- 出版社:小学館
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-09-386119-6
恋愛写真 もうひとつの物語
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(5件のユーザーレビュー)
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- 税込価格:1,365円(39pt)
- 発行年月:2003.6
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商品説明- 「恋愛写真 もうひとつの物語」
映画「恋愛写真」へのオマージュとして、「いま、会いにゆきます」の新鋭が書き下ろしたラブ・ストーリーの奇蹟。これは、恋することのもっとも美しくて切ないかたちです。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「恋愛写真 もうひとつの物語」
市川 拓司
- 略歴
- 〈市川拓司〉1962年東京都生まれ。独協大学卒業。97年からインターネット上で小説を発表。著書に「Separation」「いま、会いにゆきます」がある。
ユーザーレビュー- 「恋愛写真 もうひとつの物語」
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/02/23 22:42
気づけば泣いてました・・・
投稿者:愛月(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
この書籍は、今までで私が自然に泣いてしまった唯一の書籍です。
普通、感情の起伏で「あ、泣いてしまう・・・」とわかって涙を流すと思います。私もいつもはそうです。でも、この「恋愛写真」では違いました。気づいたら泣いていました・・・。物語を読んで自然に泣いてしまうこともあるのだ・・・と衝撃を受けました。
あたたかくて、やさしくて、哀しい物語。
在り来たりな言葉かもしれませんが、この物語を表すのにこれ以上の言葉はないように思います。
描写が細やかで、些細な言葉の中にも想いが込められていて、登場人物の気持ちやその場の雰囲気がストレートに伝わってきます。
また、この書籍は「愛」というテーマに、ひとつの答えを示していると思います。「純愛」なんて言葉ではくくれないものを感じました。私の恋愛に対する見方に、違う色を差し入れてくれました。これから先、きっと大切な光となって私の胸にあり続けると思います。
誇張ではなく、私の大切な一冊です。
本当に読んでよかったと思いました。
でも、「ぜひ」なんて言葉は似合わない書籍なので、今回は使いません。
読んでみようかな、とお思いになれば、
もしよろしければ、読んでみて下さい。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/03/29 13:48
しずるはみゆきになりたい
投稿者:kumataro(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛寫眞(しゃしん) 市川拓司 小学館
冒頭に「テレパス」という単語。何の意味?(読み終えた今も意味がわかりません。)
瀬川誠人(まこと)と里中静流(しずる・女性)そして富山みゆきの物語です。文字数が少ない。場面を想像しながら読み進む。やわらかくゆったりとした文章です。しんしんと雪が降り積もるようなリズムがあります。
変人らしき静流(しずる)と臭う誠人(まこと)はその形容詞から気が合うのか。静流は誠人のためにみゆきになろうとしている。誠人はふたりの女性を傷つけている。168ページまできました。この物語はどこへどうころんでも悲恋となるでしょう。静流の家庭環境と過去は悲しい。最後は3人ともバラバラになるのだろう。
女子大生の肉体が今、成長過程にあるという設定はありえない。この点でこの物語の根幹は崩れてしまう。(その後の経過で容認ができます。静流は病気だったのです。)ふたりの女性に対して誠人の行動は残酷です。ラストが近づいてきました。わたしの若い頃だったら、誠人と同じ行動をしたでしょう。そして、ラスト。参りました。すばらしい。涙はでないけれど胸が詰まる。男女の愛情物語というよりも男女の友情の物語と受け取りました。お勧めの1冊です。
人間はだれでも嘘をつくもので、各個人はなにがしかの秘密をかかえながら生きているということがわかりました。そして、人間はふだん本当のことは言葉に出さない。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/03/08 15:26
ぐっときた。
投稿者:より(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
切ない話でした。
二人の女の子の恋心がいじらしく、主人公の葛藤もよく分かりました。
世の中には知らない大変な病気が沢山有ると思いますが、恋して成長して死んでいく…なんて悲しすぎます。
静流の最後の個展、どんなに思いや願いが詰まっていたのでしょう…。
一枚一枚が彼女の彼へのメッセージなのでしょうね。
うかつにも人の出入りの多い場所で読み始め、読み終えてしまったため涙をこらえるのが辛かった…。
家で読めばよかったです。
素直に受け止めたままに涙が出たでしょうに…。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2005/07/28 08:44
音を立てて近づいてくる感動を是非味わっていただきたいです
投稿者:たけくん(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いま、会いにゆきます」の作者の作品という事で読んでみる事に
しました。
『誠人』と『静流』、そして『みゆき』、それから仲間達で構成された物語。『誠人』の思いが痛い様に伝わってくる。『静流』の愛くるしいほどのしぐさ、行動がたまらない。物語の進行は緩やかで読んでいて振り回される事がない。『誠人』が思いを寄せる『みゆき』から、やがて『静流』へ心惹かれていく様子が実に見事に表現されている。そのうつろぐ感情に反感はなく、むしろ同一感を感じた。
この世代の特権とも言うべき《淡い恋愛》というものを、歳を重ねた今、とても微笑ましく、また羨ましく読ませてもらいました。歳をとっても恋愛には美しいものを求め、悲しみには涙する事が再認識できました。とても良い時間を過ごす事ができました。
若い世代にも読んでもらいたいですが、私同様ある程度歳を重ねたおじさんたちにも、一旦ビジネス文書をおいて読んでいただきたいですね!!!もう一度あの頃を思い出してみませんか。自分の新鮮な気持ちが蘇ってきますよ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/12/06 18:52
じわりと体全体に広がるこの感動を、現代人は忘れてはいないだろうか?
投稿者:諏訪旭(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつのまにか、読み終えていた。開け放たれた窓からふわりと入り込んで頬をやさしくなでていく、そんなさわやかな秋風のように、この物語は僕の心をふっくらと温かくしてくれた。じわりと体全体に広がるこの感動を、現代人は忘れてはいないだろうか? 「いま、会いにゆきます」で市川拓司の作品に大きく魅了された。市川拓司のラブストーリーはミステリー仕立てでありながら強い現実感があり、物語の世界に容易に溶け込むことができる。悲しい物語だった。切ない物語だった。いつかは体験するはずなのに、誰も想像すらしていない、大切な人とのリアルな別れの感情をストレートにそしてソフトに感じることが出来た。
大学時代。仲良しグループには、片想いの女の子がいて、いつもその子が気になっていて、そんな時、ふと見知らぬ女性と出会って、そして、いつしかとても強い恋に落ちていて、絶対忘れられないキスをして。その子は旅立ってしまった。
大学生にはたまらない作品だろう。まさに今、物語の世界を生きている本人なのだから。中学生、高校生にもたまらないだろう。将来起こりえる胸ときめく切ない物語なのだから。大人にもたまらないだろう。自分が生きてきた過去を思い出さずにはいられないのだから。
ゆっくり読書をしてみたい。そこには人が生きる歴史がある。自分が生きるもう一つの物語がある。








