- 出版社:福音館書店
- サイズ:17cm/413p
- 利用対象:中学生
- ISBN:4-8340-0641-7
語りつぐ人びと*アフリカの民話 (福音館文庫)
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- 税込価格:840円(24pt)
- 発行年月:2004.1
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「語りつぐ人びと*アフリカの民話」
満天の星降る夜、遠くハイエナの嗤う声が響くなか、男たちは昔語りに耳をすます…。民話の宝庫・アフリカの各地からフィールド・ワーカーたちが大切に持ち帰ったお話を、それぞれの体験談や、人々のエッセイを交えて収録。民話の面白さを、その語りの場の息吹と共に伝えるユニークな民話集です。【「BOOK」データベースの商品解説】
アフリカの多様な文化を伝える民話とともに、その語り手や採集者のエッセイで、語りつがれる状況を伝えるユニークな民話集。80年刊「語りつぐ人びと 1」の改題。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「語りつぐ人びと*アフリカの民話」
| 槍をなくした牧童 | 和田正平 採録・訳 | 22-30 |
|---|---|---|
| ハイエナのしっぽはなぜ短い | 和田正平 採録・訳 | 31-33 |
| オンドリとウサギ | 和田正平 採録・訳 | 34-37 |
著者紹介- 「語りつぐ人びと*アフリカの民話」
江口 一久
- 略歴
- 〈江口〉1942年生まれ。67年から北カメルーンを中心に、口承文芸、民族学のフィールド・ワークに従事。
関連キーワード- 「語りつぐ人びと*アフリカの民話」
ユーザーレビュー- 「語りつぐ人びと*アフリカの民話」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/05/05 20:46
書籍タイトルから受ける印象よりは重厚
投稿者:mikimaru(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
アフリカは途方もなく広いし、言語もかなりの数にのぼる。本書は60年代〜70年代にかけて日本の学者が採録した民話を中心に、外国の文献を訳出したものを合わせて一冊にまとめているが、民話が主体の「むかしばなし」本ではなく、どちらかといえば学術本の性格が強いかと思う。ビーケーワンでは対象年齢が「中学生」になっているものの、そこから受ける印象と実際には多少のずれが生じるかもしれない。
民話のほか、章を担当した学者らが現地の滞在で経験したエッセイや、幼少時の記憶をたぐって民話を提供した現地出身者の文章に、大きくページが割かれている。分量の目安としては、民話とそれ以外で6:4くらいの比率だ。
地方で差はあれど、アフリカのいくつかの地方でずるがしこい生きものの代表格は「うさぎ」であったり、北アフリカではライオンよりも強いのがなぜかハリネズミであったりと、日本の民話に慣れていると意外に思う組み合わせが出てくる。
また、一夫多妻がかなり話の中に組みこまれていたり、親の思う「よい結婚」を拒み自分で相手を選んだ娘が(相手が人食いとも気づかずに結婚して)その夫に食い殺されるなど、いくらなんでもこりゃ怖い…と思う民話も。怖いというのはもちろん、人食いや捕食の話が多く見られることではなく、道徳の植えつけのために、そこまで子供を怖がらせなくても、という意味である。
いずれにせよ、民話部分だけではなく、周囲のエッセイ部分とあわせて読むと文化的な理解が深まるので、拾い読みではなく通して楽しむことをおすすめする。
話の流れが理解不能なあまりにとてつもなくツボにはまってしまったのが、P.208の「先生の妻」という話だが、この部分だけ家族に読ませたら同じく腹を抱えていた。かなり不思議な気分になれるので(何かをはしょりすぎているのか、解説が必要なのか?)、この話だけでもぜひ。







