ネットストア

bk1とhontoがひとつのサイトになりました。

買い物カゴを見る
通販商品(計0点)
電子書籍(計0点)

bk1とhontoがひとつのサイトになりました。お買い物がさらにしやすく、便利に!

吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に

  • 出版社:ミネルヴァ書房
  • サイズ:20cm/266,8p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-623-03903-X

吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に (ミネルヴァ日本評伝選)

海原 徹 (著)

  • 全体の評価 42件のユーザーレビュー
  • あなたの評価 この商品を評価して本棚に反映 評価しました! ×
  • 税込価格:2,31066pt
  • 発行年月:2003.9
  • 発送可能日:24時間

国内送料無料

今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!

このセットに含まれる商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

おすすめ商品

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

関連キーワード- 「吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に」

ユーザーレビュー- 「吉田松陰 身はたとひ武蔵の野辺に」

全体の評価
4.0
評価内訳 全て(2件)
★★★★★(1件)
★★★★☆(0件)
★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

この商品に関するあなたの感想やご意見をお寄せください。 レビューを書く

並び順を変更する :
評価の高い順
役に立った順
投稿日の新しい順
評価の低い順

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/08/29 11:31

松陰先生は20代!

投稿者:流花(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 安政6年、江戸伝馬町牢内にて刑死。享年29歳。・・・29歳?! 今夏、萩を訪れた際、恥ずかしながら初めて知ったのであった。あの肖像画の風貌は、どう見ても50代男性。中年どころか、むしろ老境にさしかかっていると言っても過言ではない。松下村塾にて教鞭をとり、伊藤博文や木戸孝允など、後の明治政府の中枢を担う数々の人材を輩出した“松陰先生”。20代で、そんなに多くの人々の尊敬を集め、多くの弟子達を育てることができるなんて、吉田松陰という人物、いったい何者なのだろうか。
 “郷土の英雄”として、ご当地では絶賛されがちである。だが、客観的資料に基づいた本当のことが知りたかった。筆者は、山口県生まれ、現在、京都学園大学学長、京都大学名誉教授、教育学博士である海原徹さん。ご自身の研究を、私たちにも惜しみなく、わかりやすく、淡々と披露してくださっている。何よりも、“郷土の英雄”を絶賛していない。
 松陰は絶筆「留魂録」の中で『吾が性激烈怒罵に短し』と述べている。さらに筆者は『お世辞やお追従らしきものがまったくできない、世渡り下手の典型のような人間であった。』と評している。孟子の「至誠にして未だ動かざるものなし」を実践し、自分の考えていることは正しいことであると疑わず、“真心を込めて説得すれば必ずわかってくれる”というのだから、楽天家というか、考えが甘いというか・・・。『彼の場合、一旦決断すると、猪突猛進してしまい、状況判断しながら進退する柔軟性や融通性にいささか欠けることがあった。(中略)周到な準備を積み重ねる過程は意外にお粗末であり、(中略)しばしば拙速、粗暴と避難されたのはそのためであるが(略)』——要するに、あの肖像画から受ける“冷静で思慮深い印象”とはうらはらの、“純真で生真面目な直情径行型の人”であったのだ。だが、そんな松陰先生では、とても多くの人の尊敬を集められそうにない。
松陰が「松下村塾」で教鞭をとったのは、晩年のわずか1年半ほどである。塾生達がなぜ松下村塾を選んだのか、筆者はこう推測している。『萩城下の若者たちにとって、海外密航の夢破れて牢獄に繋がれた松陰は、これまで見たことも聞いたこともない、限りなく謎に満ちた人物であり、(中略)、親たちが忌避すればするほど、彼らは松陰という人物に興味を持ち、関心を募らせたようだ。』なるほど、いつの世の若者たちも同じである。一歩先を進んでいる、自分とあまり年の違わない松陰先生に、憧れや魅力を感じるのは、至極当然のことだろう。しかも個性尊重。テキストも授業の時間帯もその人に合わせて自由。また遠くからの塾生は寄宿させ、起居を共にする。筆者曰く『松陰にとって教えるということは、教師がそのお手本を示し、自らが正しいと信じるところ、理想とする生きざまを弟子達の前にさらけ出してみせる、その意味では何も教えない、何かを教えるというより、無為にして化すやり方であった。』そして、それは“若い松陰先生”にしかできない教育であったに違いない。
『数え年僅か三〇歳で死んだ若者になぜ何十年もお付き合いをするのか、(中略)、吉田松陰とはそもそも何者であるのか、私にとってこの人物は一体何であったのか、この本を書き終えた今でも、はっきりとした答えが出たわけではない。(中略)今私は松陰という人物が限りなく好きだという以外に、うまいコトバを探し出すことができない。』筆者は、「あとがき」でこう述べている。だが、この言葉ほど、“吉田松陰”という人物を物語っている言葉はないのではなかろうか。
才能あふれる若者の未熟ゆえの一生懸命さ——それが松陰の魅力なのだろう。かつての塾生達は、後年、そんな松陰先生の主宰した「松下村塾」に、自分の心のふるさとを見いだしたに違いない。教育とは、そういうものなのかも知れない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/05/02 09:25

