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紙の本
彼らの明日
2002/09/12 23:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:神月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の少年と少女であったホーリィとゴースト。ひょんなきっかけから、悪でもなく正義でもないという「犯罪者」になってしまった二人と、それを指示する者の物語。
本人達があまり深く考えず、気負わず大犯罪をやってのけるトコロが痛快。
ケンカをしながらも、お互いが何となく必要だと思うようになる二人はとても人間的だ。
指示を下す包帯イタチの口調やキャラクターもまた面白い。
ブギーポップは相変わらずわき役のような存在であるが、それもまた良いのかもしれない。
最近のこのシリーズは、ブギーポップのみならずそれに関わる「人間」達の物語をクローズアップして描くようになっているような気がする。
主役であるブギーポップがなまじ人間的とは言い難いため、そうすることで物語の深みが増していっているようでとても良い。
ラストのシーンは映画のように印象的で素敵だった。
何とは言えない空虚と、脱力感と、そして爽快感を残して去る二人はとても「ホーリィ&ゴースト」らしい。
この先の二人も、ずっとこんな感じなんだろうなと思うと何だか楽しくなってしまった。
紙の本
3人の人間の人生
2001/11/25 23:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:furu - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話は、ホーリィ&ゴーストと名乗る正義に従順でもない若いカップルなこの二人に、命令を下した人物の人生、いや、物語を書いているような気がする。
訳の分からないことを言ったがそれよりもブギーポップはホーリィ&ゴースト二人を引き立てるためのおだて役で、この本の主役はこの二人ではないかなんて、思ったりもしている。最近のブギーポップは、そんな役でばっかりだなぁ、もっとブギーポップを、主役にたてた話も読みたかったりもする。
紙の本
俺達に明日は……?
2001/09/10 18:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沙月美亜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
でっかいことをやってのけ、光の下を軽やかに駆け抜けた悪党たちの物語でした。
何かわだかまっている事がある。が、踏み出せない人々の背中を押す“世紀の大悪党”、そして彼に導かれるまま、痛快とも思える勢いで犯罪を成功させていく悪党たち。どんどん膨らんでいく話に戸惑いながらも、彼らは進んで行く。
果たして読者が彼らと駆け抜けた果てにあるものは落胆か、後悔か、憤怒か、はたまた清涼感か。
ある意味健全過ぎるほど健全な物語でした。
そして、読み終えた方は「自殺したサルの物語」について調べてみるといいかもしれないし、そうでないかもしれません。