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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 40件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:24cm/1冊
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-26502-2

紙の本

蒼い時

著者 エドワード・ゴーリー (著),柴田 元幸 (訳)

人生のすべてがメタファーとして解釈できるわけじゃないぜ。それはいろんな物が途中で脱落するからさ。旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出したというスコットランド旅行での思い出を二匹の...

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蒼い時

税込 1,540 14pt

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商品説明

人生のすべてがメタファーとして解釈できるわけじゃないぜ。それはいろんな物が途中で脱落するからさ。旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出したというスコットランド旅行での思い出を二匹の犬に託して語る、摩訶不思議な物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

エドワード・ゴーリー

略歴
〈ゴーリー〉1925年〜2000年。シカゴ生まれ。ハーヴァード大学でフランス文学を専攻。出版社勤務を経て、63年独立して専業作家となる。著書に「優雅に叱責する自転車」など。

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みんなのレビュー40件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

たそがれに、悪酔い

2007/09/02 09:00

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

薄気味悪い本である。

 まず、最初のページの、「あいしあお 。」に、やられる。
 「あ」の活字の、左三分の一ほどが消えていて、絵の中のおそらくは「Love」であるはずの綴りが「obe」となっているのを見ただけで、神経がクラッとして、具合が悪くなってくる。アナグラムのつもりなのか、パズル的仕掛けなのか、意図はさっぱり分からないが、言葉の意味をまともに提示しようとしていないことだけはよくわかる。
 全ページに出てくる、二匹の異形の動物は、愛なんか少しも語ってはいない。ほとんどのページで互いに向き合っていながら、彼らの四白眼は相手からきっちり視線を外している。同じ姿で、同じ服を着て、似た動きをして、常にそばにありながら、会話は微妙に噛み合わないか、対話に発展せずに行き止まる。
 彼らに二人(二匹?)でいる意味はあるのか。片方が死ぬか消えるかしたら、もう片方はどう感じるのか。もしかすると二人(二匹?)と見えるのは目の錯覚か幻覚で、実は一個体だけの存在なのではないか。

「生きることじゃなくて、生きてもらうことが大事なんだ」

 自他の区別が曖昧すぎて、自分の中に分裂した自我が出来てしまえば、こんなことを口走りたくもなるのではなかろうか。
 彼らはおそらく自由意志ではどこへも行けない存在である。ボートに乗れば、オールは黄昏の空に飲み込まれた影となって飛んでいく。自転車を持ち出せば、足もとはささくれだった山の頂上となり、歩くことすらおぼつかない。せっかく自動車があっても、運転せずに屋根に座り、

「Foodとは?」
「ニューハンプシャーにある小さな町」

などとつぶやいている。彼らは生きてさえいない存在なのかもしれない。食物、食品、養分、あるいは心の糧もしくは餌食となるものが、存在しない小さな町と認識されて済むものならば、自らが生きることはさして重要でもなくなるだろう。だから「生きてもらうことが大事」などという言葉をメモしておこうと思うのだろう。
 自他が曖昧に解け合い自己が分かたれ、どこへも行けず、命の実在感すら失うひととき。
 おそらくは私もそうした時空を体験している。この本を読んで感じる気持ちの悪さは、たしかに覚えのあるものだ。
 これは黄昏だけの現象であるのかもしれない。一日中こんなだったら、生き物として、病んでいる。気持ちが悪い。これはやっぱりゴーリーの絵本なのだ。
 蛇足だが、書店によっては、この本や、「不幸な子供」や「ギャシュリークラムのちびっ子たち」を、愛らしくて毒のない幼児向け絵本と並べて売っている。意図的にそうしているのか、中身を知らずに「絵本だから児童書の棚」と、無邪気に振り分けられているのか。見かけるたびに、店員さんに聞いてみたくなるのだが、聞いたからといってどうなるものでもないと思い、黙って素通りし続けている。
 ちなみにうちの子供たちには、まだ読ませていない。五年生になった長女がそろそろイケるだろうか、と思って見ているのだが、そこらに置いていても、まだ手をのばしてはいないようだ。



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紙の本

不思議な哲学

2002/02/25 17:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カノン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 不思議な言葉の組み合わせ だけどなんだかあたたかい。エドワード・ゴーリーの本は いつも言葉の使い方が面白い。繊細であり大胆でもある 二面性を持った本。

