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拉致 知られざる金大中事件

  • 出版社:新潮社
  • サイズ:16cm/425p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-122131-6

拉致 知られざる金大中事件 (新潮文庫)

中薗 英助 (著)

  • 全体の評価 3.52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:62017pt
  • 発行年月:2002.4
  • 発送可能日:購入できません

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ユーザーレビュー- 「拉致 知られざる金大中事件」

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/08/22 21:49

もうひとつの拉致事件の裏事実に戦慄が走った。

投稿者:佐々木 昇(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小説とはいえ、実際に起きた事件を基に書かれたものだけに、フィクションを読んでいるかのような錯覚を覚えるものだった。
 「金大中氏拉致事件」が起きた時、大学進学のための夏の補習が忙しく、関心は極めて低かったが、東京のホテルから韓国の秘密機関が金大中氏を連れさったというのだけは覚えている。ソウル駐在経験があり、金大中氏と親交のあったテレビ局のニュースキャスターが国際電話でインタビューをしているのを見て、そのインタビューが日本語でなされているのが妙に印象に残っている。そのインタビューに答えていた人が日本に来て拉致されたというが、なにが一体、どうなっているのかが理解できなかった。
 日韓の政府交渉で事件の真相はいまだ闇に閉ざされている、ようである。
アメリカ軍やCIAの介入があったのか、無かったのか、それも分からない。
 東京オリンピック、大阪万博と景気は拡大傾向にあり、日本が戦争に負けたという事実は忘れ去られ、前進あるのみだった。そんな中での事件は日韓両政府にとっても、アメリカ政府にしても、共産諸国との冷戦のさなか、やっかいな身内内部の事件だったと思う。
 事件のあったホテルに行く機会が何度かあったが、東京都心の真中で、可及的速やかに「拉致」という処理が行われたことに驚きを隠せない。
 北朝鮮の工作員はソ連が仕立てたそうであるが、さしずめ、韓国の秘密機関の工作員の歴史はやはり、日本の中野学校であり憲兵隊であろうか。
 フィクションと思って読み始めたが、著者の「後記」や麻生 幾氏の「解説」を読んでいたら、ノンフィクションまがいの話が出てきて、背筋がぞっとするものだった。もしかしたら、この作品は著者自身が自らの身辺の安全を考えて、故意に小説仕立にしたのではないのかと。
 韓国民主化の象徴として大統領になった金大中氏であるが、氏自身の大統領在任中、大統領の秘密機関が盗聴などの監視を行っていたというニュースが流れた。
 複雑怪奇な政治構成の韓国の姿を見た思いだったが、「郵政解散」で刺客がどうのこうのと騒いでいる永田町を見て、本当の刺客を送り込むことができる韓国の秘密機関はさぞかし笑っていることだろう。
 スパイ天国日本といわれるが、やはり、日本は平和ボケしている。

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2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/04/29 00:22

韓国はほんの隣なのになぞに包まれている

投稿者:りさこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

私がこの本を購入した日、中薗英助氏の死去が発表された。
その偶然にちょっと怖くなった。

金大中氏が日本から突然いなくなったことは知っていた。
そのとき母がやけに興奮して騒いでいたから。しかしそのとき私は全然関心がなかった。私が子供過ぎたということもあるし、世界の中の日本、韓国の隣国としての日本という立場を全然理解していなかったからだ。

この物語は、事実と創作を取り混ぜて作ってある。
つまり全部が真実ではない。
しかし何も知らないよりは輪郭が見えてくる程度に分かってくるだろう。
金大中氏はいまは韓国の大統領に収まっているけれど、これほど苦労しているとは。苦労の輪郭も見てくる。
もっと知りたいという人は韓国の文化や政治も勉強してみるといいのではないでしょうか。ワールドカップもあることだし。韓国という国を知る取っかかりになることでしょう。私は今NHKでハングル講座を見てハングルを勉強しております。

読み終わって私が一番に感じたこと。
韓国はやることが過激。日本人は平和ぼけしている。
ってことでした。
映画も見てみよっと。

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