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バビロン・ゲーム

  • 出版社:集英社
  • サイズ:22cm/317p
  • 利用対象:小学生 中学生
  • ISBN:4-08-773370-X

バビロン・ゲーム (世界七不思議ファンタジー)

キャサリン・ロバーツ (著), 米山 裕子 (訳)

  • 全体の評価 42件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,89054pt
  • 発行年月:2002.11
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「バビロン・ゲーム」

古代バビロニアにあったという「生命の木」にまつわるお話。紀元前6世紀、ペルシャ王のバビロン無血占領の史実をモチーフに、バビロン特有の「トゥエンティ・スクエア・ゲーム」、守護獣と12歳の娘の恋愛などを描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「バビロン・ゲーム」

キャサリン・ロバーツ

略歴
〈ロバーツ〉1962年イギリス生まれ。バス大学で数学を専攻。リンディ・ムーアのペンネームで短編を発表。ブランフォード・ボウズ・アウォード受賞。作品に「アースヘイヴン物語」がある。

ユーザーレビュー- 「バビロン・ゲーム」

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2004/03/05 22:02

聖獣と心を通わせる少女が活躍する古代ファンタジー

投稿者:かけだし読書レビュアー(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ダークな雰囲気が漂う「ライアルと5つの魔法の歌」や、現実と幻想世界が交錯する「アースヘイヴン物語」などを書いたキャサリン・ロバーツの新シリーズ。独特の設定や世界観、良くも悪くも少し変わった物語の展開などが魅力的な作家なのだが、こういった史実に基づいた物語となると、想像の幅が狭くなるのではないだろうか? と少し不安に思いながら読み始めた。

が、それはさほど気にはならなかった。古代を舞台にしながらもファンタジーの要素を上手く織り交ぜ、堅苦しさのないハラハラドキドキの冒険物語に仕上げている。物語の方は何処か風の谷のナウシカを思わせるようなもので、傷ついた王蟲(オーム)を救うべく奔走するナウシカと同じように、この作品にもシルシュと呼ばれる聖獣と心を通わせる少女が登場する。生贄として殺されてしまうシルシュを助けたい一心で行動するうちに彼女は不思議な力を授かり、やがて大きな事件に巻き込まれることとなる、といったような筋書きだ。

古代都市バビロンを舞台にしているが、歴史モノにあるようなとっつきの悪さもあまりなく、視点も主人公の少女に固定されている為、これなら子供でもすんなりと感情移入して読めるのではないだろうか(といっても少々残酷な場面もあるが)。逆に史実に基づいた展開や重厚さを期待すると、物足りない部分があるかもしれない。

無鉄砲気味のヒロインティアマット、そして彼女を養っている香油屋の養母ナナメ女史、何処か屈折した少年イクッピ、ティアマットを優しく見守るようなアンダリ師など、それぞれの登場人物も魅力的だ。また巻頭についている地図や語句解説が記された折り畳まれた紙を広げると、登場人物などを確認しながら物語を読めるようになっている点も嬉しい。

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2003/01/21 19:21

世界の七不思議って知ってますか?その一つ、バビロンの空中庭園をファンタジーに仕立てた物語。あと六つは、これから…。

投稿者:エーミール(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ファンタジーの分野で、常に独特の世界を創り上げてきキャサリン・ロバーツが今度は古代世界の七不思議を「お題」として、7篇のファンタジーを次々と発表してくれるようです。今回はその第一弾。バビロンの空中庭園を物語の中に据えたファンタジーです。長年発掘調査されているにもかかわらず、実際の空中庭園は未だに発見されていないのだそうです。古代都市バビロンといっても思い描くのはなかなか大変なのに、そこを舞台として史実をおりまぜたファンタジーを創り上げるというのはかなりの力量が必要でしょう。
 読んでいると思い描くのも大変だった古代都市バビロンを、実際に歩いているような気にさせてくれます。「あとがき」に、「われわれ現代の日本人にとっては、必ずしも身近とはいえない“七不思議”」を「肌で感じる機会」とありますが、読んでいるだけなのに「肌で感じる」ものになっているのです。
 主人公はティアマットという緑の瞳を持つ少女。この少女が、空中庭園、王妃の庭で印章を見つけたり、シルシュという聖獣を見てしまったりしたことから、重大な事件にまきこまれていくのですが、そこにトゥエンティ・スクエア・クラブの仲間たちもまきこまれていくというストーリーです。
 トゥエンティ・スクエアというボードゲームも実際にバビロニアで親しまれていたものだということで、バビロニアという時代やバビロンという都市のことももっと知りたくなってきます。そんな興味も広げていってくれる楽しみなシリーズになりそうです。

(エーミール/図書館の学校・児童書選書委員会)

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