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ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本

  • 出版社:国土社
  • サイズ:23×25cm/39p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-337-09902-6

ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本

遠藤 秀一 (写真・文)

  • 全体の評価 52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,68048pt
  • 発行年月:2004.2
  • 発送可能日:購入できません
  • 写真集

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商品説明- 「ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本」

ツバルという国を知っていますか? ツバルは南太平洋にある9島から成る島国。地球温暖化のため、あと100年で海中に沈んでしまうと言われている。ツバルの自然や人々のくらしを写真で紹介しながら、この問題を考える。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本」

遠藤 秀一

略歴
〈遠藤秀一〉1966年福島県生まれ。大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業。写真家。

関連キーワード- 「ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本」

ユーザーレビュー- 「ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし 写真絵本」

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9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/11/14 21:00

世界で一番天国に近くて、一番に海に沈む国。

投稿者:べっきあきこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビでツバルを見たとき、言葉を失った。空も海も、とにかくなんて蒼の綺麗な国なんだろう。広大な海の中に、ぽつりと島があって、その島は緑が溢れていて。何て素晴らしい国なんだろうと思った。けれど、テレビは、ツバルの豊かな自然を紹介したあとで、とても恐ろしいことも私に教えてくれたのだった。

ツバルは、南太平洋に浮かぶ、小さな9つの島からなる国だ。面積はたった26平方kmしかなくて、日本の日比谷公園と同じ位らしい。もとはイギリスの植民地だったこともあって、主要言語は英語とツバル語。冒頭で紹介したような自然豊かな国で、約1万の人々が、漁業や農業を営み、自給自足の暮らしをしている。

そんな素敵な国なのに、最近この国がメディアの取上げられるときは、決まってこう形容されているのだ。「地球温暖化で世界で最初に沈む国」と。

その後映し出された映像は本当に衝撃的だった。綺麗な美しい島の一部は、浜が波に削られ、根元が露出したやしの木が倒れていた。塩害でバナナの木は枯れ、タロイモ畑には小さなため池のようなものが出来ていた。これらは全て、地球温暖化による海水面の上昇によって引き起こされたものだ。

ツバルはもともと島の標高も、平均海抜も低い。平均標高は2m、平均海抜は1mに満たない。そのため、海水面がほんの数cm上昇しただけでも、大きな被害が出てしまう。

地理的な条件はあるかもしれない。しかし、車も殆ど走っていない、温室効果ガスを殆ど出していこの国が、なぜ地球温暖化の被害を真っ先に受けて、沈んでしまわなければいけないのか。
なぜ国外避難声明を出してしまうような逼迫した状況に追いやってしまったのだろうか。
地球温暖化の原因となる、温室効果ガスを多く排出している先進国は、この現状をどうしていかなければいけないのか。

こうしたことを考えるのに、本書は十分な足がかりとなる。

先日、大学の教職の授業で、私は実際に高校の授業をしてみるという模擬授業を行なった。テーマが「地球温暖化」であったため、ツバルを例に解説し、この本を生徒役の学生に回して見て貰った。対象は小学生になっているものの、大人が読んだって参考になる。結構皆真剣に読んでくれていた。

大人も子どもも、私たちが快適で豊かな生活を送っている裏で、一つの国が滅びてしまうかもしれないという現実に気づき、解決策を探して、取り組んでいく必要があるのではないだろうか。

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0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/05/21 11:39

なぜ、国が水没するという被害がおこっているのでしょうか?

投稿者:わくわくどきどき(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 南太平洋に、環礁と呼ばれ9つの小さな島々からなる「ツバル」という国があります。
 2000年ほど前、サモアから移り住んだとされるツバル人は今でも自給自足を中心とした生活を送っています。魚とヤシとわずかなタロイモなどの作物、簡素な自然の恵みを得て、日々家族を守り、生きていくことが仕事です。
 一見楽園のくらしに見えるその営みは、自然と一体になったきびしい生活でもあることが、鮮明な美しい写真で紹介されていきます。環礁の島には、美しい砂浜はあっても、農作物を育てる土はありません。砂地に大きな穴を掘り、落ち葉や生ゴミを捨てて腐葉土をつくります。タロイモやバナナなどが育つ畑となります。魚は主食に近い大切な食糧で、その日食べる分しか捕りません。
 料理にはヤシの葉や、実のからなどが燃料に使われます。ガスや灯油などはめったに使いません。ウミガメの子どもを育てて大きくなってからはなします。自然の大切さは身を持って知っています。
 20世紀後半からツバルでは、地球温暖化のために海面が上昇し、地面から海水が湧き出し、洪水や塩害やさまざまな被害が目立つようになってきました。島は100年後には海中に沈んでしまうと言われています。地球温暖化は二酸化炭素などをはじめとする温室効果ガスの増加が原因といわれています。しかし、ツバルにはそういったガスを排出する工場もなければ、車も数えるほどしか走っていません。地球温暖化の原因はわたしたち先進国の生活スタイルにあります。わたしたちが南の島を沈めてしまうかもしれないのです。
 海抜1メートルの島国、ツバルの美しい自然といきいきとした人びとの表情と暮らしを鮮明な写真で紹介しながら、なぜこのような被害が起こっているのか、ものに頼らないツバルの人々の暮らしにわたしたちは学ばなければいけないと、警告を発しています。

(わくわくどきどき/図書館の学校・児童書選書委員会)

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