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海馬 脳は疲れない

  • 発行年月:2002.6
  • 出版社:朝日出版社
  • サイズ:19cm/293p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-255-00154-5

  • 国内送料無料

海馬 脳は疲れない (ほぼ日ブックス)

池谷 裕二 (著), 糸井 重里 (著)

紙書籍

1,836 ポイント:17pt

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商品説明

脳の「海馬」という部分についての研究に従事する、東京大学薬学部助手の池谷裕二と、『ほぼ日刊イトイ新聞』を主宰する糸井重里の対話の中から、「よりよく生きる」ことと「より頭を...続きを読む

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商品説明

脳の「海馬」という部分についての研究に従事する、東京大学薬学部助手の池谷裕二と、『ほぼ日刊イトイ新聞』を主宰する糸井重里の対話の中から、「よりよく生きる」ことと「より頭をよくする」ことのつながりを探る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

池谷 裕二

略歴
〈池谷裕二〉1970年生まれ。東京大学薬学部助手。98年、海馬の研究により、薬学博士号を取得。
〈糸井重里〉1948年生まれ。広告コピーを手がけながら、ゲーム制作、作詞などの活動を行う。

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ユーザーレビュー

全体の評価 4.2
4.2
評価内訳 全て(82件)
★★★★★(24件)
★★★★☆(33件)
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アタマの幸せな使い方。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/06/07 15:29

評価5 投稿者:bonkora - この投稿者のレビュー一覧を見る

アタマをドーッと使わなければいけない、
アタマのかしこい使い方を指南してくれる本。

脳のお話だけど、小難しい学術書なんかではなく、
糸井重里と若手の脳科学者さんとの対談で
軽快なテンポで話が進んでいく。

『海馬(かいば)』、はじめ聞いたときは
何のことかよくわからなかった。
海のような馬のような。
どうやら、脳みその一部の名称らしい。

海馬という部分は、
人間の脳のなかでも、非常にクリティカルな部位だ。
人間が、人間の生活を送る、
というか、生物が生きていくために必須といっていい。

記憶を引き出す、
これが、海馬の役割。
記憶する(それは脳の別の部署の役割)のではなく、
記憶した事から、必要な情報を瞬時に取り出し、
状況に応じて分析する、
この役割を、海馬は担っている。

たとえば、野生の動物だと、
危険を察知して、サッと回避の行動をとるだろう。
それは、海馬が、脳に蓄えられた
危険という情報をさっと引き出し、
体に命令を下すことができるからだ。

だけど、海馬を除去してしまうと、
危険が危険だという認識を持つことが出来ないため、
そういった行動をとることができない。
実際、マウスの実験や、何らかの理由で海馬を失った人は、
そういう状況に陥るらしい。

そんな海馬の話を、
最新の脳科学の成果も含めて
軽快なテンポで教えてくれる。

海馬が活性化されている→脳の働きがよい状態、
という、テーマで話が進んでいく。

海馬は失敗や失恋でも活性化する、
暗い話が逆に脳の働きをよくしてくれる、
そんな、生物に欠かせない、身近な存在である、
“脳”さんの意外な姿を、教えてくれた。

大切なのは、脳の働きを止めないこと、
暗い気持になったり、自暴自棄になったりすることが
一番、脳に悪いのだと思う。

ぼくは失敗だらけだけど、
その度に少しでも脳が働き、
海馬が活性化され、
アタマがよくなっていくのなら、
別にいいかな??と、
この本を読んで思うようにもなりました。
まあ、一番いいのは、同じ失敗を繰り返さず、
次の成功につなげることだけどね…

ともかくも、全編プラス思考の本。
アタマで悩み、アタマで疲れている人全てに
ぜひ読んで欲しい一冊です。

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やる気を起こすのは、ちょっとしたコツの問題

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/09 21:25

評価5 投稿者:せいじろうず - この投稿者のレビュー一覧を見る

 何かをしようと思ってもやる気がおきないのは、その仕事をやりはじめていないからだ。脳の仕組みは、仕事をしてしばらくしたら、やる気が起きてくるようになっているのだ。というくだりに一番納得しました。経験的に知っていることではありましたが、その理由がわかれば、やる気を起こすのは気合いの問題じゃなくて、コツの問題なのだということがわかって、とても気が楽になりました。
 脳の仕組みについてシンプルな実験がいくつか載っていて、これがいずれもインパクト抜群のおもしろいものばかりでした。この本を読めば、きっと頭がよくなる、きっと頭をよりよく使えるようになる、とてもコーフンする本でした。
 

