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黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”

  • 出版社:文園社
  • サイズ:27cm/64p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-89336-188-0

黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”

アンナ・シューエル (作), ヴィクター・アンブラス (画), 阿部 和江 (訳)

  • 全体の評価 52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,89054pt
  • 発行年月:2003.10
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”」

1877年に出版されて以来、世界中でずっと読み続けられてきた動物文学の名作。アンナ・シューエルの描いた原作の時代や文化の背景を、美しい絵や写真によって、子どもたちがよりよく理解できるよう工夫した絵本。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”」

アンナ・シューエル

略歴
〈シューエル〉1820〜78年。イギリス、グレート・ヤーマス出身。

ユーザーレビュー- 「黒馬物語 世界で最も愛読されている動物物語“馬の自叙伝”」

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2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2003/12/11 23:58

1974-75年にNHKで放映されていた毎週30分の英国ドラマをわくわく観ていた。原作を子ども向けに要約。写真や絵で19世紀後半の様子をいきいき再現した絵本。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー)(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 少年少女向けの短縮版で接した文学作品にも言えることだが、子どもの頃や年若い頃に観て印象に残ったドラマや映画にしっかりした原作があることを後になって知り、遅ればせながら感心させられるという経験は、誰にでもひとつやふたつ、あるのではないだろうか。

 もう30年も昔のドラマなのかと調べてみて驚いたが(というより、もうそんな年をくってしまったのかと呆れたのが本当のところなのだが)、1974〜1975年当時、寝坊して起きてきてパンとチーズをかじる日曜朝10時過ぎ、弾むようなオーケストラ曲にのせ馬がこちらに駆けて来るオープニングで始まる忘れられない海外秀作ドラマがあった。ブラック・ビューティーと名づけられた馬の一生を描いた「黒馬物語」である。年をくったせいではなく小さい時からの属性で記憶力が悪いから細部までは思い出せない。だが、「いいテーマ曲だなぁ」「いい話だなぁ」と毎回楽しみに観ていたことだけ覚えている。今のように勉強が忙しくなかったからだろう。国内で作られた少年ドラマシリーズにも良い作品があった。青少年向けの番組に力が入っていた時代だったのだろう。
 そのドラマはすっかり忘却の彼方だったのだが、本書を見つけて原作が英国をはじめとして世界じゅうで読まれている名作文学であることを今さらながらに知った。いかなる統計かははっきりしないが、1877年出版の本作は英国文学史上6番目のベストセラーだと説明がある。

 欧米やロシアの古典を読めば、王侯や貴族が乗る2頭立てとか4頭立ての馬車、辻馬車に乗合馬車、荷馬車といった乗り物、戦闘や旅、行楽や猟に欠かせない移動手段として馬が登場する。馬を愛する登場人物が描写されたり、競馬や乗馬の躍動感が効果的に用いられたり、馬車が重要なモチーフとして書かれている作品は多いが、この物語の特徴は、馬自身が語る自叙伝という少し変わった構成になっている点だ。なぜそのような語りにしたかという根っこには、出版当時、むごい扱いを受けている馬が少なくなかったために、動物愛護の祈りをこめ馬たちの境遇改善に役立てたいという強い執筆意図があったということだ。
 人間の労働を少しでも軽減するため荷馬車を引く馬にムチ打つ、あるいは悪天候をついて目的地まで馬車を駆るといった様子は、すぐに想像のつく図であるが、ファッションのために馬が虐待されていたということを初めて知った。「支頭手綱」というらしいのだが、きつく手綱を締め上げることによって、下向きが自然な馬の頭部を上に向けさせる。しゃんとあごを上げた馬の方が見場がいいからといって、馬の口の痛みも考えず無理をさせる流行があったのだという。

 血統が良く知恵のあるブラック・ビューティーは最初、馬を愛する優しい人たちのお屋敷にもらわれていったのだが、事情あって手放され、怪我をしたり年をとっていくにつれ、平たく言えば落ちぶれていく。そのなかで「支頭手綱」の経験をしたり、むやみにムチ打たれるなどの受難に遭う。行く先々での境遇、出会った人びと、一緒に働く仲間などのことを語る展開になっている。
 原作に比べどのぐらいの要約になっているのかは分からないが、本文の欄外であるページの左右に写真や絵をふんだんに添えた註に当たるものがついており、情報豊富である。また、本文自体も躍動感ある挿絵がつけられているため、「支頭手綱」がどのような仕組みになっているかとか、当時の町や屋敷、風俗などが一目瞭然分かるようになっている。レイアウトが実によくできた絵本である。
 小学校高学年ぐらいからずっと上の層まで、ギフトにもとても素敵だと思う。

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2004/02/16 19:15

黒馬物語を知っていますか?あのブラック・ビューティのことや馬や物語の時代背景がよくわかるように構成された本です。

投稿者:ドードー(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この黒馬物語の本は、ストーリーは要約されていますが、馬についての知識や原作の時代背景・文化的背景を、写真や挿絵を多く使ってわかりやすく説明しています。ストーリーも要約とはいえ、そんなにおおざっぱではありません。こういう本の作り方も面白いと思います。
 黒馬物語が好きな子や、馬が好きな子にはもちろんおすすめですが、これをみて黒馬物語をきちんと読んで見たいと思うかもしれません。そうだったらうれしいことです。黒馬物語は、ブラック・ビューティーと名前をつけられた馬が次々と売られていって、その度に飼い主の性格や扱いの違いで、幸せだったり、辛い思いをしたりするのですが、感動的な物語です。私も子どもの時、好きだった物語の一つです。
 馬というテーマでいろいろ知りたい時にも役に立ちそうです。一つの物語からこんなにもいろいろなことへ興味は広がっていく可能性があるのですね。興味のあることから知識を広げていくのは、とても楽しいことです。
 こういう作りの本はほかにもあるのでしょうか。こういう本から親しんで、物語の本を読んでいくようになることもあるでしょう。いろいろな可能性を持った、面白い本だと思います。

★★★★

(ドードー/図書館の学校・児童書選書委員会)

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