- 出版社:幻冬舎
- サイズ:18cm/390p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-344-00909-6
火の粉 (幻冬舎スタンダード)
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- 税込価格:900円(25pt)
- 発行年月:2003.6
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「火の粉」
自白した被告人へ無罪判決を下した元裁判官に、今、火の粉が降りかかる。あの男は殺人鬼だったのか? 梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた…。手に汗握る犯罪小説。2003年2月刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「火の粉」
雫井 脩介
- 略歴
- 〈雫井脩介〉1968年愛知生まれ。専修大学文学部卒業。2000年新潮ミステリー倶楽部賞受賞作「栄光一途」でデビュー。著書に「虚貌」「白銀を踏み荒らせ」など。
ユーザーレビュー- 「火の粉」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2003/08/21 11:36
人物描写がすばらしい!
投稿者:あや(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「裁判で無罪判決を言い渡した被告人が隣に引っ越してきた」という文句に惹かれたこの書籍、迫真の展開でどんどん読み進めることができた。
「恐い」「気持ち悪い」隣人武内が何を考えているのか全く分からない。自ら申し出て元裁判官梶間勲の母の介護をする。勲の妻尋恵には蘭の鉢植えをあげる。気の利いた贈り物。一方で、梶間家をよく見張っているのである。勲の孫まどかにまどかの母雪見が手を上げているところを隣からじっと見ている。電話の盗み聞きをする。 そして彼が隣に引っ越してきてから、梶間家には不思議な事件が次々と起こるのだ。
ストーリー展開もさるところながら、著者がそれぞれの人物の性格を見事に作り上げているのは驚かされた。
元裁判官の勲。家のことには関心を払っている様子もない。何も口出ししない。肝心なところで決断を下せない。そのうえ、過去の、無罪を言い渡した裁判に雁字搦めになっている。
勲の息子、司法試験受験生の俊郎。同じ立場の私には、「よくいるよね、こんな人」と思えるシーンが多々あった。妙に理屈っぽいところ。人権尊重を振り回して警察官相手に演説をぶってしまうところ。母の話をよく聞かないところ。読んでいて自分と重ね合わせてしまうところも多く、気を付けなくては、と思ってしまった。
初めての雫井作品だったが、氏の解説によると、「新人作家」とか。1968年生まれ。まだ若い。これからの作品も期待大である







