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バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪

  • 出版社:緑風出版
  • サイズ:20cm/261p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8461-0210-6

バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪

バンダナ・シバ (著), 松本 丈二 (訳)

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  • 税込価格:2,52072pt
  • 発行年月:2002.6
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪」

世界的企業による自然や知的所有権の略奪が相次いでいる。開発途上国では生活形態まで脅かされ、生態系までもが破壊されようとしている。グローバリゼイションの思想を根底から批判し、生物学的・文化的多様性の重要さを説く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪」

バンダナ・シバ

略歴
〈シバ〉物理学者、環境科学者、平和運動家。93年、もうひとつのノーベル賞として知られるライト・ライブリーフッド賞受賞。「科学・技術・環境科学のための研究基金」理事。

関連キーワード- 「バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪」

ユーザーレビュー- 「バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪」

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2002/07/01 19:01

グローバル経済下の科学技術による生命の植民地化に断乎抗する

投稿者:小林浩(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヴァンダナ・シヴァの理論的主著のひとつである本書は、1997年に原著が出版された。表題の「バイオパイラシー」とは、端的に言えば「生命の侵害」を意味する。シヴァは「現代は遺伝子工学と遺伝子特許の時代である」と指摘し、「生命自体が植民地化されてきている」と警鐘を鳴らす。歴史的に見て、西洋は非西洋世界を最初に植民地化したとき、「発見し、征服する」ことと「服従させ、占領し、所有する」ことを彼らの義務と感じたのだ、と彼女は喝破する。「西洋の権力は、現在でも植民化の衝動で動いているように思われる(……)西洋社会の『植民地』は、現在では生命体の『遺伝情報』という生体内部空間へと延長されてしまった」と手厳しい。彼女の立場は「エコ・フェミニズム」として知られている。科学者としての専門的な見地、フェミニストとしての社会学的立場、エコロジー運動家としての政治的意見が一体化したその思想は、微視的かつ巨視的である。特に、科学と権力との結びつきを糾弾する彼女の姿勢には、目を見張るものがある。

 シヴァは、生物と文化の多様性を平和的共存のうちに保護する非暴力主義を唱える。それはガンジーの平和思想を独自に応用し発展させたものだ。「単一文化と暴力に基づく世界観」との根本的対決がそこにはある。彼女はそうした世界観を孕んだグローバリゼーションの負の側面を直視し、多様性と非暴力に基づく平和主義を提言して、次のように続ける、「多様性は闘争や混乱のレシピではないということを学ばなければならない。そうではなく、多様性を育むことは、社会的・政治的・環境的な面で、長期的に持続可能な未来をつくるための唯一のチャンスであるのだ。それは、我々の生存をかけた唯一の手段でもある」と。一行たりとも読み飛ばすことのできない、重要なメッセージと分析に満ちた、現代人必読の書である。なお、彼女とマリア・ミースとの共著『エコ・フェミニズム:脱開発とサブシスタンス社会に向かって』が、新曜社から近刊予告されている。

※世界的影響力を持つインド出身の知識人→「アマルティア・セン」「ガヤトリ・スピヴァク」「ホミ・バーバ」

人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー7月1日分より

(小林浩/人文書コーディネーター・「本」のメルマガ編集同人)

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