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本屋で買うつもりじゃなかたのに…気になって買ってしまったけど本当に買ってよかつた。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/11/25 14:32

評価5 投稿者:最近、本にはまっているおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、記憶力が、悪いと思いこんでいたが、この本読んでそれが間違いと気づかせてもらっただけで、買った意味がある。[物忘れがひどい]はカン違い。三十歳をすぎてから頭はよくなる。脳は疲れない。やりはじめないと、やる気はでない。寝ることで記憶がせいりされる。やりすぎてしまった人が天才。等……
自分の考え方がいろんな面でかわった本。ほとんどの人間の脳の力は、2%しかつかわれてない?(第1章のはじめに)で買おうと思ったきっかけの言葉です。
緑の表紙が目についてしまった(自分のラッキーカラーを緑と思いこんでいるので)それと海馬ってなんだ? アニメの遊戯王の? …とにかく脳のことを少し解かっただけでも、よかった。この本よんで「右脳革命」という本まで買ってきてしまった単純なおじさんより、おじさんは買ってよかったと思ってます。

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勇気が増えていく

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/10/15 00:22

評価5 投稿者:ミニパンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書を読んでから数ヶ月がたつ。本書は読み終わったあとから始まる。そういう意味では本書は実生活においてきわめて役に立つ実用書である。

私はすぐにでも10個以上、本書で学んだ言葉を思い出すことができる。
「物忘れがひどくなるのはウソ。知識量が増えて探すのに時間がかかるだけ」。
「脳の本質は結びつける力。だから30歳を過ぎてから頭が良くなる」。
「一見無理だと思うことでも、ストッパーをはずすことで能力は飛躍的に向上」など。
本書を読んで、身についた知識は、実際の生活の中で本当にしょっちゅう呼び声を上げる。それらは、自信をなくしている自分も助けるし、また、他人も助ける。

「あー、だめだ!」と嘆く友人を「『海馬』によるとだねー!」と言って、失敗を笑い話にしたことは多々ある。「勇気」が指数関数的に世界に増えていくのを感じる。

また、最初に実用書だと述べたが、と同時に、本書は一つの物語を持っている。とても小説的だし、なんだか、ロールプレーングゲームのようでもある。池谷さんという城に糸井さんというたいまつがだんだんと進んでいくような、そうした、謎解き的な面白さもたっぷりある。

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頭が良くなる本。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/13 17:11

評価5 投稿者:柿右衛門 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんだかすごく、元気になる本です。
自分の可能性が広がる気がします。
いくつか、面白いトピックを紹介します。

・「ものわすれがひどい」は勘違い。
・30歳過ぎてから頭は良くなる。
・脳は疲れない
・やりすぎてしまった人が天才
・センスは学べる
・失恋や失敗が人をかしこくする
・やりはじめないとやるきはおきない。

これだけでも、随分そそられませんか?
ほかにも脳について眼からうろこなことが一杯です。
私はこれを読んで、ちょっと頭がすっきりしましたよ!!

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脳というのは,どんどん鍛えられるものなんだ!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/09/08 11:44

評価4 投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 脳の仕組みを知るということは,とても大切なことだったのだ。脳の仕組みを知ることで,自分の脳を最大限に働かせ,鍛えていくことができる。

 私は自分の脳をほとんど働かせていなかった。

 私の脳はまだまだすごい仕事が出来る。

 この本を読んでの率直な思いだ。日本人よ,みんなでこの本を読んで,積極的に脳を働かせよう。

 糸井重里氏と東大助教授・池谷裕二氏の対談である。なので話がそれていったりするが,まぁ,それもおもしろいところだ。分かりにくい話は,糸井氏がおもしろく質問をしてくれているので,脳についての知識がまったくない私にも,苦労せずに理解することができた。

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この本が教えてくれたこと

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/02/20 00:40

評価4 投稿者:spirit - この投稿者のレビュー一覧を見る

先月の半ば、僕の父が死んだ。
肺ガンからの多発転移性肝臓ガンだった。
享年59歳。
父が死んだその日、僕は煙草をやめた。



葬式では、始めて父の会社の人達と会う機会を得た。
会社の中で父は、みんなに慕われていた人だったらしい。
そうかもしれない。
僕がそう思うのは、父が感情に任せて人を叱るようなことはしない「優しい人」だったからだ。

