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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.12
- 出版社: ビジネス社
- サイズ:21cm/158p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8284-0895-9
紙の本
介護社会を疑う 現場から見えてくる現実と理想 (One plus book)
著者 加藤 仁 (責任編集)
平成12年に介護保険制度が実施されたが、現場は混乱をきわめている。子、小規模施設の運営者、大規模施設の施設長、そして男性ヘルパーの立場から、介護社会を見つめてきた人びとが...
介護社会を疑う 現場から見えてくる現実と理想 (One plus book)
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商品説明
平成12年に介護保険制度が実施されたが、現場は混乱をきわめている。子、小規模施設の運営者、大規模施設の施設長、そして男性ヘルパーの立場から、介護社会を見つめてきた人びとが現場の現実と理想を語る。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
遠距離介護から見えた施設・行政・在宅の諸問題と実践的解決策 | 舛添要一 対談 | 9-72 |
---|---|---|
“第二の我が家”高齢者の寄り合い所を目指して | 下村恵美子 著 | 73-100 |
行動的・大規模施設解体案 | 中村大蔵 著 | 101-126 |
著者紹介
加藤 仁
- 略歴
- 〈加藤仁〉1947年名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、73年ノンフィクション作家として独立。著書に「待ってました定年」「日本「介護」列島」など。
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紙の本
介護を特別な檻(おり)に入れてはならない!スタートしたばかりの介護保険にあえて苦言を呈する
2001/02/23 00:16
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投稿者:三浦汐美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自身の介護体験をつづったベストセラー『母に襁褓(むつき)をあてるとき』の作者で国際政治学者の舛添要一さんと,加藤仁さんの対談,下村恵美子さん,中村大蔵さんの論文,5人の男性ヘルパーによる座談会などで構成されている。舛添氏はテレビに登場したての頃は過激な発言が目立ったが,いつ頃からか“角が取れた”感がある。本書ではさらにその感が強い。ただし「介護にかかる費用を消費税で負担するのがもっとも公平」と主張するあたりは,やはり政治学者。
下村さんが運営する老人の寄り合い場所・宅老所「よりあい」は,民家を借りて老人たちが集う場所を提供する。ここの主役はあくまで老人たちであって,老人たちの生き生きした姿が浮き彫りになる。介護保険制度が始まるまでは7人定員だったが,保険制度によって「1人部屋は4畳半以上の広さ」が義務化されたため,5人定員にせざるを得なくなったという。ここでも“机の上で作られた”官主導の介護施策の不条理がある。
(C) ブッククレビュー社 2000