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紙の本
インド思想概論
2005/12/26 03:51
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私が興味を抱く多くの思想の内の一つ、インド思想を纏めた一冊である。本書を読み終えて、以前から思っている、「思想を読むなら原書訳から学べ」という私の主観が、当てはまった。インド思想は、主に中村元氏の仏典原書訳を中心に読んできたが、本書は、概論的内容になっている為に、心に深く感じるところは、少なかった。本書は、インド思想の中心を為す、ヴェーダ、ブラーフナ、ウパニシヤット、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、バガヴァット・ギーター、古典サーンキア、古典ヨーガを中心に述べられていたが、やはり仏教に関する記述が、一番頭に入った。本書を読み終えて、現代ヒンズー教の教えと古代インド思想の関連について述べられていなかったのは、多いに不満が残るところである。
本書は、インド思想入門の書として優れているが、一つの思想を吸収しようと思って読むと不満が残る書と言える。