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盤上の敵(講談社ノベルス)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社ノベルス
  • サイズ:18cm/250p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-182215-2
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盤上の敵 (講談社ノベルス)

著者 北村 薫 (著)

自宅に殺人犯が籠城、妻が人質に!? 警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継する中、末永純一は唯一人、犯人との取引に挑む。盤上の敵との争いは緊迫のうちに進み、そして取引...

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盤上の敵 (講談社ノベルス)

842(税込)

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商品説明

自宅に殺人犯が籠城、妻が人質に!? 警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継する中、末永純一は唯一人、犯人との取引に挑む。盤上の敵との争いは緊迫のうちに進み、そして取引は震驚の終盤を迎える…。99年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

北村 薫

略歴
〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。覆面作家として「空飛ぶ馬」でデビュー。「夜の蟬」で第44回日本推理作家協会賞を受賞。著書に「リセット」など。

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みんなのレビュー9件

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評価内訳

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  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)

スピーディな展開が、スリリング。

2001/11/21 12:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:セツナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 散弾銃に興味を示す、怪しげな青年の登場から始まり、スリリングな雰囲気が高まったところで、いきなり平穏な書店員の失敗談に話が移り、テレビディレクターの話に変る。じらしにじらされて、冒頭の50ページはもどかしくて仕方がない。
 しかし、黒のキング、白のキング、白のクイーンと、時系列がバラバラなら統一性もない個別の話ですが、徐々に一つの事件へとまとまって行く。そして、それは各章の題名が示しています。が、第二章に入るまでまったく気が付かなかった(アホ)。
 けど、その後、白のキングとなる末永が帰宅することで、遂に話が一つになって、凄い緊迫感を持って物語りが展開する。報道に携わる者としてのマスメディアとしての信念。妻を人質に取られた夫として、妻を助ける為に警察を欺こうとする熱意。この錯綜する緊張感が溜まりません。
 ≪ミステリのあるタイプ≫に対するオマージュとして書いたという当作品。が、それが、どんなタイプなのか良くわからなかった。それについては、ご自身の目で確かめて頂きたい。

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2013/04/14 22:51

投稿元:ブクログ

 我が家に向かって車を走らせていたテレビ局員・末永純一は突然の光景に愕然とする。なぜ我が家が警察に取り囲まれているのだ!?まさか妻・友貴子の身に何かあったのか?いてもたってもいられず、我が家に電話をすると、出たのは知らない男。猟銃を持って友貴子を人質にとって立てこもったが、警察のせいで逃げられずに膠着状態なのだという。どうしても友貴子を助け出したい末永は、犯人と取引をすることにした。

 初めてこの人の作品をおもしろいと思った(爆)。妻を助け出したいはずなのに、勝手に犯人と接触し、テレビ中継に協力し、警察の方針にも従わない。そしてところどころにはさまる少女のエピソードも合わせて、これは主人公の方に何か謎があるのだというのは早々に検討がつくが、それが何なのかがわからず、気になってぐいぐい読み進んだ。見事に騙され、トリックにはなるほどと思ったが、いくら不幸な過去があってもそれは神には許されないと思うし、そこまでかばう程の人物にも思えなかったし、兵頭三季の一連の行動・心情も不可解なことが多いのは腑に落ちなかった。

ちなみにタイトル、表紙の絵共にチェスを連想させるが、チェスは全く出てこない。(タイトルはエラリー・クイーン原案、シオドア・スタージョン作の『盤面の敵』に由来するらしい。)

2006/10/23 09:06

投稿元:ブクログ

好きな作家・・・といいつつ、久しぶりに手に取りました。といっても、この本は以前から読みたかった物。 “ノベルズ版の為の前書き”として、作者の言葉で『物語を読むことによって慰めを得たり、安らかな心を得たいという方には、この本は不向きです』とあったので、一瞬躊躇したのですが、読み始めたら止まりませんでした。 ラストは賛否両論あると思います。 ただ、私は(現実の世界では、許されることでは無いけれども)物語の中でなら、この夫婦の行為は許されても良い気がしました。