僕は18歳まで実家に住んでいたが、その間に父に叱られた記憶はほとんどない。
きつい事は決して言わず、何か言わなければないときは、
穏やかでさとすように語るのが常だった。

そうだ。
そういう人だった。
そして僕は父のそういうところが、ずっと嫌だったのだ。



それはどこか彼の優しさが弱さに結びつくよう、僕の目に映ったからだと思う。

無償の優しさを常に受け入れてくれるほど、世の中は甘くできてはいない。
こういう優しさを持つ人ほど、どこかで自分を抑え、我慢している風潮はないだろうか。
どことなく世の中に利用されている人のような気がし、弱く思えてしまうのである。

また、優しさだけで解決しない事も沢山ある。
僕には相手の事を思えば思うほど、厳しいことを言ったり行ったりしなければいけない事が多々あった。
時には人間関係を壊すほどの覚悟が必要な事もある。
自分が傷ついたり、相手を傷つけたりする事は十分に考えられるからだ。

僕にとって「優しさ」とは、厳しさやそれに耐えうる強さを伴ったものだった。



しかし実家を何年も離れ、さらに父が亡くなった事で、
始めて父がものすごく沢山の事を一人で背負っていた事に気がついたのだった。
僕は何も知らなかった。
父は死ぬまでほとんど愚痴をこぼす事もなかった。
一人で背負い、すべてに耐える。
そんな人ははたして「弱い人」だったのだろうか?

「優しい」ということはいったいどういうことなのだろう?
その答えはわからないけども、意外なところにヒントがあった。



この本は脳のしくみについて対談方式で書かれた本だ。
以下はその、「海馬」のあとがきの一節である。

脳をプロセスとして捉え直すと、随分と見通しがよくなる。
経験、学習、成長、老化。人の本質とは「変化」である。
この本でも重視してきた「可塑性」だ。
脳がコンピューターと決定的に異なる点は、外界に反応しながら変容する自発性にある。
だからこそ、プロセス重視の生き方がより人間らしい存在に直結すると、私は自信をもって言える。
問われるものは、結果そのものではなく、そこに至る過程であると。
それは目に見える外的変化だけに限らない。
たとえば、「優しさ」という人の内部情動を考える際にも有用だ。
優しさとは支援、救助、保護といった具体的な結果を指すのではない。
むしろ、他者を思い、労わり、煩うというプロセスこそが「優しさ」の枢要な基幹をなしている。
この点は、愛情や憎悪を含め、人間の云為すべてにおいて同様である。
だからだろうか、私はときおり「人生は映画のようだ」と感じる。
映画の真価は、いかに長いかでも、以下に配役が素晴らしいかでも、
いかに商業的価値があるからでもなく、いかに内容が充実しているかで問われるべきだと思うからである。



そう、優しさに一定の型を無意識に求めていたのがそもそもの間違いだったのだろう。
父の生き方も、僕の哲学もそれぞれ優しいことにかわりはなかったのではないか。
人がいればその数だけプロセスは違うわけで、人の数だけ優しさがあるのだろう。

僕にとって本当の優しさとはなんだろうか。
今後もずっと課題として自分にまとわりつく問いなのだろう。
だから結果よりもプロセスが重要というのも、すごく納得がいくのだった。

読書はじめました

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新たな可能性を探る本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/07/17 23:09

評価4 投稿者:こたつねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰かの頭が良いとか悪いとか言う時には、無意識のうちに脳の働きが良いか悪いかを指していると思う。良く使われるバカだのアホだのといった罵り言葉もまた同様だ。

ところがこんな身近な存在で、色んな解釈が人から勝手に付けられてしまう器官なのに、当の本人に「持っている」という自覚は余り無い。自分の脳味噌を自分で見る機会はなかなか無いし、大きな病気や怪我でもしない限りCTスキャンですら見た事が無い人が、実際ほとんどではなかろうか。

