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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.5
- 出版社: 勁草書房
- サイズ:20cm/317p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-326-65267-5
読割 50
紙の本
その先の日本国へ
著者 橋爪 大三郎 (著)
この国をどのようにつくりあげるのか。世界のためにどんな貢献ができるのか。9.11同時多発テロ以降の世界と日本を、「社会」「教育」「政治」の視点から見据える。【「TRC M...
その先の日本国へ
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商品説明
この国をどのようにつくりあげるのか。世界のためにどんな貢献ができるのか。9.11同時多発テロ以降の世界と日本を、「社会」「教育」「政治」の視点から見据える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
橋爪 大三郎
- 略歴
- 〈橋爪大三郎〉1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学教授。著書に「世界がわかる宗教社会学入門」「政治の教室」など。
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紙の本
未来は基本が大切だ
2002/10/16 22:10
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投稿者:ミニパンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「社会」「教育」「政治」などをテーマにした著者の、ここ数年の小論をまとめたものである。
今日的な世界背景を視野に入れた議論もあるのだが、私としては、その反対の極に着目した。全体からそこはかとなく漂う空気は「基本の大切さ」を説いているように感じた。
具体的には、「社会のリアリティを丸ごと背負え」において「言語」の大切さを強調するし、「一緒に暮らす理由」では家族のあり方を根本的に問う。教育のテーマでは、アメリカにおける体験を下敷きに「学問の基本は古典を読むこと」と言うのである。
本書はタイトルの通り、未来を志向した、将来への提案書の性格を有する。しかし、そこにあるのは単に夢物語を語る形を取ったものではない。むしろ、過去と現在に重点を置いたものになっている。しかし、そこには確かな手応えを感じずにいられないのである。
短期的な視野で刹那的な損得主義に陥りがちな自らの行動様式を反省せずにはいられなかった。