2006/06/16 16:20

投稿元:ブクログ

作りは精巧。だけれどこの人は女性の内面を描くのがうますぎて、感情移入していると痛い目にあう。底無しの、意味のない悪意に当てられて薄ら寒くなった。

2009/08/16 10:33

投稿元:ブクログ

祝直木賞受賞。そして、北村さんの本初めて読みました。ちょっと食わず嫌いだったかも。そんな方ぜひどうぞ。

2010/12/31 00:47

投稿元:ブクログ

いつも穏やかで温かい作風の北村薫とは違った、悪意が世界観を蹂躙する一冊。そんな世界観の中でも北村薫らしい、人の温かさや凛とした姿が失われずにきちんと残っていたのでほっとしました。
「小説に安らぎや安心を求める人は読まないでください」という趣旨の前書きがありましたが、私は読後にやさしさが残る作品だと思います。

ミステリーとしての構成も好きで、中盤戦後半からのシナリオ展開はかなり意表をつかれました。

2012/09/06 00:47

投稿元:ブクログ

『盤上の敵』いいタイトルだ。

番組制作会社のTVディレクター末永は帰宅途中、自宅周辺に集まるパトカーを目撃する。携帯を片手に家に連絡を入れると知らない男の声が。殺人犯がライフルを片手に我が家に籠城している。この状況で妻を救うためにはどうすればいいか。殺人犯、警察、そしてTV局をも巻き込んだ末永の勝負が始まる。

登場人物をチェスの駒になぞらえるアイディアが効いていて痺れた。
白熱し、勝負あり!と思われたゲームが意外なところで何度もひっくり返され決着がわからない緊張感。伏線も人物描写も丁寧で、犯人が籠城にいたるまでの経過までもが説得力を持って書かれている。
ただそれだけに物語に登場する純然たる悪意には重苦しい気分になるのも確かだ。目を背けたくなるような事柄を直接的に描かないのは、北村さんの品と優しさと筆の巧さだろうが、だからこそのリアリティというものもある。
小説には珍しい前書きにも書かれていたが、通常の北村作品を期待される方には少し趣が違う本のようである。それさえ了承できれば、エンタテインメントの面白さがギュッと詰まった良作だと思う。

2015/06/05 21:25

投稿元:ブクログ

事件は非常に面白い。
文章か雰囲気かは分かりませんが、気分は全く合わず。
なかなか読み進めることができなかった。

2013/07/06 11:44

投稿元:ブクログ

※【以下ネタバレ】ネタバレ注意。

自宅に殺人犯が籠城し、妻が人質になる。夫は妻を救うために犯人と取引を進めていくというストーリー。
主人公である夫と妻、犯人をチェスの駒に見立てた章立てがなされており、黒のキングである犯人の行動を皮切りに、白のキングである主人公の現在の行動と、白のクイーンである妻の回想が交互に描かれてストーリーは進んでいきます。
本章に入る前にまえがきとして、「今、物語によって慰めを得たり、安らかな心を得たいという方には、このお話は不向きです。」という注意書きがあるように、妻の回想シーンは不気味さと胸糞悪さの残る話となっています。

チェスでは自陣と同様の駒が敵陣にも配置されています。同じように、この物語でも、はじめは見えてこないものの、敵陣にもキングのほかにクイーンがいるのでした。そのクイーンが現在の中に姿をあらわしはじめるとともに、物語は山場を迎えます。そして、訪れるチェックメイト。


【以下ネタバレ注意】


時系列に並べると、学生時代の妻が黒のクイーンである兵頭と出会い、恐ろしい仕打ちを受ける。妻が主人公と結婚し幸せな生活を送っているところに兵頭の影が忍び寄る。妻が家に脅迫しにきた兵頭を殺害。そこに夫が帰宅。夫は放心している妻をホテルに運び、後始末をしに家に戻ると、家には犯人が立て籠もっていた。犯人は兵頭を主人公の妻と勘違いしている。
この絶妙な配置にある駒を、どうチェックメイトまでもっていくか-。
そして主人公が動き始めます。

これを言ったら何も始まりませんが、この神がかり的なタイミングの設定に、近隣に住む友人が同じ型の車を持っていることなど、ちょっと話に無理があるかなーと思ってしまいました。
加えて、不合理な暴力が絡む話は不快になるので、あまり得意ではないのが、個人的に本書を高く評価することができない要因だろうとも思っています。