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紙の本

アオイ

2019/06/20 09:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

じっくりゆっくり繰り返し読むと何か感じられるのだろう。ものすごく深いメッセージが込められている気がするえほんである。

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紙の本

観念的で不思議な作品

2016/05/10 15:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

はっきりしたストーリーがあるわけではない。他のゴーリー作品によく見られるような諧謔性が強いわけでもない。でも、なんとなく惹きつけられる作品だった。
全ページ蒼色に満ちていて、タイトルを実感させる。そこにはいつも二匹の垂れ耳の犬(のような動物)がいて、会話を交わしている。その様子がかわいい。ゴーリーの絵を単純にかわいいと感じるのは不思議な気もするが、それでもこの絵本では、実際のところその感想が一番にくる。
雑談のような二匹のやりとりからは、哲学的なものを読み取ることももちろんできるのだろうが、なんとなく素直に楽しんでいたい気持ちにもさせられた。

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紙の本

まあまあ

2013/03/01 13:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カラス - この投稿者のレビュー一覧を見る

まあまあでした

ま、それほど深く考えずに楽しめるかと。ちょっと刺激が足りないですが。

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紙の本

何故だか癒される

2002/07/03 23:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tk92 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 訳がわからない。だけど、何か魅かれる。読んでると、変な気分になる。毎日毎日、理路整然と生きてる必要はない。ばかばかしい本も世の中にはある。それでいいじゃないか。
 毎日毎日同じようなことをして馬鹿馬鹿しいとおもったら、ここにはもっと馬鹿馬鹿しい世界がある。何故だか癒される、そういう本です。

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紙の本

いままでのなかで一番わからない。けれども同時に、いままでで一番「愛らしい」本

2001/11/02 18:16

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:安原顕 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前号の『不幸な子供』に続く新刊である。書名の『蒼い時』(原題は仏語で、L’Heure bleue=黄昏時)、あんまりという気もするが、中身は例によって面白い。柴田元幸の解説も力が入っているので、端折りながら紹介しておこう。
<黄昏どき、我々はしばしば、なんとなく物思いにふけり、我が身の来し方行く末をふり返り、柄にもなく生きることの意味を問い、世界が在ることの神秘に今さらながら驚いてみたりする。早い話、黄昏は人を哲学者にする。/本書もいかにも哲学ふうである。どの絵を見ても、黄昏の穏やかな青に包まれて[この絵本の背景はすべて濃いブルーなのだ]、二匹の犬(か、どうかも実はわからないのだが、まあ狸や狐よりは犬に似ている)が謎めいた、深遠そうな対話を交わしている。/とはいえ。/これはいったいどういう哲学だろうか。/「人生のすべてが メタファーとして解釈できるわけじゃないぜ。/それはいろんな物が 途中で脱落するからさ」「僕は絶対 他人の前で君を侮辱しない。/君の言うことはすべてつながってるってこと 僕はつい忘れてしまう>[これは絵本の中の二匹の犬??たちの会話なのだ] この絵本は、<読者の一人ひとりの想像力、または妄想で隠れた体系を解き明かすしかないが、黄昏どきに我々をしばしば襲う、なんとなく哲学ふうの、いくぶん切ない物憂げな気分を、きわめて快く喚起してくれる本であることは間違いあるまい。実際、ゴーリーの数多い著作のなかで、これだけ素直に快い、絵についていえば時にほとんど「可愛らしい」本というのは、かなり珍しいのではないだろうか。> 一説によれば、本作は、旅行になど何の興味もないゴーリーが、珍しくスコットランドへ旅したときの体験に基づいたものだという。ちなみにゴーリーが「行ってもいい」と思った場所は三か所あり、1、京都、竜安寺の石庭、2、「怪物の庭園」として知られるイタリアのボマルツォの庭園(マンディアルグ『ボマルツォの怪物』澁澤龍彦訳が、河出文庫にある)、3、ミケランジェロ設計のフィレンツェのラウンレツィアーナ図書館の次の間なのだそうだ。<ゴーリーの翻訳もこれで5冊目だが、訳がわからないという点では、いままでのなかでこれが一番わからない。けれども同時に、これはいままでで一番「愛らしい」本でもある。パラパラ見ていると、不思議に心がなごむし、しかもこの効用はけっこう長持ちする>。いつものような怖さ、不気味さがない分、ぼくとしては多少不満だが、たしかに、これはこれで相当奇妙な本ではある。

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2004/10/02 02:40

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2005/09/29 13:58

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2005/12/29 21:45

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2006/06/11 18:29

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2007/05/30 10:38

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2008/04/03 21:29

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