自由に学び、自由に生きてみたい

投稿者:未来自由(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本評伝選として刊行されている一冊。刊行の趣意に「歴史のなかにこそ人間の智恵は宿されている。人間の愚かさもそこにはあらわだ。この歴史を探り、歴史に学んでこそ、人間はようやくみずからの正体を知り、いくらかは賢くなることができる。新しい勇気を得て未来に向かうことができる」とある。
 刊行のことばには「歴史を動かすものは人間であり」「今こそ歴史が何のためにあるのかという、基本的な課題に応える必要があろう」と述べられている。

 同感である。付け加えるなら、ただ歴史を知るだけでなく、宇宙や生命をはじめとした科学を知り、人間社会の在りようを真摯に追求することが必要だと考える。

 さて、吉田松陰や松下村塾の名は幾度となく聞く。幕末の人物としても有名である。が、その人物像について知りえる機会をもたなかった。本書でその一端を知ることができた。

 有名なのは、ペリー黒船に乗船し密航を企てたが、それに失敗し自首した事件である。
 当時の情勢の中で、国外の知識を得たいと願う知識層にとって、一つの試みであり、実行してみたい衝動を覚えて当然であったと思う。
 私も当時の時代にあれば、諸外国を巡り知見を広げたいと願ったかもしれない…。

 松蔭の豪胆さ、行動力には感心する。密航の企てだけではなく、過去には学問修行のため脱藩までしてしまう。本書を読めば、その無計画性や粗雑さも指摘されているが、自由に考え自由に行動できる松蔭が羨ましくもある。

 松蔭の思想と私の思想には大きな隔たりがあり、松蔭の思想に賛意を示すことはできない。
 しかし、松下村塾など松蔭の教育者としての在り方には拍手を送りたい。自由に学び、自由に教える。先生と生徒の区別なく、共に学ぼうとする姿勢は高く評価できる。また、その人の能力に応じて教えるという考え方にも賛成できる。

 私も、こんな塾があれば、その塾生になりたいとも思うし、時には教師などもしてみたいと思う。
 こんな社会人の塾が開けないものかと夢想さえしてしまう。今日の社会では難事業であるが…。

 作者は、松蔭の教育のあり方を、今日の学校教育と比較し、そもそも教育はどうあるべきかを説いている。
 詰め込み、丸暗記、個性の生かされない今日の学校教育。これでは、一人一人の人間の知性や個性を伸ばすことはできない。本来の教育とはいえないだろう。作者の教育論に賛成する。

 生きるうえで、学ぶことは欠かせない。私も生涯学び続けたいものだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

ユーザーレビュー一覧

この著者・アーティストの他の商品

前に戻る

  • 対象はありません

次に進む

Copyright (C) 2Dfacto,Inc.