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商品説明
ロボットにサッカーをさせようというロボカップについて、さまざまな面から論じた書。人間のサッカーあるいは究極の(神がプレイする)サッカーという視点からロボットやコンピューターを解説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松原 仁
- 略歴
- 〈松原〉1959年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。はこだて未来大学システム情報科学部教授。
〈竹内〉1946年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。電気通信大学情報工学科教授。
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紙の本
現場の熱気が伝わってくるような一冊
2001/07/22 13:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東方綾 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボットにサッカーをさせるというロボカップを、発足の経緯や現状から、今後の夢までをわかりやすく解説したのが本書である。3人の著者は、プロジェクトに初期から関わってきて実機リーグに参加する研究者、シミュレーション・リーグに参加する研究者、そして外側からロボカップに興味を持った人間というそれぞれの立場から、それぞれのロボカップについて語っている。
各ページの下についている連続した写真を見ると、現在の時点では、実機リーグのロボットはサッカーというよりおしくらまんじゅうをしているようだし、シミュレーション・リーグは画面上で点が動いているのが見えるだけのようだ。しかし、試合に勝とうとすることで、ロボットと人工知能の研究がより進んでいくのは間違いないだろう。2050年になったとき、人間と同じようにサッカーを戦うことのできるロボットが、きっとできているにちがいないだろうと想像させられた。私はロボカップとロボコンの違いもわからないくらいだったが、そんな私にも実際に関わっている人々の熱気が伝わってくるような一冊だ。
紙の本
竹内の考察が圧巻
2002/08/23 19:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瀬名秀明 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボカップの中でもいまひとつ地味な印象のシミュレーション・リーグについて、各著者がそれぞれの立場から解説した好著。松原がロボカップ運営委員の立場から手際よく全体を概説し、沼田がジャーナリスト的に思いを巡らす。面白いのは実際にチームを結成して好成績を上げている竹内の文章。「サッカー競技には協調作業が必要である」というロボカップの大前提を根本から問い直し、考察を深めてゆくあたりは圧巻。