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俺の屍を越えてゆけ 呪われし姉弟の輪舞

  • 出版社:エンターブレイン
  • サイズ:15cm/283p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7577-1321-5

俺の屍を越えてゆけ 呪われし姉弟の輪舞 (ファミ通文庫)

海法 紀光 (著)

  • 全体の評価 3.52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:67219pt
  • 発行年月:2003.3
  • 発送可能日:購入できません
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ユーザーレビュー- 「俺の屍を越えてゆけ 呪われし姉弟の輪舞」

全体の評価
3.5
評価内訳 全て(2件)
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★★★★☆(1件)
★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/02/28 20:32

明日をバーンとォ!信じましょ

投稿者:成瀬 洋一郎(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 プレイステーション用のRPGに『俺の屍を越えてゆけ』というのがありました。すごく面白く、かつ異色のゲームでしたが、本作はその前史ともいうべき内容になっています。
 場所は京の都とその近辺。大江山に鬼がいた時代。いえ、鬼はいませんでした。いたのはただの男と女。愛し合い、夫婦となった2人がいただけなのです。けれども、ただ1つだけ、普通の夫婦と違っていたことは、女は実は天女だったのです。
 やがて2人の間に子供が生まれ、いつしか男は帝となり、王朝を築きます。大江山の都は瞬く間に大きくなり繁栄しますが、男自身はそれも仮初めのものにすぎないと知っていました。大江山の存在を、朝廷が見逃すはずがなかったのです。間もなく大江山は朝廷の軍によって滅ぼされ、ただ2人の御子だけが逃亡することになりました。
 それが物語の始まりでした。これによって1柱の女神が生まれ、1匹の鬼が生まれ、やがて人間界も天界も巻き込んだ大きな災いとなっていくのです。

 人間は生き、子をなし、そして死んでいきます。ゲーム版はそのことを強く意識させる作品でしたが、小説の方も「次の世代への引き継ぎ」を強調したものになっています。もちろん鬼と戦う一族の年代記であったゲームとは異なる表現にはなりますが。
 それが本当の子であろうと無かろうと、新たな世代に未来を託して死んでいく大人たち。あるいは悔いを残したまま亡者となる者たち。そして限りある命の人間を弄び、また自らも破滅しようとする神々。そんな人と神の織りなす絵巻がこの作品です。

 イツ花はあいかわらず元気でしたよ。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/08/23 18:32

上手く出来ている…出来ているけど……

投稿者:浅葱 翔(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 プレイステーション用ソフト『俺の屍を越えてゆけ』を小説化したものです。ゲームの内容をそのまま小説化したというものではなく、本編の少し前に一体何が起きたのかという事を中心に展開していきます。
 総監督者:桝田 省治氏が後付けで作った設定を、本一冊にまでまとめ上げた著者の手腕は素晴らしいです。これを読めば、本編では少ししか語られる事のなかった設定をすんなりと理解する事が出来るでしょう。さすがに全てというのは無理だったようですが、本来焦点の当たる事のない神々を軸にして話は進んでいきますので、ゲーム本編で神様が好きだった人は手にとってみるのをお勧めします。
 ただ、『俺の屍を越えてゆけ』の設定に対して非常に興味を持っている人にはお勧めできません。この本は読めば読むほど粗が見えます。桝田 省治氏の挙げる公式設定と若干食い違う部分がありますし、朱点童子とともに封印された神々が一柱ないし二柱足りません。
 以上の事を踏まえて、『世界観は上手く描写できていると思いますが、刊行する前にもう一度見直した方が良かったのではないでしょうか』という評価を僕は下しました。

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