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紙の本
3部作の中篇
2003/01/29 09:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちびび - この投稿者のレビュー一覧を見る
大地の子は3部作の中篇にあたる。中篇の宿命でちょっと間延び感があるものの、最終部に向けて楽しみを残すストーリー展開だ。
こうなればいいなぁと思っていることが、やきもきさせながらもそうなっていくことが喜ばしい(ネタバレになっちゃうから書けないなぁ‥)。早く「ディスティニー」が発刊されることを心から願うばかりだ。
読み進む時、やはり主人公のラプソディに感情移入してしまうのだが、普通の女の子の考え方を持ち、なのに絶世の美女という設定が女心をくすぐる。男の人が読む場合は、醜いけれども誰よりも俊敏で有能なアクメドや、やはり醜く、時には残酷にもなれる優しい強い大男のグルンソルに心くすぐられたりするのだろうか?
指輪物語の後に本書を読んでいるが、この物語の生まれた背景が全く違うのだと痛感する。指輪物語は男主体の物語だが、本書は女性が強い物語であり、性描写も多く、残酷な描写もある。ファンタジィが妖精ばかり出てくるような話だと思っている方がおられたら、どうか、この現代ファンタジィを読んでいただきたい。