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映画の政治学
映画とは、社会的・歴史的に生起する複数の事件である…。政治という他者を忘却した既成の批評言説にあらがい、映像をめぐる思考を再び公共世界へと救い出す、来るべき言葉のための実...
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商品説明
映画とは、社会的・歴史的に生起する複数の事件である…。政治という他者を忘却した既成の批評言説にあらがい、映像をめぐる思考を再び公共世界へと救い出す、来るべき言葉のための実践的映画論。【「TRC MARC」の商品解説】
映画とは、社会的・歴史的に生起する複数の事件である──。私的趣味の問題として消費され政治的な磁場を失ってしまった映画的言説。その空虚さにあらがい、映像をめぐる思考をふたたび公共世界へと救い出そうとする、来るべき言葉のための映画批評集。【商品解説】
目次
- はじめに 長谷正人
- 第1部 戦後日本映画のポリティクス
- 第1章 占領下の時代劇としての『羅生門』──「映像の社会学」の可能性をめぐって 長谷正人
- 1 「映像」と「社会」の関係
- 2 『羅生門』の社会学
- 3 占領下の言説空間と時代劇の革新
- 4 黒澤明による殺陣の革新──『荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻』と『羅生門』
- 5 ヒューマニズム的な残酷表現のパラドックス
収録作品一覧
占領下の時代劇としての『羅生門』 | 長谷正人 著 | 23-60 |
---|---|---|
失われたファルスを求めて | 斉藤綾子 著 | 61-120 |
ハリウッド映画へのニュースの侵入 | 中村秀之 著 | 121-170 |
著者紹介
長谷 正人
- 略歴
- 〈長谷正人〉早稲田大学文学部教授。著書に「悪循環の現象学」「映像という神秘と快楽」など。
〈中村秀之〉1955年生まれ。桃山学院大学社会学部助教授。著書に「映像/言説の文化社会学」など。
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