- 出版社:早川書房
- サイズ:16cm/358p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-041020-8
レッド・ドラゴン 決定版 下 (ハヤカワ文庫 NV)
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- 税込価格:819円(23pt)
- 発行年月:2002.9
- 発送可能日:1~3日
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ユーザーレビュー- 「レッド・ドラゴン 決定版 下」
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2003/01/10 21:44
気品すら漂う
投稿者:hdk4(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
異常犯罪にからむ3人の人物、レクター博士(逮捕されてるのに博士というのがいい)、グレアム捜査官(どうやってレクターを逮捕したのか)、“D”(詳しくは読んでください)が下巻ではさらに関わりを持っていく。トマス・ハリスが生命を吹き込んだレクター博士はもちろんだが、“D”の描写にも何か不思議な気品のようなものを感じてしまう。この点が他の異常犯罪を扱った小説とは確実に一線を画すトマス・ハリスならではのものなのだろう。
小説を読んだら映画が無性に見たくなった。というか絶対見に行く。そして私が描いた3人の人物像と映像を見比べたい。
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2003/06/14 20:54
偉大なる犯罪者・レクター博士の手のひらの上で…
投稿者:PNU(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこが決定版かというと、著者の序文が加わったりとか、豪華解説がついたりとか、そういうことらしい。本編には変わりないのだね。
他者と過敏に同調する能力を持つグレアムが、家族との暮らしから犯罪捜査の現場に呼び戻され、2件の連続一家惨殺事件犯のプロファイリングに挑む…というのが上巻。読んでビックリしたのが、レクター博士デビュー作品ながら、彼の出番がとっても少ないこと。主人公との面接にしろ、真犯人との文通にしろ、レクターはあくまで底流。作品全体に黒々と影を落としながらも、御大は滅多に表に現れない。なのに出会った人間、彼を知る人間に計り知れぬ影響を与えるとは恐ろしい。レクターに憧れ、レクターを超えたいと願う真犯人だが、目指している以上は対象を超えられるはずもないのだった。模倣は常にオリジナルに劣るものだから…。
下巻はグレアムよりも、犯人の生い立ちと内面に重点が移っていく。シリアルキラーにありがちな、幼少時の頭部打撲、恵まれぬ家庭、幼児虐待、動物虐殺。陳腐ながら、だからこそ胸に響くある種の恋愛が描かれていて、そこは面白い。しかし、不満は知人を知ってか知らずか死に追いやることとなった、グレアムの内面描写がとても少ないこと。それすらも計算? 読者が考えろと? ラストは初出時の年代を考えれば無理も無いが、現在ではよくあるパターンで残念。あと、蛇足であるが2箇所ほど医学用語訳が微妙に違ってるような…原文見ないとなんとも言えないが、こんなの文献じゃ見たこと無いなあ、という気がしてしまいました。







