サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

ブックオフ宅本便ポイント増量キャンペーン ~4/15

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 4 17件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/10/19
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春新書
  • サイズ:18cm/204p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-660200-4
新書

紙の本

歴史人口学で見た日本 (文春新書)

著者 速水 融 (著)

歴史人口学で見た日本 (文春新書)

税込 748 6pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー17件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

パイオニアの挑戦は終わらない

2001/11/02 11:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どんな分野でもそうだと思うけど、何かを初めにやった人、つまりパイオニアって圧倒的な存在感を持ってる。たとえば、歴史人口学っていう学問を初めて日本に持ち込んで広めた速水さんが書いたこの本を手にとってみよう。何よりもまず裏表紙にある速水さんの顔写真に目が留まるはずだ。この不敵な面構えはパイオニアならではのものだし、パイオニアだから許されるものだ。表紙をめくると、速水さんは自分が辿ってきた学問人生を語りだす。それは日本の歴史人口学の歴史とほとんど重なり合うけど、こんなこともパイオニアならではなんだろう。そして、歴史人口学とは何か、どんな意義があるか、何を明らかにしてきたか、これからの課題は何か、といった問題が論じられる。
 この本のメリットは次の三点だ。第一、歴史人口学を知ってる人(多くないと思うけど)も知らない人も十分に楽しめること。速水さんが歴史人口学に出会ったきっかけは、不埒な動機で出かけたポルトガル留学に失敗し、これまた不埒な動機でベルギーに留学先を代えてまた失敗し、かなり落ち込んでたときに出会った一冊の本だった。そのあと帰国した速水さんは、日本にある資料にあわせた利用法を考案するけど、そのヒントは鉄道時刻表にあった。速水さんが最初に利用した資料である諏訪地方の宗門改帳は明治維新後の焼却処分をくぐりぬけた燃え残りだった。こんな興味深いエピソードに満ち溢れてるのもパイオニアが書いた本だからだろうし、パイオニアだって失敗と幸運のなかで進んできたって知ることはパイオニアじゃない(僕みたいな)人間を勇気付けてくれる。
 第二、もちろん単なるエピソード集や回顧談じゃなく、歴史人口学のわかりやすい入門書っていう性格も併せ持つこと。歴史人口学っていうのは、資料(日本でいえば江戸時代の宗門改帳や明治維新後の国勢調査)を用いて、人口や家族構成がどう変化したかを調べる学問だ。これだけ聞くと「だから何なんだ」っていわれそうだけど、たとえば、家族の規模が変化したとしたら、その背景には家族の機能をめぐる意識の変化があったかもしれない。つまり、歴史人口学を使えば、あまり記録が残ってない庶民の生活や意識に対して、ちゃんとした資料にもとづいて科学的に接近できるのだ。
 第三、歴史人口学の成果にもとづいて、おもに江戸時代について、いくつかの興味深い仮説を紹介したこと。たとえば、大都市は農村から人々をひきつけるけど死亡率が高い「アリ地獄」だった。諏訪地方では、新しい農業技術が広まる速度は年二百メートルだった。濃尾地方では家畜の数が減少して仕事の強度が上がったけど、人々は「労働は美徳」という道徳を導入することによってこの事態を乗り切った。近くに大都市がない地方の地主は分家できず、二三男に不満がたまり、明治維新につながった。家族のあり方から推定すると、かつて日本には三つの文化圏(東北、中央、西南)が並存してた、などなど。
 もちろんこの本に不満がないわけじゃない。宗門改帳をはじめとする資料から得られるのはデータ、つまり事実の束だ。だから、速水さんがいうように「これをどう解釈するかということが問題になる」(七五ページ)し、もっといえば解釈が正しいってことを証明する必要がある。でも、この本を読んでも、この正しさを証明する方法はわからない。たとえば、諏訪地方では一七世紀から人口が激増するけど、速水さんはその原因を徳川幕府の兵農分離政策に求める。これによって都市ができ、農産物に対する需要が高まり、もっとも効率的な農業経営形態として家族経営が広まり、家族の規模が小さくなり、結婚率が上がり、出生率が上がったっていう解釈だ。これって説得的だけど、間違ってるかもしれない。歴史にかかわる解釈の正しさって相対的なものなんだろうか。[小田中直樹]

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

近代の統計以前の人口調査

2022/07/23 09:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

近代になって統計が取られ始める前の人口について宗門改帳を利用して迫っている。マクロの調査では江戸時代初めに人口が増大し以降幕末まで停滞していたとされるが宗門改帳を利用することでミクロの視点から停滞と従来言われてた時期もダイナミックな変動があったことがわかる。農村の人口増加が都市に吸われるが都市は死亡率が高いため全体としては平衡状態だったり、平時は人口が増加していくが飢饉などで急減する時期がありノコギリ型の変化になっていたり、江戸時代初めの人口増大期に大家族から核家族(プラス祖父母)といった世帯人数の減少があったりなど興味深い。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

手堅い推論

2022/04/02 19:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭部分は、私的な研究史的な話なので「あれっこれは外れ本かな」と危惧したが、本題に入って俄然面白くなった。歴史学者や歴史小説家にありがちな、都合の良い資料だけを表に出して自説を主張してゆく というところがなく、資料をもとにした手堅い推論で話が進んでゆく ところが本書の特長である。単なる一読者としては、江戸時代の食料事情 明治以降の伝染病 にもう少し言及してほしかった。それから後藤新平の業績に改めて感心した。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

宗門改帳にみる江戸時代の村落の姿

2001/12/03 20:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本における歴史人口学の祖である著者による、歴史人口学とのなれそめをまじえた、歴史人口学の方法論・成果についての入門書です。
 歴史人口学では、遺存する(ヨーロッパでは)教区簿冊や(日本では)宗門改帳などの、住人の家族構成や冠婚葬祭を記録した史料を用います。それにより人口の推移や家族構成の変化、年齢分布の変化などから、当時の民衆のありさまを浮き彫りにしようというわけです。

 そんな研究からは、いろいろと興味深い結果が出ています。江戸時代には人口が変らなかったという全人口統計だけからの解釈の過ち、労働集約性が強まるにつれ大家族主義から核家族へと変化した農村、「江戸っ子は三代も持たない」という都市の死亡率の高さと流入人口の重要性、畜力利用が減少した最大の理由としての開墾の完了、小作農は流出し絶家し地主は分家を増やしトータルでは安定する、平均初婚年齢の意外な高さ、離婚の多さなどなど。農村の生きた姿が見えてきます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

2001/10/28朝刊

2001/11/06 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 江戸時代の「宗門改帳」は、人口や家族の状況がわかり、日本の人口史料として貴重だ。例えば、諏訪藩の宗門改帳から、十七世紀に幾つかの世帯が共に暮らしていた合同家族が直系家族や核家族に分裂し、結婚率が上がった結果、人口が急激に増えたことがわかる。美濃地方の家族を復元すると、平均初婚年齢は男二十八歳、女二十歳、結婚後一—三年で離婚する夫婦が多いことも判明した。人口学を応用した歴史分析。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/03/29 20:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/02/12 23:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/04/13 22:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/02/11 01:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/03/18 06:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/06/10 07:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/09/16 13:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/04/20 10:31

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/11/08 03:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2021/07/22 21:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。