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ソフトウェア職人気質 人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード

ソフトウェア職人気質 人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード (Professional computing series)

ピート・マクブリーン (著), 村上 雅章 (訳)

  • 全体の評価 3.53件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:2,41569pt
  • 発行年月:2002.3
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「ソフトウェア職人気質 人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード」

ソフトウェア工学という考え方が生まれた背景を分析し、こういった工学的手法が現代のアプリケーション開発に成功をもたらしにくい理由を明解に述べる。職人気質をキーワードに人を育て、システム開発を成功に導く方法を解説。【「TRC MARC」の商品解説】

関連キーワード- 「ソフトウェア職人気質 人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード」

ユーザーレビュー- 「ソフトウェア職人気質 人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード」

全体の評価
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2002/05/12 21:28

ソフトウェア工学に替わる新しいソフトウェア作法

投稿者:淳一(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ソフトウェア工学が日頃のソフトウェア開発の実情とマッチしないのは何故な
のか。それはソフトウェア工学が真価を発揮する分野はミッションクリティカ
ルなソフトウェア開発などごく一部のソフトウェア開発だけであり、デスクトッ
プアプリケーションなど「バグの多いとされる」アプリケーションの開発スタ
イルとは全く馴染まないからなのだ。では通常のアプリケーション開発の場合
はどうすればよいのか、それに対する解答が、本書が提唱するところの「ソフ
トウェア職人気質」だという。

基本的にソフトウェア職人気質は、ソフトウェア開発者は交換不可能な「職人」
であるという立場に立つ。この考え方は多いに賛成できる。本書によると、小
規模なソフトウェア開発は有能な職人のもと、ジャーニーマン、アプレンティ
ス(弟子)という小規模なグループによる徒弟制度で開発すべきである、とのこ
と。しかも開発と学習(技能の伝承)が同時に行なわれるのがベストな姿だそう
である。

少々気になったのは「ソフトウェア職人気質」という訳語。Software
Engineering (ソフトウェア工学)に対する Software Craftsmanship をこう訳
しているのだが、ちょっと違和感を感じる。同じく重要なキーワードとして
「十分によいソフトウェア」という言葉が多用されていて、これは「十分によ
い、けれどもバグが多い」というソフトウェアを表す言葉として使われている。
残念なことに原著での表現が示されていないので詳しくは評価できないものの、
これでは悪い意味のニュアンスが消えてしまっていて文意が取りづらくなって
いることが、やや残念。

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2002/06/19 18:15

2002/06/03

投稿者:日経コンピュータ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スペースシャトルの設計とワープロ・ソフトの開発は違う。当たり前のように思うかもしれないが,これらを一緒くたに扱ってきたのが従来のソフトウエア工学だった,と著者は喝破する。代わって著者はソフトウエア職人気質という“思想”を提示し,生産性向上のための新たなシステムと人材育成手法を示唆する。
 従来のソフトウエア工学は,ソフトウエアを「工業生産物」としてとらえてきた。その開発は「工場内の流れ作業」であり,「いくらでも代替可能な開発者が定量的に投下できる」と見なしていた。重んじられるのは開発者よりも管理者であり,経験や熟練よりも資格の有無であった。
 宇宙開発や軍事開発など,国家的な巨大プロジェクトでは,従来のソフトウエア工学の手法は有効だった。そもそも,巨大プロジェクトにおける必要性からソフトウエア工学が誕生したのであるから,当然といえば当然である。
 しかし,その手法が商用ソフトウエアに適用されると様相が一変してしまう。
 人員は膨らみ,コストがかさむ。その一方で,ソフトウエアには「クール」な機能が次々と付け加えられていく。機能が飽和状態となり,明らかに使いにくいものであっても,悪いのはそれを使いこなせない「間抜けなユーザー(lusers)」ということにされてしまう。開発に人員が過剰に投下されながらも,保守はないがしろにされるため,ますますこんがらがったソフトウエアが出来上がっていく—著者は従来のソフトウエア工学の問題点をこのように描く。
 こうした現状を踏まえて,ソフトウエア工学そのものの変革を唱えているのが本書である。
 まず,従来のソフトウエア工学的なメタファから「職人気質」というメタファに切り替えよ,と筆者は主張する。顔の見えないソフトウエア開発者より,自分の「作品」に責任を持つソフトウエア職人を重んじたほうが,結果として生産性の向上につながると説く。後継者育成という観点においても,「職人的な徒弟制度の方が,従来の学校や資格制度よりも有効」と指摘する。
 職人気質や徒弟制度と言うと,いかにも前時代的な考え方に聞こえる。「工芸品を作るのには適しているのかもしれないが,近代的な生産物を作るのにはあまりにアナクロな発想だ」。だれもがまずそう考えるだろう。
 しかし,そのとき我々は「ソフトウエアとは工業生産物である」という観念に知らず知らずのうちにとらわれてしまっているのではないか。そうした意味で著者の主張は新鮮だ。
 著者は職人気質のメリットとして,「自分で考え,個人あるいは少人数グループで理解可能な“作品”を作り出すから,ユーザーとの乖離かいりがないこと」や,「ソフトウエアにクレジットを入れることによって,仕事に対して責任が持てるようになること」などを挙げる。
 後継者育成についても,「アプレンティス(弟子)」,「ジャーニーマン(一般職人)」,「熟練職人」といった徒弟制度のメタファを提示して言及している。このメタファからは,ソフトウエア工学が長年見捨てようとしてきた熟練の「技」を再発見できる。
Copyright (c)1998-2001 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2002/04/01 21:47

目次・内容紹介

投稿者:bk1(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

さまざまなソフトウェア開発方法論が提案されているが、本当に大事なのは、人であるということを本書では強調している。ソフトウェアの開発には決定的な方法や特効薬というものは無くて、優秀なプログラマを高給で雇い、小さくて緊密なチームを作り上げるのが重要である。いろいろな方法論や新規のツールに惑わされることなく、地道な鍛錬が必要である。『人月の神話』と同様に、反対意見などが出てくるのは必至の新しい視点を提供している。

第1部 ソフトウェア工学に対する疑問
第1章 ソフトウェア工学とは?
第2章 ソフトウェア工学の問題
第3章 ソフトウェア開発を理解する
第4章 ソフトウェア工学よりも優れたメタファを探る
第2部 ソフトウェア職人気質
第5章 ソフトウェア開発に人を呼び戻す
第6章 資格制度の対極に位置する職人気質
第3部 ソフトウェア職人気質がもたらすもの
第7章 職人気質がシステムのユーザにもたらす変化
第8章 顧客と職人の関係
第9章 職人の管理
第10章 ソフトウェア職人になる
第11章 技芸の熟達
第12章 アプレンティス
第13章 ジャーニーマン
第4部  ソフトウェア工学の位置づけを再評価する
第14章 ソフトウェア工学に則ったプロジェクト
第15章 ソフトウェア工学メタファの危険性
第16章 ソフトウェア工学からの教訓
第5部 土壇場になって行うこと
第17章 経験----プロジェクトを成功させる秘訣
第18章 テストと保守のための設計
第19章 永続的な学習

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