・玻瑠佳と、もう一人の蛇巫との出会い。続編が出るかは分かりませんが、もし出たら、買います。あのキャラとあのキャラとの、ドラマチックな再開を希望しつつ。

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