身体の最も重要な一部でありながら、そのくせすぐに良いとか悪いとかバカだのアホだのと判断が下されてしまう、何とも理不尽な一部である。

この本はそんな理不尽さを一つ一つ解りやすく説明した上、更に違うタイプの人間同士が対談する事で、もっと脳を有効に使うヒントが与えられていると思う。

個人的には、何をしていても「脳は疲れない」という内容が印象的だった。失敗した時でも身体がグッタリ疲れてる時でも全くやる気が起きない時でも、とにかく「脳は疲れない」というのだから。
この「脳は疲れない」という事実を心に留めておけば、大変な状況に陥った時にも何らかの具体的解決策が自分で見つけられる様な気がした。

きっとこの本は、自分の頭と仲良くなる“キッカケ”を与えてくれる本なのだろう。少なくとも私に取ってはそうでした。

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結局のところ僕が一番感じたのはこの2人の対談者の人間的魅力である

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/09/15 12:13

評価4 投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は海馬の研究者であり薬学博士である池谷裕二と糸井重里の対談である。
糸井重里ファンには申し訳ないが、読み始めてすぐに思ったのは糸井重里が喋りすぎだと言うことである。
普通こういう対談では「素人の質問者が専門家の話を伺う」というスタイルになるものだ。一方が質問し、他方が答える。答えてもらったことの中で解りにくいことや更に浮かんだ疑問点などをぶつける。それに対して専門家がまた答える──それがこの手の対談の言わば雛形なのである。
ところが糸井は勝手にどんどん喋る。自分の言葉に翻訳する。自分の連想で話題を転じて行く。「これこれと考えてよろしいんでしょうか?」と伺いを立てるのではなく、「これこれなんですよ」と断定してしまう。
数ページ読んだところで糸井がうるさくてたまらなくなった。僕はもっとじっくり専門家の話を聞きたいのである。

ところが一方の専門家である池谷は糸井に話の道筋を乱されても意にも介さず、むしろ興味深そうに話を聞いている。「それはちょっと…」と訂正を入れたり、相手の話を遮ってテーマを元に戻したりしようとはしない。むしろ、「なるほどそれは興味深いですね」風のことを頻繁に言っている。
僕は不思議な2人の組合わせに戸惑いながら、それでも早く専門的な話を聞きたくていらいらしていたのだが、読み進むうちにこの2人の会話が実にスムーズに転がっているのが解ってきた。途中から池谷がさまざまな写真や教材を使ってどんどん喋りだすのであるが、その話自体も面白いが糸井の反応もまた面白い。そして、糸井が違う方向に話を逸らし、池谷が鷹揚に応じて行く──このペースがなんとも良い!

この対談の中で糸井自身が語っている──「ぼくはあんまり下勉強をせずに」対談に臨み、「ふたりで場をつくる」ことに徹しているそうだ。「編集者が想定している枠にはまるような、予定通りの対談になるくらいなら、『編集者がそういう本を書けばいい』というだけ」とも言っている。そして、それを受けた池谷は、「ええ、ぼくもこの対談をやっていて、そういうところがおもしろいなぁと思っています」と応じている。

この本に書かれている脳に関する話はとても興味深く面白い。しかし、結局のところ僕が一番感じたのはこの2人の対談者の人間的魅力である。

「内容そのものが面白い」とする書評はたくさん出ているので、中にはこんな感想もあって良いだろう。この本の中にも「変わったサルがいないと今の人類はいなかった」と書いてあったから。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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脳科学を分かり易く

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/05/17 17:52

評価3 投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この著者の本は分かり易いです。しかも専門家できちんとした根拠をもって書かれているので、良書だと思います。

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ポジティブに生きるための方法論となっている脳の本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002/07/11 18:15

評価0 投稿者:青木みや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ひとの脳の中には「海馬」と呼ばれる場所がある。海馬は記憶を扱う部位だ。この本は、その海馬を研究対象に定めた新進気鋭の学者である池谷さんと「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸井さんが、脳をテーマに対談したものである。親しみやすい言葉と日常の例をあげて話してくれるので、するすると理解できる。

 例えば「年のせいか物忘れがひどくて」と笑いながらもほろ苦い思いを抱いているひとはいませんか。でもね、池谷さんによると「物忘れ=老化」って誤解なんだそうだ。大人は経験値が子供より高いし、知識も豊富。だから上手く刺激すると、情報を整理し、推理する論理的な思考能力は30歳を越えたところから飛躍的に伸びる。だけど逆に歳を喰うと視点がマンネリ化し、情報のインプットを抑えてしまう。それが「物忘れ」に繋がっているのだ。

