- 出版社:角川書店
- サイズ:20cm/364p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-04-873305-2
ジュリエット
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- 税込価格:1,470円(42pt)
- 発行年月:2001.7
- 発送可能日:購入できません
- 本
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商品説明- 「ジュリエット」
【日本ホラー小説大賞(第8回)】南の島で親子3人が対面した蘇る思い出たち。狂おしく、切ないまでの異常な世界。荒俣宏に「力のある「島文学」である。こだわりの作家だ」と評された、第8回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ジュリエット」
伊島 りすと
- 略歴
- 〈伊島りすと〉東京都生まれ。本作品で第8回日本ホラー小説大賞大賞を受賞し、デビュー。
ユーザーレビュー- 「ジュリエット」
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2002/02/08 17:40
これは名作でしょう!
投稿者:楓 (男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴルフ場跡地の管理の仕事で南の島にやってきた親子三人。島に伝わる「魂抜け(貝の中身を一晩かけて引きずり出す儀式)」を偶然目撃してしまった彼らは、すでに失われたはずの過去の遺物たちと遭遇する…。妻を亡くし、その面影を忘れられない夫には妻が、自傷癖を持つ長女には死んだはずの級友が、そしてその小さな弟にはかつて飼っていたのとそっくりの犬が、姿をあらわす。何処までが現実なのか、何処までがここに存在するものなのか。読者も登場人物と一緒に惑わされる。
グロテスクな真正ホラーのなかで、過去を慈しむ描写だけは美しく描かれ、そのギャップが新鮮。ホラーにはこういう手法もあるのかと、感心させられた。
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2002/02/05 13:55
ホラーの新しい形
投稿者:TAIRA(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
第8回、日本ホラー小説大賞受賞作。親子3人で移り住んできた島。そこで出会った老人は、彼らにこう告げる。
「水字貝の中身が抜けるところを見てはいけない。のりうつられるから。そして、思い出に食い殺される」。
しかし、彼らは見てしまう。何かに導かれるように。それから、次々に起こる奇妙な出来事。おかしくなっていく子供達。そして、思い出たちが蘇る。
ホラーという印象は、あまり受けない。そういう点では、本の帯に書かれているようにホラーの新境地なのかもしれない。少々なかだるみぎみで、途中は退屈。しかし、後半は展開が速く、テンポよく読むことが出来る。話自体は、よく考えられていて好きなのだが、もう少しすっきりとした前半部分がほしかった。
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2003/06/07 11:48
ホラーに物語性よりも、感性を求めるひとに。
投稿者:PNU(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い出ぽろぽろなホラー。失業し自己破産した中上健次は、中学生の娘・ルカと、まだ幼い息子・洋一を伴って南海の離島へ赴く。それは廃墟と化したリゾート地の管理人の職を得るためであった。妻の遺骨を散骨した海で起こる奇怪な幻視、そしてリゾートの前任者は〈消えてしまった〉のだという…。
詩のようなリズムの文章は美しいけれど、ちょっと日常描写が長すぎて退屈してしまう。怪奇現象も書き方によってはもっともっと怖くなる余地があったと思われる。描写がアッサリしすぎていて、あまり怖くなくなってしまっているのが残念。ナイーヴなルカは共感できるキャラクターだが、子供らしく無知で愚かで身勝手な洋一の性格には不快感がつのってしまった。
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2001/08/30 22:17
2001/08/26朝刊
投稿者:日本経済新聞(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年の日本ホラー小説大賞受賞作。震災に打ちのめされ、妻と死に別れた上に、友人の借金を保証したために自己破産した中年男性が娘と息子とともに、夏の南の島にやってきた。ありついた仕事は、開発途中で廃虚となったゴルフコースの住み込み管理人。ジャングルの自然に侵されつつある管理棟に住むうちに、家族それぞれが過去の悲惨な記憶を揺り起こされる。呪術(じゅじゅつ)的ともいえる自然描写が冴(さ)える。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001







