- 出版社:文芸社
- サイズ:26cm/129p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8355-4595-8
みんなのトニオちゃん
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- 税込価格:1,680円(48pt)
- 発行年月:2002.7
- 発送可能日:購入できません
- 本 コミック
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商品説明- 「みんなのトニオちゃん」
みんながトニオでちゅ! CG表現の新たなリアルの扉が菅原そうたの手によって開かれる。『週刊SPA!』の連載および『週刊少年ジャンプ増刊号』掲載の「BUTTON」に加筆して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「みんなのトニオちゃん」
菅原 そうた
- 略歴
- 〈菅原そうた〉1979年生まれ。B−DASHのVJとして活動中。『週刊SPA!』『ホットドッグプレス』などにカットCGを掲載。VJ作品でMOOK01賞受賞。
書店員レビュー- 「みんなのトニオちゃん」

なんとも、いい感じで...
ジュンク堂書店仙台ロフト店さん
なんとも、いい感じです。
ユーザーレビュー- 「みんなのトニオちゃん」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2002/07/23 23:17
まとめて読むとボリュームありますね。続巻にも期待です。
投稿者:tonchan(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊SPA!連載ですが(この前、終わりましたが)、この単行本は「原寸大」ですか? なんか大きく感じます。紙と印刷がいいせいかな。とにかく本邦初のフルCG&フルカラーまんが(フルCGだったら、少年週刊誌連載のまんがでも、「全部パソコンで描いてます」というのがあるから)、もうパソコンの画像効果バリバリですね。テーマが「認識論」というとよいでしょうか。わたしは「巨大ブランコ」とか「透明人間」ネタも好きですが、著者の思考は「脳と認識」に深く深く沈んでいくような気がします。この単行本には入ってないですが「コンビニ略奪」のまんがには大笑いしたのですが。すいませんが紙と印刷とサイズのせいで、単行本価格が異様に高いので、できれば1000円を切るレベルにならないでしょうか。続巻も、高くても買っちゃいそうですが。
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2002/07/15 11:06
猛烈な後悔と、若干の期待
投稿者:FAT(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、本書については「後悔」しています。bk1内の各種の広報なんかを見たときに「即ゲット」モードに入ってしまい、直ちに読了しましたが、結論から言えば今二つです。
ただし、「アルバイト」の章は、何か残ってます。
ただ、本書の解説には、失望です。この程度の内容の本を書いたから、哲学の入門書を書かせたいというのは、リップ・サービスにしても、ちょっと褒めすぎだろう。
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2002/07/09 08:51
世界はクソだと認識しなきゃいけないのか?
投稿者:通貨(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕は『SPA!』連載時からこんなものは半年くらいで終わるだろうと思っていたけれど、予想に反してだいぶ続いて、単行本まで出てしまった。
主人公がいつも死ぬのは『サウスパーク』だし(根本敬の『生きる』でもいい)、キャラクターのネーミングセンスは凡庸極まりないし、副題に臆面もなく「FUCK THE WORLD」なんてつけるのは理解できない。
しかし、いたって普通の若者が(お洒落が好き、音楽が好き、馬鹿騒ぎが好き、そしてニーチェが好き)、こういったものを書いた、それ自体に意味があるんだろうか。
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2002/07/08 16:52
2002年上半期の思想書ベスト1は本書で決まりだ
投稿者:小林浩(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
引きこもり論や若者論でがぜん注目を集めている精神分析学者の斎藤環は本書の解説でこう書いている、「いずれ菅原には、哲学や精神分析の啓蒙書をぜひとも描いてもらいたい。そんじょそこらの入門書には太刀打ちできない、すごいモノができそうな予感がする」。この言葉が誇張でも冗談でもないことは、本書を一読すればたちどころにわかる。なんというドライヴ感! これは、単なるCGコミックではない。真理と誤謬、科学と妄想のはざまをハゲしく疾駆する、新しい「哲学書」だ。主人公の「トニオ」ちゃんは5歳のかわいい幼稚園生。同級生の暴れん坊「ジャイ太」とその舎弟「スネ郎」とつるんで、パシリとしてこき使われている。じっさいは5歳を装っている謎多き7歳児で、自分のことを人間ではなく「ジャガイモ」だとも語っている。本書は「FUCK THE WORLDでちゅ編」の11篇と「全てをゼロから考えるでちゅ編」の12編に分かれる。作者自身の説明によれば、前半はサブカルエッジ全開のトニオワールド、後半はディープ全開の哲学ワールド、とのこと。オビ文にあるコーネリアスの小山田圭吾のコメントでも触れられているように、前半部の最後に収録された「アルバイト(BUTTON)」の回から後半にかけて、脳やリアリティ、夢や幸福、死や時間、宇宙や人類の存在をめぐる怒涛の考察(!?)が展開される。「みんなもFUCK THE WORLDな現実に今、生きちゃってるからにはボクといっちょに全てをゼロからかんがえてみまちょー」とトニオくんは語る。
本書の特異性は、読んでも消化しきれない、物語の自由な枠組みにある。その自由度たるや、主人公や登場人物が幾度も死んでしまい、続くストーリーではその都度すっかり肉体も精神も元通りになっているという、テレビゲームのリセット感覚のような、「プレーヤーの万能感」であるとも言える。そうした現代的感覚の徹底は他に類を見ない。たとえば『ソフィーの世界』に代表されるような哲学小説は、プロットの素晴らしさと教養の深さを感じさせる一面はあるものの、物語として消費されてしまいがちで、そこで紹介されている原典まで読み進んでみよう、となる読者は少ないようだ。けれど本書では、物語的な消費が無効であるだけでなく、作者自身の剥き出しのイマジネーションが、読み手を様々な思索と探究へ刺激し、いざなってやまない。内容面で科学的には厳密でない部分も含まれているだろうが、そんなことはまるで問題外だ。私はこれを読んだ直後、まず養老孟司の『唯脳論』やブルーバックス系の「時間論」(相対性理論のみならず、プリゴジンやグールドなどの議論も含む)、青山拓央の『タイムトラベルの哲学』、埴谷雄高の『死霊』、デカルトの『方法序説』やスピノザの『エティカ』を参照せずにいられなかった(もちろんこうした参考書や専門書は無視して構わない)。斎藤環は本書における「時間」のテーマに触れ、「ベルグソンの『持続』の哲学やデレク・パーフィットの人格論にまで及ぶ『時間と人格』という重大な問いかけをはらんでいる」と述べた。この作者には、まったく独自の探究からそうした次元まで突き抜けていく勢いというかポテンシャルがある。とにかく読んでみてほしい。「なんじゃこりゃ」と思うだろう。こういう野蛮さというか未成熟な妄想系はいまもっともリアルなのではないか。「To be continued」とあるから、続編がいずれ出版されるのだろう。この先どうなってしまうのか、まったくわからない。そんなところが面白い。
人文・社会・ノンフィクションレジ前コーナー7月1日分より
(小林浩/人文書コーディネーター・「本」のメルマガ編集同人)







