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紙の本
まんがのみを読んで……
2002/07/05 13:49
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説が原作で、アニメ化もされた作品ですが、私は小説を読んだこともなければ、アニメを見たこともありません。
小説の方が奥が深いという意見もあるようですので、いつか原作も読んでみたいのですが、本書評に関しては、純粋にまんがのみを読んだ意見を書かせていただきます。
舞台は未来の宇宙。
独裁王朝として広大な地域を支配する銀河帝国と、その圧政からのがれて共和制を維持する自由惑星同盟との戦いが描かれています。
帝国軍の天才軍略家ラインハルトと、同盟軍のヤンを中心に物語は展開していきます。
この二人が主人公なんですよね、きっと。
ラインハルトが主役なのかとはじめは思いましたが、読み進めるうちに、見た目も性格も地味ながらに、存在感のあるヤンが、ラインハルトと同じくらい物語に欠かせない人物だと気づきました。
でも、美形キャラ好きの人には、きっとラインハルトただひとりが主役で、ヤンは敵役なのでしょう。
誰よりも戦争を嫌っているのに、戦争の名人であるがゆえ、戦いの場から退くことができないヤン。
ぼんやりしているようでいて、言いたいことははっきりと言い、負けない戦いを美しくくりひろげる。
とても魅力的な人物です。
物語自身、とてもスケールが大きく面白いですが、登場人物が魅力的であることも、この作品の人気を支えているように思います。
紙の本
ここからスペースオペラがはじまる。
2002/06/16 16:14
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投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
田中芳樹の人気小説のコミック化。重要な登場人物が、みな美形。ちょっと、やりすぎの観がある。だが、原作に忠実に作られている。小説やアニメほどのスケールの大きさはないが、明るく簡潔に描かれているので話に入り易い。
この本では、ヤンとラインハルト、主役二人の仲間との出会いが描かれている。ストーリーもキャラクターもいいので、続きがどうなるのか気になる。この本を読んでから小説を読むと、より「銀河英雄伝説」が楽しめるだろう。
紙の本
マンガ版銀英伝♪
2001/09/13 14:43
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投稿者:みぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀河英雄伝説、マンガ版である。しかし原作ファンとしては、どうしても話の奥行きが浅い気がしてならない。確かに作画されている道原かつみ先生のイラストは美しい。そして活字離れの多いこの時代、読みやすさという点では良いと思う。ただ、マンガ版だけを読んで「分かった」とは思って欲しくない。必ず原作の小説にも手を伸ばして欲しい。また、フェザーンのルビンスキーの設定が男性でなく女性という点が違っている。原作本編では深く描かれなかった自由惑星同盟の事細かなエピソードが作者の女性らしい視点で外伝等から引き寄せられ描かれている点は評価したい。