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ダイアナと大きなサイ

  • 出版社:こぐま社
  • サイズ:20×25cm/1冊
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:4-7721-0160-8

ダイアナと大きなサイ

エドワード・アーディゾーニ (作), あべ きみこ (訳)

  • 全体の評価 52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,26036pt
  • 発行年月:2001.10
  • 発送可能日:7~21日
  • 絵本

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商品説明- 「ダイアナと大きなサイ」

ある日、かぜをひいた、大きなサイがダイアナの家にやって来た! 一人看病をするダイアナ。その日から、サイは庭で暮らし始めます。変わらない絆で結ばれたサイと女の子の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「ダイアナと大きなサイ」

エドワード・アーディゾーニ

略歴
〈アーディゾーニ〉1900〜79年。イギリスを代表する絵本作家。ロイヤル・アカデミー会員。「チムとゆうかんなせんちょうさん」をはじめ、数多くの作品を残している。

ユーザーレビュー- 「ダイアナと大きなサイ」

全体の評価
5.0
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2002/07/23 13:57

もののわかったサイと子どもたち。

投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日突然やってきたサイともののわかった子どもであるダイアナのお
話です。

ある冬の夕方。ジョーンズさん一家は、居間でくつろいでいました。す
ると突然、ドアから大きなサイが頭をつきだしたのです。ジョーンズさ
んは真っ青になってソファの後ろに隠れました。奥さんは気を失ってし
まいました。

ただひとり、もののわかった子どもだったダイアナは、このサイが風邪
をひいているのに気がついて、看病してやったのです。けれども、
ジョーンズさんはサイを追い出すべく電話をかけ、やがて銃をもった動
物園の人がやってきます。サイを射殺するというのです。ダイアナは、
サイの前に立ちふさがりました。…

ある日とつぜんサイがあらわれる…という荒唐無稽なお話ながら、それ
をとても自然に受け入れられる絵本です。それはなんといっても、ダイ
アナが「もののわかった子ども」だったからです。「もののわかった子
ども」は、サイが風邪をひいているのも、バターつきトーストが大好物
なのも、知っているのです。

アーディゾーニのやわらかな光をたっぷり感じられる絵が、ふしぎな存
在感のあるサイと「もののわかった子ども」を描きます。ジョーンズさ
んもおくさんも、周りのおとなたちは、サイをいまいましく思うばか
り。「もののわかっている」のは、子どもたちだけです。

時はゆるゆると流れ、ダイアナは「もののわかった」おとなになってい
きます。それでもやっぱりジョーンズさんは、「もののわからない」お
となのまま。もののわかる、わからないの分かれ目はいったいどこだっ
たのでしょうね?

ゆるやかな時の流れと、満ち足りた幸福感にあふれる1冊です。

【B◎◎KRACK】 No.140 2002/07/10発行


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2001/11/13 17:40

アーディゾーニのやわらかく、暖かい絵がやさしく語りかけ、長い時の流れを、ゆっくりとあじあわせてくれる

投稿者:作務(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

アーディゾーニのやわらかく、暖かい絵がやさしく語りかけ、長い時の流れを、ゆっくりとあじあわせてくれます。

ある冬の夕方、リッチモンド町のダイアナの家に、突然大きなサイがやってきます。おかあさんは気を失い、お父さんはあわててソファーの後ろにかくれます。けれども、ダイアナは、サイが風邪を引いているのを見ると、風邪薬をひとびんと、咳止めをふたびん、熱さましを200粒のませます。いくぶん気分の良くなったサイに、暖炉であぶった、バターつきトーストを食べさせます。銃を持った動物園の人がやってきますが、ダイアナは「もしうつんなら、わたしも一緒に死ぬことになるわ」とサイの前に立ち、とうとう庭の物置で飼うことになります。ダイアナがふくよかな中年の婦人になっても、サイとダイアナはずーっと一緒に暮らします。やがて、サイは歳をとりぶあつい皮にはしわがより、色も白っぽくなりました。ダイアナもたいへん歳をとりました。古い家に二人きりになりましたが、寂しくはありませんでした。暖炉の前でバターつきトーストを焼いていると、とても幸せな気持ちになります。そして夜遅く、クイーンズ通りの並木道を静かに散歩します。

「ダイアナは、もののわかった子どもで、サイのことなら何でも知っていました。」えーっどうして?サイがバターつきトーストを食べるだって!それにサイってそんなに長生きするの?水の無いところでもくらせるの?なんてことは、全然考えず、すべてがそういうものだと思えてしまいます。
訳者は昨年の秋、この本の原画ひとそろいと、イギリスで出会ったそうです。そして、絵本として、もう一度向き合い、何度もよみかえしたとか。
この時の流れと、気負いもなく自然に、ひとつのものを愛し続ける想いを、感じとれるのはちょっとロマンチックな少女(もちろん少年も)とおとなでしょうか。

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