- 出版社:童心社
- サイズ:27cm/1冊
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-494-00900-8
まいごのどんぐり (絵本・こどものひろば)
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- 税込価格:1,365円(39pt)
- 発行年月:2002.9
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商品説明- 「まいごのどんぐり」
【児童文芸新人賞(第32回)】男の子とどんぐりの心の交流を通して「ずーっと、ずっと、想い続けることが生み出す力」「だれかと心がつながっていることの幸せ」等、大切な気持ちに気づかせてくれる、心あたたまる絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「まいごのどんぐり」
松成 真理子
- 略歴
- 〈松成真理子〉1959年生まれ。京都芸術短期大学でグラフィックデザインを学んだ後、フリーイラストレーターとなり、多方面で活躍。紙芝居に「みにくいあひるのこ」「ひっかきうさぎ」がある。
ユーザーレビュー- 「まいごのどんぐり」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/12/04 23:29
☆森が都会へ変わっていく中、ケーキはすっくと立っていた☆
投稿者:桃山(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても可愛い童話なのですが、哲学的な深いテーマの絵本です。
お子さんはもちろん、大人のかたの心にも響く物語です。
コウくんとケーキは親友です。お誕生日に、コウくんは生まれたてのどんぐり『ケーキ』と出会いました。2人はいつもいっしょにかけっこ、さんぽ、水あそびをします。もちろんコウくんにだっこされて。
でもある秋の日、林の中でとつぜんの別れがやってきました。
ケーキは落ち葉にかくされてしまい「見つけて!」とさけんだのですが、必死でさがすコウくんはとうとう見つけることができなかったのです。
それから何年も、何年もたったある秋の日、コウくんとケーキは再会しました。
それは、コウくんにはずかしくなく、と立派な大人の木に成長したケーキ、ケーキにはずかしくなく、と育った立派な青年のコウくんでした。
なつかしいコウくんの足音、声、ケーキのザワザワなる葉と実で互いをはっきり認識したのです。
自分もがんばったけど、大好きだったのに別れてしまって今も心に残っている人も、やっぱりがんばって立派になっていた、ということの喜びが伝わり、涙がでました。
だから、ケーキも「うれしいことです うれしいことです」と言ったのだと思います。
だれもが同じ地球の生き物として、時の流れの中でそれぞれの世界で育っていかなければなりませんが、それでも友情は生まれ育つと信じます。
言い換えれば、それは人間と自然の愛ある共存にほかありません。
本当に自然と人は仲良くなれるのだろうかという、この現代に問われていることへの、この作品を書かれた松成真理子氏の答えだと私は思うのです。
目を閉じると、開発でどんどん自然がなくなり、森が都会に変わっていく中で、どんぐりの木『ケーキ』が毅然として、すっくと立っているその姿が浮かびます…










