紙の本
SEとは何か。SIとは何かを考えさせられました。
2003/01/07 16:44
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投稿者:山田太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SIベンダにお勤めの方なら誰もが疑問に思っていることに対するゴールシリーズならではの1つの回答を見せてもらった気がします。
世の中にはSEと「自称」される方がたくさんいますが、どれだけのSEが本当にシステムエンジニアリングをし、システムをインテグレーションできているのか、またSIを進める先にある利益を出すということを今までのゴールシリーズ以上に具体的に考えさせられました。
SEと呼ばれている方に読んでほしい1冊です。
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ゴールシリーズは3冊まとめてお薦め
2002/12/06 01:41
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投稿者:わたちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴールシリーズの第3弾となる本書もおすすめです。
前作、前々作に比べやや小説性が落ちたような気もしますが、すんなり読めて本質を分かりやすく理解できるあたりは本書でも健在です。
今回はコンピュータソフトベンダでの立場から、クライアントの生産性向上、製品在庫をテーマとして扱っています。後半部分はゴール1のTOCを再度復習するような感じではありますが、SE・SIベンダの方には現実味のある背景で語られ、クライアントの視点で考えるというのはどう言ったことなのか理解が深まるでしょう。
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間違えだらけのシステム導入
2003/03/02 14:58
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投稿者:さにお - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらに要旨をまとめてあるので購入する前に読んでみて下さい。他にもビジネス関係の本の要旨がありますので、参考にして下さい。
システムを導入することでどれだけ利益が増えるか?と聞かれたら、大体の人は利益の算出は難しいと答えるだろう。システム導入は企業活動が一元化できるとかシステムはインフラだから必要というのが理由としてあがる。本書はシステム導入で利益を増やすためにはどのようにすればよいか書いてある。結論は「部分最適化をベースにしたルール」を変えること。表題の通りチェンジ・ザ・ルールである。これからのビジネスにITは切っても切れない。IT化の根底を考えるにも良い本だ。
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小説としてはどうも…
2003/01/19 12:23
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投稿者:ひーちゃんのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は物語仕立に書いてあるため、本が好きな人は、「小説」として読んでしまうかも知れません。
そうすると、ストーリー性や話の展開に、稚拙さを感じてしまうと思います(私も思いました)。
マネージメントとシステムが今後どういうふうに和解していくかということについて、
一つの回答を提案していると思います。日本企業では、システム部門が「収益部門の下請け」として、非常に軽視されているように感じます。
そういった風潮を少しでも変えるのに、この本が役立ったらいいな、と思います。
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エリヤフ・ゴールドラットの第3段.IT化の促進が利益を必ずしも生まない状況をきわめてわかりやすく説明している.小説仕立てのため誰でも読める.
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E・ゴールドラットの新作ということで呼んでみました。
ERPを導入するのに何が本当に大切なのか勉強しました。
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システム導入には意識改革と業務改革が必要ですよね。分かってはいてもなかなかできないですが。お客様にも是非読んでいただきたい一冊。
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ザ・ゴール3。TOC(制約条件理論)を軸とした考え方を提供する教本第三弾。システムベンダが抱える現在のビジネスプランの限界とその革新。その限界を打破し、新たな道を見つけることをTOCを以って挑戦するシステムベンダが提供する顧客に対しての最善の結果とは?やはりここでも部分最適化に必死になり、全体最適化を見ないものは負い目を見てしまうという結果に。「木を見て森を見ず」、昔の人は偉かった(笑)システムを導入してもそれに見合った結果が出せない、それはシステムに付随するルールを適用しないから。製造用語が出ない分、非常に読みやすかった。変わってIT用語が出てくるけどさ。
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「ザ・ゴール」で一躍有名になったエリヤフ・ゴールドラット氏の生産管理の新手法を物語に展開させたシリーズ本。
昨今生産・販売の効率化のためのERP(Enterprise Resource Package)を導入する会社は増えているが、導入するだけで在庫削減、効率生産、売上UPにならない理由を物語形式にして説明している。 ERPはあくまでもツールであり、使うための環境・ルールを変えないと効果が出ないということである。
同氏の書籍である「ザ・ゴール」は読んだが、初めての書籍化だったためそれなりに新鮮なインパクトが有ったが、本書については物語風にする必要が有ったのがは些か疑問。 要点だけ抽出し図形を加えた実用本にすればもっと分かりやすくページ数も減らせるのではないかと思った。
