- 出版社:平凡社
- サイズ:22cm/241p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-582-27748-9
天才アラーキーの眼を磨け
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:2002.8
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「天才アラーキーの眼を磨け」
アラーキーこと、写真家荒木経惟が若者たちに語る。生い立ち、学生時代、映画、書物、一番大切なこと、好きなカメラ、気になる写真家−。ちょっと真面目な、アラーキー的ひと言。2001年6月和光大学での講義をまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「天才アラーキーの眼を磨け」
荒木 経惟
- 略歴
- 〈荒木経惟〉1940年東京生まれ。千葉大学卒業。写真家。著書に「東京日記」ほか多数。
関連キーワード- 「天才アラーキーの眼を磨け」
ユーザーレビュー- 「天才アラーキーの眼を磨け」
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2002/08/27 00:46
天才アラーキー、写真でなく活字で語る
投稿者:maru_M(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
インタヴューとその時使われた作品が収録されているビジュアル本だが荒木さんの作品なのでモノクロ本。(笑)
各ページの上1/4が注釈欄になっており、登場する人物、作品、事柄などについて注釈が書かれていて、より天才アラーキーについて理解を深めることができる。この本を読んで彼の作品に接すると新しい発見があるかもしれない。
荒木さんが「顔」にこだわって写真を撮り続けていることは知っていたが、こんなくだりが印象的だった。
「いちばんの裸って顔だよ。なにもオッパイ出ていれば裸ってもんじゃないんだ。そうだろ。顔ってすべてを見せてるってことに気がつかない」。
私ごとで恐縮だが、最近大切な女性を撮り続けているが、身体を撮るより顔を撮ることの方が何倍も難しいと感じていた。なるほど、これかもしれない。
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2002/10/31 22:15
和光大学の学生を前に話した指想家による「写真論」
投稿者:安原顕(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
和光大学表現学部芸術学科の学生が荒木経惟にインタヴューした本である(〇一年六月一四日、一二月一〇日、〇二年一月一七日、四月二三日)。知っている話も多々出てくるが、学生相手ゆえ、より平易に、分かりやすく語られており、一味違っている。「白い空間には無情がある」「ポートレートとは、向こうが表現しているものを複写すること」「写真とはモノではなくコトを撮ること」「デジタルカメラはよくない。水を使わないとダメ。乾いていっちゃって。脳味噌が砂だらけになる。いま失われているのは色気というより水気がなくなってること」「メールもダメ。叩くのではなく、文字は書けって言いたい」「カメラマンは指の思想家=指想家。指で思想を表す」「写真は顔に始まって顔に終わる」「写真家とは三途の川、川みたいなもの。彼岸と此岸があって、その両側を往還する。生から死へ、死から生の写真に戻ってくる。だから写真家は絶対に狂わない。自殺しない」「好きなカメラマンはロバート・フランク」「気になるカメラマンは木村伊兵衛。ブレッソンより木村伊兵衛の方が情が入っているから」「いい写真を撮るコツは知性が先走らぬこと」「日付けがあると、写真でも芸術でもないって言われるけれど、日付けのない写真って写真じゃない。写真って俗なことだから。それに気づいたのは、結婚式の写真に日付けをつけて撮った時だね」「写真には情が写る。被写体に対する思いやりと慈しみ、つまり情を写してあげる気持が必要」「いまの写真家って、妙にものわかりがよくて主張がない」「俺自身のお薦め写真集は『センチメンタルな旅・冬の旅』『東京物語』、肖像画を撮るためのお薦めの一冊は、アウグスト・ザンダー」「お薦めの映画は『裁かるるジャンヌ』『東京物語』『道』かな」「読書はあまりしないけど、敢えて挙げれば国木田独歩『武蔵野』、志賀直哉『焚火』、幸田文『夾竹桃』、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』」「好きな画家はピカソ。いい意味での我儘な生き方、生の楽しみを知っているところが好き。最晩年の『エロチカ』がいいね。北斎も好きだな」……。
一九七〇年代、文芸誌「海」で小林信彦+荒木経惟『私説東京繁昌記』を連載した。仕事中や、仕事が終わってから、こうした話、ずいぶん聴いた。しかし今回通読して、さらに「指想」が深まったなと思った。







