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けんこうだいいち

  • 出版社:フェリシモ
  • サイズ:23cm/57p
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:4-89432-307-9

けんこうだいいち

マンロー・リーフ (さく), わたなべ しげお (やく)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,30037pt
  • 発行年月:2003.6
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「けんこうだいいち」

好き嫌い、運動、休むこと、寝ること、清潔が大切…など、子どもの日常生活にとって大切なことをユーモラスに、わかりやすく(説得力のある言い方で)教えてくれます。イラストも楽しい本。95年学研刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「けんこうだいいち」

マンロー・リーフ

略歴
〈リーフ〉1905年生まれ。ハーヴァード大学で英文学を学び、教員生活を経て、出版社の編集者となる。著書に「おっとあぶない」「みてるよみてる」など。

ユーザーレビュー- 「けんこうだいいち」

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2003/12/17 18:07

「魚を与えるのではなく釣りの仕方を教えよ」とかいう中国のことわざのように、健康的な生活を提供するだけでなく健康管理できる子どもにしつけるべきなのだろう。風邪の季節、いよいよ到来。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー)(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 絵本の読みきかせ会をたまに一緒にする先輩のひとりから、感心な話を聞いた。そちらは高校生でクラブチーム、こちらは小学生で学校のチームだが、息子がそれぞれサッカーをやっている。私はペーパー資格だが東京都4級審判員の資格をもっていて子でもたちの練習サポートをしている(俗に言う球拾い程度のものですな)こともあるので、そういう方面の話が弾んだときのことだった。
 その息子さんが高校に入学したとき、お母さんにお弁当についてリクエストをしたそうだ。栄養バランスの問題があるので冷凍食品は使ってほしくないのだ…と。スポーツをしていれば「体を作る」ことに意識的なのは分かるが、高校生にして栄養のことまで考えるのかと驚いた。しかも、人まかせにするのではなく、家にいるとき、時間のあるときは自分で調理もするのだそうだ。
 男の子がビーズ・アクセサリーを作ったり編物を好んだりする話もよく聞くので、料理に取り組むのも珍しくない世の中になったが、単に「好きだから」という趣味ではなく、口に入れるものの研究まで含めて健康と体力増強を幅広く考えるというのは大した姿勢ではないかと思った。小さな頃からどのような家庭教育をしたかということも、しっかり聞いて帰ってきた。

 豊かに物があふれている時代だから、家計に不安があっても子どもの物、子どものこととなるとお金をかけがちである。しかし、お金を払うとともに、ある種の機会を奪っていることを忘れがちになる。
 たとえば、電車や自動車のおもちゃをほしがられると、「まあスーパーで売っている菓子のおまけで安いから」「まあ数百円のミニカーなら」と、ついうっかり与えてきてしまった。積み木を電車や乗り物に見立てて遊ぶ機会、それによって育まれる想像力を奪ってしまったという見方もできる。
「健康」に関しても同様のことが言えるだろう。幸い愚息は、冬でもコートいらず寒さ知らずであるが、あたたかいフリース・ジャケット、かっこいいブランドのウインドブレーカーを着せることで、身体のサーモスタット機能を奪っているようなこともあるだろう。好き嫌いをさして咎めず好物ばかり食卓に並べることで、循環機能を弱めているかもしれない。

 魚を与えつづけるのが相手のことを考えた善意ではなく、釣りの方法を教え、次からは自分で漁をできるようにすることが真の善意——これは、発展途上国の援助について議論されるときによく用いられる思想だが、教育全般について当てはまることだ。
 
 本書は、「…そういうのは いっしゅの まぬけ。こういう まぬけは びょうきばかりして、よわい ひょろひょろにんげんに なってしまいます」などという面白い語り口で、子どもが自ら健康を管理していく方法を説明してくれる。各ページに表紙通りのいたずら描きタッチのカットが入った童話の体裁で、栄養バランスの良い食事、適度の運動、姿勢を正すこと、たっぷりした睡眠、清潔を保つこと、衣服の調節などの大切さを訴えている。そして、風邪やけがに対する注意を喚起している。
 まあ、親ががみがみ言っても聞かないので、本という「物」に頼るというのがまた情けない前言撤回になっているわけだが、読んで言い聞かせるのは、子ども相手だけではなく自分自身に対しても、そしてまた、深酒や運動不足が気になるパートナーに対しても必要だということで、貴重な1冊だ。

 

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