- 出版社:双葉社
- サイズ:21cm/278p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-575-29284-2
怪奇大作戦大全
荻野 友大 (編), 白石 雅彦 (編), なかの 陽 (編), 円谷プロダクション (監修)
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- 税込価格:2,100円(60pt)
- 発行年月:2001.9
- 発送可能日:購入できません
- 本
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商品説明- 「怪奇大作戦大全」
円谷プロが「ウルトラセブン」の後に送り出した傑作特撮ドラマ「怪奇大作戦」を様々な角度から検証する。ホラーの枠を越えためくるめく映像美の世界に、豊富な資料や、出演者・スタッフのインタビューなどから迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「怪奇大作戦大全」
荻野 友大
- 略歴
- 〈荻野〉1966年生まれ。クリエイト集団「アプレ」所属のフリープロデューサー兼ディレクター。
〈白石〉1961年秋田県生まれ。様々な職を経て現在に至る。日本放送作家協会員。
関連キーワード- 「怪奇大作戦大全」
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2001/10/10 18:15
「怪奇大作戦大全」
投稿者:新田隆男(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年四度目の映画化となった『エコエコアザラク』(加藤夏希主演)にはどうしても違和感があった。「黒井ミサが魔女だ」ということになり、現代の日本において魔女狩りが起こる、という設定に無理がありすぎる。何故、日本で何のメタファーもない、そのものズバリの魔女狩りが起きるのか? 『怪奇大作戦』を振り返って、最も感心するのはその点だ。
例えばハマーフィルム的な吸血鬼を出しながらも、違和感なく成立させてしまう(血を吸う設定はOKだが、コウモリに変身させたりはしない、微妙なルールの正確さ)、あるいは人を殺すフランス人形を描くかと思えば、落武者の怨霊も描くバランス感覚。高度経済成長期、日本が経済的な繁栄も含め、何もかも可能と思われた時代に、『怪奇大作戦』は「戦争」へ帰り、「戦後」を考え、そして同時に日本的なものとは何か、を真剣に考えていたように思う。
実際、このシリーズには、旧帝国軍の実験や極秘裏に開発された兵器の話題がしばしば繰り出されるし、「24年目の復讐」という、まさに戦後何年かをカウントダウンした作品まであるのだ。岸田森扮する主人公・牧の姉が第二時大戦中に米軍戦闘機の機銃掃射で死んだというエピソードも放り込まれている。昭和40年代の日本でしか生まれ得なかった快作テレビ・シリーズ、それが『怪奇大作戦』である。正義と科学、というテーマが明解に打ち出されているので、案外目立たないが、ここで試されている方法論は今でも応用可能なのだ。
このシリーズに影響されたという高橋洋氏は、『リング0〜バースデイ』の中で、日本の風土に合わせた魔女狩りを見事に展開していた(「魔女」という言葉を使わずに、である)。ありとあらゆる資料に、関係者インタビューまで収録した愛蔵版である本書。日本の特撮映画、怪奇映画、そしてホラー映画を作る鍵、未来への指針はすべてこの中にある。
(新田隆男・エンタメ探偵 2001.10.11)







