東京の北北西に位置する池袋。ウリ・ケンカ・酔っぱらい・ヤクザ・仲間・警察が交差するこの場所から、ブクロの物語は始まる…。2000年4月からTBS系で全11回放映された番組...続きを読む
東京の北北西に位置する池袋。ウリ・ケンカ・酔っぱらい・ヤクザ・仲間・警察が交差するこの場所から、ブクロの物語は始まる…。2000年4月からTBS系で全11回放映された番組のシナリオに加筆・修正を行う。【「TRC MARC」の商品解説】
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2007/09/14 13:40
投稿者:Living Yellow - この投稿者のレビュー一覧を見る
2002年6月12日、ナンシー関氏が急逝されてからもう5年と3ヶ月。昼食から戻ってきた女性の同僚に、その訃報を伝えた時の、彼女の不思議な表情は今でも思い出せる。『ケイゾク』(中谷美紀主演)、『ギフト』(木村拓哉主演)などのTVドラマがお気に入りだった氏だが、ある時、コラム上で「一応第1話は全部チェックするけど、2話、3話と見続けて、最終話まで見ていられないのがほとんど」という意味の記事を執筆、あまりTVドラマについては語られなくなったように記憶している。
だが、氏は逝去される4ヶ月前、『広告批評』2002年2月号で、宮藤官九郎氏の版画とともに【「ネイチャーメイド」CMの「嫌な」男が宮藤官九郎。どういう意味なんだ】と題されたコラム(『何はさておき』p.54,角川文庫、収録)を執筆されている。誤解を招かないために、言っておかねばならないのは、そこでナンシー氏は宮藤氏自体を批評しているわけではない。あくまで彼のTVCMの中での意味付けがテーマだ。しかし。このコラムは通常のナンシー氏のコラムと比べると非常に特殊だ。「宮藤官九郎」の「意味」に対峙した氏は困惑を隠さない。そのコラムはこう終わる
「(前文略)ショックだ。こんなことで心で乱している自分がショックだ。強くなろう。そう思いました。」(同上,p56)
私自身も。私なりに「困惑」しつつも、『我輩は主婦である』(宮藤氏脚本:斉藤由貴主演)を全話留守録していたり、というような状態に至っている。失礼しました。
本書は2000年4月14日から、6月23日までTBS系で放送された宮藤氏脚本:堤幸彦氏演出の『池袋ウエストゲートパーク』のシナリオ(放送と異なる部分もあると明記されている)と2003年3月28日に放送されたSP版『池袋ウエストゲートパーク スープの回』のシナリオを収録、巻末には原作者・石田衣良氏によるあとがき、出演キャスト表が収録されている。大概のレンタルビデオ・DVD屋にとってはマストアイテムなので、未見の方は是非そちらからお試しいただきたい。とにかく今では信じられないキャストの豪華さである。主演長瀬智也・加藤あいをはじめ妻夫木聡、坂口憲二、佐藤隆太、酒井若菜、小雪、森下愛子、阿部サダヲ、きたろう、そして今やハリウッドを拠点とする渡辺謙氏、さらに窪塚洋介氏。これらのレギュラー陣。2時間トーク番組を、これらの面々で構成することさえ、今となっては、物理的にも難しいはずだ。
番組自体を既にご覧の方々にも、やはりお勧めしたい。あの面々を思い浮かべながら、あの着メロ「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」(ステッペンウルフ)を思い出しながら、ページをめくるというのも結構楽しいものでした。
本作品について、批評家:浅羽通明氏は著書『アナーキズム』(ちくま新書)で次のように言及している。
「『池袋ウエストゲートパーク』では、警察、やくざ、ストリートギャングの少年たちがそれぞれ異なるルールと制裁手段を厳守しながら棲み分けつつ、街を維持している。商店街も風俗業者も施設の老人たちまで、誇りある自立を崩さず、事あれば戦う。『おたく』、ハッカー、ひきこもりなど孤立した個たちも、急あらば特技を発揮して街を救う」(終章・日本アナーキズムの現代-メタアナーキズムの方へ:p.284より)
最後に。2011年。地上波「デジタル」の「電波くん」が、ど根性出して、ナンシー先生のみもとへとどきますように、謹んでお祈り申し上げます。
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2003/04/20 00:28
投稿者:きんぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おすすめです! 見た人には映像が浮かび、細かいセリフまであぁっと思うはず…。
見てない人は絶対に見たくなる、そんな一冊です。IWGP今までのどんなドラマより
はまりました。おかげで宮藤さんの本、読みまくりました。
投稿元:
2006/06/25 17:07
クドカンドラマにはまるきっかけになったドラマ。
原作とはまことがずいぶん違う感じみたいだけど、これはこれでかなりおもしろい。
出てくる人物が無駄に豪華w
投稿元:
2010/01/14 23:54
ドラマ化されている作品です。
石田衣良さんが書いた原作とは違い、ドラマの内容がそのまま描かれているので読みやすかったです。
投稿元:
2009/06/24 11:51
ドラマが好きでこれよみました。
めちゃくちゃ面白い。
本当にこれは面白い。
ドラマを見てたからキャストと合わせながら読んでました。
山Pとかも出てました。
少年だったんですよね。
もう一度、ドラマみたいなと思いました。