 脳の記憶の仕方の特色は「可塑性」。情報を受け入れて留めて記憶する、ということ。可塑性がないと記憶はできない。海馬は最も可塑性に富んだ場所だから、海馬が発達していると新しい局面や価値観に柔軟に対応できる、と池谷さんは説明する。それに対する糸井さんは、「変わることはいいこと」という人生観や物事の受けとめ方に広げていく。
 池谷さんと糸井さんの会話は絶妙だ。池谷さんが脳の機能を話すと、糸井さんがそれを実生活の中で起きているケースに変換する。この本は、脳の本でありつつ、ポジティブに生きるための方法論になっている。
 会話はざっくばらんに、思いは真摯に、発想は奔放に。二人の話題はとぎれる事がなく、読みながらわくわくしてしまう。

 さて、脳を働かすコツは、がんがん脳に刺激的な情報を与え、睡眠時間をきっちり取ること。眠っている間に海馬が情報を整理しているから、睡眠時間は6時間は必要らしい。みんな、ネットばっかりしてないで寝て頭を良くしよう!

(青木みや/管理栄養士 http://live.pobox.ne.jp/)

【目次】
第一章 脳の導火線
第二章 海馬は増える
第三章 脳に効く薬
第四章 やりすぎが天才をつくる

【関連書籍】
池谷裕二著『記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』講談社ブルーバックス
ラマチャンドラン&ブレイクスリー著『脳のなかの幽霊』角川書店
多田富雄&南伸坊著『免疫学個人授業』新潮文庫

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評価4 投稿元:ブクログ

2004/12/16 00:22

人間の脳とは、未だ解明されない多くの謎があるそうだ。それほど、神秘的で、奥の深い研究分野なのだ。

糸井氏と、脳の研究家である池谷氏の対話形式で進められるこの本は、
とにかく、分かりやすい形で脳というものの存在を表現してくれている。

「手や口を動かすことにより脳も動く」そうだが、確かに子供は、手や口を動かすことにより色んなことを覚えていく。大人も同じように、書いたり、しゃべったりしたほうが良く覚えられるそうである。

疲れたと思いつつ、疲れていない脳。もっともっと酷使しないとと思うのだ。

評価4 投稿元:ブクログ

2004/10/23 01:19

バカの壁よりゼッタイ面白いし、わかりやすい。
宮崎駿さんという天才を例に出して、人の能力にストッパーをかけずに発揮することができることを本の中で証明して見せている。面白いです。

評価4 投稿元:ブクログ

2004/09/28 12:15

脳は疲れないんです。この本に書かれている糸井氏の言う「頭の良い人とは‥」の内容がとても共感できる。海馬の大きい人生を歩みたい。

評価4 投稿元:ブクログ

2004/10/10 10:40

いったい脳というものはどう動いているんだろうか、という素朴な疑問からはじまって、海馬という「記憶」をつかさどる部分を中心にして、頭のいい・悪いとか、脳研究がどこまで進んでいるか、みたいなことも含めてどんどん対話形式で語られる本。盲点なども含めて、どんどん図などで語られるのがとてもいい感じです。

この本を読んで僕は面白いな、と思ったことが二つありました(←永六輔風)。まず一つは、糸井君の話芸がなんか、だんだん永六輔みたいになって来てるんじゃないか、ということ、これがまず一つ(←永六輔風)。それから、たびたび繰り返される糸井君の「面白いなぁ」というフレーズ。これ、とてもいいと思うんですよ(←永六輔風)。永六輔風に言うのは疲れて来たんでやめるけど、変態よいこ新聞あたりで若者文化の代表と思われていた糸井重里の、少し円熟した話芸はなかなか面白かったのと、永六輔が占めていたポジションを、あたかも島田紳助が関口宏のポジションを狙っているかのように、糸井重里も狙ってるんじゃないかな、と思えたのは少し収穫。

本自体の内容も、まぁつまらなくはありませんでした。というよりむしろ積極的に面白い、と言ったほうがいいのだろうか。海馬が機能しなくなると人間はどうなるか、とか、頭の良くなる薬が本当に、マウス・レベルでは開発されていたんだ、とか、モノカキが読んだら参考にしたくなるような発想のヒントが多くて刺激的でした。読み流しで知的刺激本、ってのはいいな。

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