- 出版社:河出書房新社
- サイズ:20cm/135p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-309-01401-1
きみよわすれないで
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- 税込価格:1,365円(39pt)
- 発行年月:2001.2
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「きみよわすれないで」
私は私を殺すために生まれてきた…。14の春、あたしはそのひとと出会った。姉のピアノの調律師となった、目の見えないそのひとは、若いのに「おじさん」と呼ばれることを好んだ…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「きみよわすれないで」
篠原 一
- 略歴
- 〈篠原一〉1976年生まれ。93年、桜蔭高校在学中、「壊音KAI−ON」で第77回文学界新人賞を史上最年少で受賞。著書に「誰がこまどり殺したの」「天国の扉」「ゴージャス」がある。
ユーザーレビュー- 「きみよわすれないで」
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2002/06/11 19:51
今のところ彼女の最高傑作であり、現代文学の傑作でもある。
投稿者:MIYO(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「私は私を殺すために生まれてきた。ふたりだけの世界が端から崩れていく。篠原一が沈黙を破る超傑作。」というコピーが帯だったか広告だったかに書かれていました。
「超傑作」とまでいうのだからすごい作品なのだろう、と思って読みましたが、なるほどすごい。すごいすごい。
実は篠原一の本はコレが初めて読んだのですが、ほれました。一気に他の本も読みましたが、処女作の「壊音」から文章が抜群に上手い。
文章が上手いことは、この人にとって特筆すべきことではないかと思う。
なぜなら彼女の作品はそのストーリー以上に、日本語の艶とでもいうべく魅力があるからです。ひとつひとつの文章には迷いというものがかき消されていて、「静謐な文章」とはこういうことを言うのだなあと思いました。
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2002/05/18 11:00
優しく,でも残酷な
投稿者:亜津木もなか(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「壊音」とほぼ同時に,この本を手にとって読んだ。
読んでいて,最初に感じた事は「優しい」という事だった。篠原一の特徴ともいうべき,剃刀のように鋭い言葉の感触は,この本ではほとんど感じられない。むろん,無いわけではない。だが,「壊音」では「壊れていく事」に対する悲しみが,ほとんど描かれていなかったのに対し,この作品ではその,「壊れていく事」に対する深い悲哀が,中心となって描かれている。その性質の違いが,「優しい」という第一印象に繋がったのだろうか?
ピアノの調律師の「おじさん」に,どうしようもなく惹かれていく「私」。ふたりきりの静かな時間。でも,いつまでもふたりきりではいられない。壊れていく——自壊していく。その悲哀。残酷な出会いと死の連鎖は,永遠に続くだろうという,「私」の想いが胸に痛い。