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ザ・ゴール、ザ・ゴール2があまりに面白かったので勢いで手に取りましたが前作の2冊に比べると個人的には評価低めです。あまり、参考になるエピソードがなかったです。でも世間の評価は高いんですよね。うーん。
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内容→あるソフトウェア開発会社を舞台にコンピューターを導入しただけでは何も変わらないと言うことを説く。コンピューターの利点を生かすためには、システムだけを新しくするのではなく、社内のルールも新しくしなければならないということを、小説仕立てで描いている。かなりおもしろかった。僕は東京〜大阪間の往復で一気に読みました。
強点、→一作目の「ゴール」同様、非常に説明が難しいであろうビジネスモデルをわかりやすい小説じたてにしているので、難なく理解することができた(実行できるかどうかは別のお話(笑))また、株価と利益率の関係のところでは、非常に興味深い話が展開されていて、おもしろかった。とにかくおもしろく、ためになる本である。
弱点→しかしながら、一作目、二作目のほうが僕としてはためになった(ゆえに★四つ)特に二作目は今でもときたまさーっと流して読んでいる。いわゆる今流行のマインドマップのはしりかな?というわけで、作者自身の他の作品に比べれば見劣りするかな。
読後の影響→悲しいかな、下っ端の僕には作者の英知も役立てる機会が少ないようで・・・・。まっ意識改革のにはつながるはず。
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TOC(制約条件の理論)がどう優れているか。導入にはシステム概念でなく、発想概念すなわち既存ルールも変えねばならない。原題は"必要だが不十分"。部分最適は間違いで、スループットと在庫停滞の日数を評価基準に、と提案する。独特のパワフルでポジティブな小説スタイルで語られる筆致は、単純に面白い。製造/物流理論の啓蒙書でなく、物語に軸足を置いたため、話がすとんと腑に落ちるところと、唐突なところが半々。勉強中の気分転換に読むといいかも。
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【総括・感想】
「ザ・ゴール」でも紹介されたTOC(制約理論)に関する企業小説。
事例も具体的で非常に面白く読みやすかった。
どんなに情報システムを変えたとしても、
ルールが古いままでは「改善効果(=利益)」は限られる。
そう言われてみると当たり前のことのようだが、
それが実現できている会社は意外と少ないのではないか。
【印象に残った点(ほぼ原文引用)】
○「部分最適化をベースにしたルール」が最大の制約になっている
○言葉には三つの異なる種類がある
1)コンピュータシステムの用語(例:「画面」等)
2)ミドルレベルのマネージャーが使う言葉(例:「生産性向上」)
3)トップマネジメント(経営幹部)が使う言葉(=純利益や投資収益性)
○「顧客がいつも正しいわけではない。しかし顧客は顧客だ。」
◎ERPシステム導入の4つのメリット
1)売掛金回収時間の短縮 ⇒3日短縮で700万ドル
2)原材料コストの減少
3)在庫の減少 ⇒4500万ドル(1.5億万ドル×30%削減)
4)売上の増加(←欠品率の減少)
◎在庫の目標レベルが間違っている!
・補充時間が短縮されれば、当然倉庫の在庫レベルも低くてすむ
◎倉庫だけでなく各工場に倉庫(在庫)を持つ
○犯人探しをして相手を責めるような問題ではない
◎「テクノロジーの販売から、バリューの販売に切り替える」
【参考になった概念・手法】
◎「スループットダラー・デイズ」
・スループット(遅れた分の金額)×遅れた時間
◎「インベントリーダラー・デイズ」
・在庫金額×工場においてある時間
○ドラム・バッファー・ロープ
○バッファー・マネジメント
○キュータイム
○ウェイトタイム
○システム導入による効果(投資収益性、回収期間等)
【2009年5月8日読了】
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ベストセラー『ザ・ゴール』の第3弾。2作目までの主人公、アレックス・ロゴは登場せず、まったく新しいストーリーとなっているが、優れた経済小説を書き続ける著者の手腕は、今回もいかんなく発揮されている。
舞台は、ERPソフトを開発して、急成長中のBGソフト社。同社の共同設立者であるスコットとレニー、営業部長のゲイル、関連システム・インテグレータKPIソリューションズCEOのマギーが物語の中心人物である。
株式市場にさらなる成長を期待されているBGソフト社は、ある問題に直面している。大企業相手に行ってきたこれまでの営業活動を続けていては、やがて市場が枯渇してしまうという現実である。そこで、経営陣は中小企業にまで営業の対象を広げようとするが、それにはこれまでと同じだけのコストがかかる一方、見返りは少ない。しかも、概してコストにシビアな中小企業の経営者たちは、金銭的なメリットなしにシステム導入などしてくれないのである。
こんな状況下で、大手の顧客であるピエルコ社のCEO、クレイグから新たな問題が持ち込まれた。「業務の見通しがよくなる」といったあいまいなメリットではなく、導入したシステムがどう利益に結びつくのかを説明して欲しいと取締役会で要請があったというのである。しかも驚くべきことに、調査の結果、利益面でのメリットはほとんどなかった…。
ここから、シリーズの主題であるTOC(Theory of Constraints=制約条件の理論)の話が展開されていく。数少ない成功事例を研究してわかったことは、成功に必要なのは、システムそのものではなく、それを活用するためのルール変更なのだということである。空き時間を作らない、部分最適のスケジュールを行うシステムではなく、全体最適を考えたシステム…。そこにこそ利益向上のヒントがあった。改善することで新たな問題が生じるなど、前作同様のやきもきする展開もあり、読みながら問題解決のための複眼的思考が養われる。
ビジネスパーソンはもちろんだが、今回はソフト会社が舞台だけに、開発者にとっても興味深い内容となっている。クライアント企業への改善提案のヒントになることはもちろん、自身の開発プロセスを見直すうえでも大きなヒントが得られるだろう。(土井英司)
はい。
そんな内容ですね♪
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ソフトウェアベンダーが何を売るべきか
その際に何が重要なのか
忘れていた基本を思い出させてくれる本かもしれない。