- 出版社:中央公論新社
- サイズ:18cm/216p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-12-101680-7
ふしぎの博物誌 動物・植物・地学の32話 (中公新書)
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- 税込価格:777円ポイント:7pt
- 発行年月:2003.1
- 発送可能日:1~3日
- 本 新書
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ユーザーレビュー- 「ふしぎの博物誌 動物・植物・地学の32話」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/02/23 16:20
厳選素材、不思議の缶詰
投稿者:紙魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い本だ。兵庫県三田市にある「兵庫県立人と自然の博物館」。平成4年に開設された比較的新しい博物館だが、従来の資料収集展示型だけでなく、職員全員が県立姫路工業大学のスタッフも兼ね、基礎研究から応用、教育、ジーンバンクまで精力的な活動を展開している。この本は、この博物館スタッフが、自分の研究分野からそれぞれ1、2編の興味深い自然科学の話を紹介したものだ。それも、ただ単に「どうです、面白いでしょう、不思議でしょう」といっているのではなく、教育現場や生涯学習の興味付けやきっかけになるような話が取りそろえられている。しかも、それぞれが決して入門、基礎的な話ばかりではなく、それらの分野に興味を持ち勉強している人たちが読んでも十分に「えっ、そうなんだ。」と思える最新の知見が盛り込まれている。一編に費やされる紙面は3400字程度。ページ数にして5ページ分くらい。これだけのスペースに「面白く」「わかりやすく」「最新の知見」と「興味付け」を盛り込むのは並大抵ではないだろう。何度も推敲や討論が重ねられたであろうことが想像される。館長の河合雅雄氏の舵取りも良かったのだろう。博物館の経営方針がそのままにじみ出ている良書である。個人的には、共生を巡る競争の話や疑問に思っていた羊歯の自家受精の問題に別方面からの光が当たったことが収穫であった。全編どこから読んでも良い。特に地元の小学校や中学校の先生方に是非読んでいただき、生徒達を連れて行っていただきたい。注文をつけるとすれば、興味を持った人のために、各編ごとの文献紹介やホームページ紹介があるとさらに教育現場でも使いやすくなっただろう。







