- 出版社:光風社出版
- サイズ:16cm/305p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-415-08834-1
リムレスの空 (クリスタル文庫 魚住くんシリーズ)
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(4件のユーザーレビュー)
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- 税込価格:520円(14pt)
- 発行年月:2002.5
- 発送可能日:購入できません
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ユーザーレビュー- 「リムレスの空」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/01/09 02:38
この物語が終わるまでは…
投稿者:まさこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
『この物語が終わるまでは絶対に死ねない…』
久しぶりに魚住くんシリーズを読み返してたら雑誌掲載時にそう決意してたことを思い出した。
死ねないし、『全部リアルタイムで読むのだ!』とも決意してたっけ。
誌上掲載されるのをじりじりと待ちながら生活していたときは、スリリングでドキドキでさ〜、あ〜ホントに楽しかった!(いや、今だって生きてるのは楽しいけどさ 笑)
そう思って生きていたときの、この物語に出会えてうれしいぃぃっって思ってたときの「生の充実感」の記憶は熾火のように残っていて今も私の静かだけど、絶対に尽きないどこか深いところからやってくるエネルギーになってる。
そして、魚住たちの物語にエンドマークがついてしまった今でも、魚住たちは刻印のように私の中に住みついてしまって、私の日常のふとした時間に彼らが訪れてくれる。それがなんでだか知らないけど私を幸せにする。
なんで幸せにしてくれるんだろ? わかんないけど。でもわかんなくてもいいや。だって魚住たちが私を幸せにしてくれるのはホントのことだから。それでいいんだもん。
文庫でこのシリーズを読み始めた人はきっといっきにこの巻まで走ってくるんだろうな。でもって読んでるあいだじゅう「全巻読むまでは死ねない(眠れない!?)」って思うだろうなぁ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/02/13 20:39
これからもどこかで
投稿者:ゆそか(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当によい話でした。
もう終わってしまうのかと思うと寂寥感が…。
恐怖から逃げない、傷ついても自分独りで恐怖と向き合うことを止めない。好きな人たちと離れることでその存在を失うかもしれない、それを怖れている自分に気づき、そんな弱いとすら思える自分を見つめることを止めない。それは彼の強さでした。
どんなに傷つくことがあっても折れることなく、むしろ強くしなやかに伸びていく彼から目を話すことができませんでした。
これからもどこかで、そうやって存在しているような気がします。
彼がそうやって生きていく限り、彼の友人は彼を愛しつづけるでしょう。
このシリーズから教えられたことがたくさんありました。このシリーズを通して、人間同士ほんとうに分かり合えることは少なくて、でもだからこそその繋がりを断つべきではないのだと感じました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/05/21 02:46
ずっと続いていく物語
投稿者:えんじゅ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
魚住くんシリーズ完結編。
ようやく久留米と恋人同士の関係になった魚住に、アメリカ留学の話が持ち上がる。いまだにさちのの死の影響からのPTSDが、彼を襲う。不安に苦しむ魚住と、なにも出来ない自分の存在に苦しむ久留米。
淡々と書かれているけど、心に深く残る文が、ちりばめられていて、涙が何度もあふれた。
避けられない「死」と、人が生きていくこと。生きることは辛いけど、一人で生きていく、でも決して孤独じゃない。歩いていくのは自分の足だけど、誰かにすがってひっぱってもらって歩くわけじゃない…。
「おまえがいなければ、この世界は存在しないのよ」という言葉を読んだとき、生きてていいんだって自分も救われる思いがした。
この物語は、魚住が人として自分自身を獲得して、生きていけるようになるまでの話だけど、同時に読み手の心も再生していくような物語だった。
魚住や、久留米、マリやサリーム、ほかの多くの登場人物たちが、どこかで今日も生きてるなんだなあって思うと嬉しくなる。
BL系のジャンルに入る小説だけど、ジャンルなんて関係なくおすすめしたい小説。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/04/18 19:24
とうとう最終回…名作でした
投稿者:smile(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボーイズラブの名作、魚住くんシリーズも、とうとうこれで最終回。名残惜しいような、もういいよと言ってあげたいような… 色々な気持ちが複雑に入り交じっています。榎田さんの著作はどれもみんな「上手でハズレなし」というのが正直な感想なのですが、この魚住くんシリーズはなかでも別格。キャラクターが本当にどこかで息をしていそうなリアルさと、綺麗に作り上げられたファンタジーのような要素をあわせ持った、とても心地よい作品。主人公・魚住くんの持つ透明感と、久留米のガサツだがおおらかな存在感、マリやサリームら名傍役達の雑多でやさしいスパイス… 料理にたとえるならポトフのような、やさしくて逞しくて繊細な味のするシリーズでした。壮絶な過去やトラウマを背負う主人公なので、「そういう湿っぽいのはダメ」という方にはあまりお薦めできませんが、そうでない方にはぜひとも!ご一読いただきたいと思います。強力推薦のシリーズでした。







