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佐賀のがばいばあちゃん(徳間文庫)

  • 出版社:徳間書店
  • レーベル:徳間文庫
  • サイズ:16cm/237p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-19-892000-1

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)

島田 洋七 (著)

  • 全体の評価 55件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:54015pt
  • 発行年月:2004.1
  • 発送可能日:購入できません
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ユーザーレビュー- 「佐賀のがばいばあちゃん」

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10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/08/31 00:49

がばい(すごい)ばあちゃんとの、明るく楽しい貧乏生活。

投稿者:真琴(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 原爆症で父を亡くし、母と兄との貧乏生活から、8歳の時に佐賀の祖母の家へと、騙されて連れて行かれる。今までの生活も貧しかったが、祖母との2人暮らしは前にも増してド貧乏。食べ物も薪も川で拾い、腰から磁石をぶら下げ、鉄を集めては少ない現金と交換し、隙間風吹くボロ家に住み、何と悲惨なお話だろう・・・ってことは全く無い!何て楽しい生き方だ!というお話。
 とにかくこのおばあちゃんはすごい。茶殻は干して煎り、塩をかけふりかけとして食べる。硬くて食べられない魚の骨はお吸い物として、その後さらに粉にして鶏の餌にする。ザリガニを伊勢海老と言って食べる。「金持ちは大変や。旅行にも行かなきゃならんで忙しいし、綺麗な服で汚すわけにもいかん。貧乏で良かったなぁ。」などなど、漫才のネタとしていくつか聞いてはいたが、明るく楽しい貧乏生活がたくさん紹介されている。究極のエコ生活。
 おばあちゃんもすごいが、周りの人々の温かな優しさが堪らない。毎年運動会では担任の先生が何故か腹痛になり、豪華なお弁当と交換してくれたり、豆腐屋さんがわざと売り物をくずして安く売ってくれたり、広島カープの選手に「お母ちゃんが広島にいます、知りませんか?」と言うと「会ったこと無いけど、今度会ったらよろしく言っとくな。」と言ってくれる優しさ・・・。堪らない。
 貧乏を不幸と思わず幸福と思える強さ。本当の人の優しさ。考えることがたくさん詰まった1冊です。

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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/18 20:32

読後、確実に元気になれる、がばい一冊。

投稿者:由良 博英(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学2年から中学卒業までを母方の祖母の元で育てられた島田洋七さん。佐賀でのそのがばい(すごい)ばあちゃんとの8年間の貧乏な暮らしぶりが綴られている。ばあちゃん曰く「貧乏には二通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。うちは明るい貧乏だからよか」。様々なエピソードのなか、たいへんな貧乏ぶりがうかがい知れるが、そこには惨めな苦労の陰がまったくなく、快活な明るさに満ちている。読後、確実に元気になれる、がばい一冊。

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/20 06:07

明るく生きるために必要なことを教えてくれる

投稿者:ふきのとう(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 昭広少年(島田洋七)が小学2年生になったある日突然連れて行かれた佐賀のおばあちゃんの家は、今まで貧乏だと思っていた自分の家よりさらに貧乏な家だった!しかし、明るい貧乏を自称するばあちゃんはたくましく生きている。昭弘少年もまた、ばあちゃんや友達、先生、そして広島にいる母の優しい心に支えられ強く成長していく。
 ばあちゃんが川から流れてくる野菜や木材を拾い上げて粗末にしない生き方は、物を大切にする気持ちを教えてくれる。漫才コンビで活躍する前の島田洋七をはぐくんだものは、物に溢れた現在から振り返るととても貴重な時代だったのである。
 巻末には、がばい(すごい)ばあちゃんの写真が掲載されている。芯が1本通った、それでいて優しさに満ち溢れた顔である。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/08/23 21:36

いいなあ

投稿者:ぼさぼさ頭(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある夕ご飯の席のことだった。
「ばあちゃん、この二、三日ご飯ばっかりでおかずがないね」
俺がそう言うと、ばあちゃんはアハハハハハハハ……と笑いながら、
「明日は、ご飯もないよ」
と答えた。 (本文プロローグより抜粋)
いきなり読者の心をわしづかみするエピソードである。試しに家族や友人にこの部分を読んであげるといい。きっと吹き出し、興味を持って読み始めると思う。
島田洋七氏が自身の子ども時代をつづったエッセイであるが、冒頭で笑うのは序の口、この後、これでもかと思われるほどのばあちゃんとの貧乏エピソードが、あっけらかんと語られる。
不思議なことに、読んでいるうちにいつのまにか、川から野菜を拾う生活も、湯たんぽをポットや水筒替わりに使う生活も、磁石をひもでひきずりながらくず鉄を拾い集める生活も、シンプルでたくましく生き生きと輝いているように思われてくるのだ。
今生きている自分のありようがすっかりくすんでしまっているのに気づく。
とはいえ、貧乏は切ない。その切なさは、母から離れて暮らす少年のつらさやさびしさといっしょに、爆笑エピソードの合間にさりげなく語られる。そしてその切なさに伴奏するように、周囲の人々が示すさりげない優しさが語られる。さっきまで笑い転げていたのに、運動会や豆腐やさんのエピソードに思わず泣かされる。
「本当の優しさとは、相手に気づかれずにすること」
ばあちゃんの信条が、読者である自分の胸にもストンと落ちた。

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2005/04/20 20:15

貧しいけど、貧しくない。

投稿者:もここ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

母が読みたいと言って探していたものを、たまたま見つけて購入した。自分では読むつもりは無かったのに、何気なくページを捲った。読み進めていくうちに、なんだか羨ましくなった。
内容は、著者の幼少〜少年時代のことで、家庭の事情から、佐賀の母方の祖母に預けられた時の話である。著者の実家は貧しかったそうだが、それにも増した貧しい生活を佐賀では送ったらしい。そう書くと、なんだかすごく悲惨な気もするが、その時代なら、大半の人々が似たり寄ったりの生活であったろう。だが、今よりももっと精神的には豊かだった様に感じた。それは、今の世の中と比べたら、貧しい生活だっただろうが、心は今よりももっと豊かで、優しい時代だったのでは…。と読み終わった後に感じたのだった。

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