- 出版社:新潮社
- サイズ:16cm/232p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-290096-9
アリはなぜ、ちゃんと働くのか (新潮OH!文庫)
デボラ・ゴードン (著), 池田 清彦 (訳), 池田 正子 (訳)
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- 税込価格:630円(18pt)
- 発行年月:2001.5
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ユーザーレビュー- 「アリはなぜ、ちゃんと働くのか」
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2002/07/14 14:21
単純な判断の集積が知的にみえる理由とは!?
投稿者:sfこと古谷俊一(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
個々のアリは目先のことに反応するだけに過ぎないのに、アリの巣全体としては(完全とはいえないものの)巧妙に機能するのはなぜか。管理者なしの労働配分システムの実態を、著者の長年の実験と観察により分析しています。
全体としては散漫な感もありますが、実際に研究しつづけたプロセスや考え、回り道やいかに工夫したかを示しているため、読みやすく研究を理解しやすくなっていると思います。
必然的な物理過程による変化と、複雑な情報構造を含まない接触信号が組み立てていく全体行動。アリコロニーの数量的変化が振る舞いにもたらす質的変化。複雑系としてのアリの巣のシステムについて、いろいろと知ることができます。アリが仕事をしているのを眺めていた幼児のころを思い起こしながら読んでみると、なお楽しめます。
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2001/07/07 22:40
研究心を問う著
投稿者:もとますた(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書において特筆すべきは、その飽くなき研究心と、乱暴ともいえる方法論である。こういう分野に「フィールドワーク」という言葉が適切なのかはわからないが、本書においてはまさに「フィールド」での仕事に他ならない。
ものごとへの関心というものは、行動になって結実するのであろう。書かれている内容は研究途上とも言えるし、専門外の人が具体的な事実から得られるものはあまりないとも思うが、本書で示される熱い研究心に学ぶところもまた、多いのではなかろうか。




