- 出版社:プレジデント社
- サイズ:19cm/339p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8334-5002-X
プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男
ハロルド・ジェニーン (共著), アルヴィン・モスコー (共著), 田中 融二 (訳)
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- 税込価格:1,400円(39pt)
- 発行年月:2004.5
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男」
ビジネスはもちろん、他のどんなものでもセオリーなんかで経営できるものではない…。米国企業史上空前の14年半連続増益という金字塔を打ちたてた経営の鬼神、ハロルド・ジェニーンの金言集。85年早川書房刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男」
ハロルド・ジェニーン
- 略歴
- 〈ジェニーン〉1910〜97年。英国生まれ。ITTの社長兼最高経営責任者として活躍した。
〈モスコー〉AP通信記者を経てジャーナリスト。
関連キーワード- 「プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男」
ユーザーレビュー- 「プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男」
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2005/01/21 17:13
投資先の経営者に読んで欲しい一冊
投稿者:ヨシタカ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人は、何かに得意な人に対して、「屋」という言葉を使う。また、尊敬のまなざしをもって、「家」という言葉を使う。この定義に当てはめると、著者は経営屋だ。
業種や業態に拘った職人あがりの経営者でない、彼は経営するために経営者となった経営屋である。主に1960年代に活躍し、一大コングロマリットを築いたというが、40年以上も前である。アメリカであってもすら経営屋というのは理解されにくかったはずだ。大変な偉業と思う。
しかし、本書だけを読む限り、著者を経営家とは呼べない。金銭的な成功だけではない、理想や観念あっての活動に人は敬意を込めて、日本人は「家」という言葉を使う。本書だけを読む限り、理想や観念はみあたらなかった。成長に対する執念はあっても。
金銭的な成功、組織の育成という面で、本書は良い手引書になる。これだけで、プロの経営屋に必要なものは揃っているかもしれない。しかし、これだけでは、100年、200年と続く企業を築くには不十分だ。というわけで、★がひとつ足らない★★★★☆と評価させていただいた。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/09/23 16:39
事業経営のヒント
投稿者:一寸法師(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファーストリテイリングの柳井氏の解説つきで、事業経営のヒントを、著者の経験した現場から提示してくれている。
現場主義は世情よく耳にするが、現場主義についてこの本から何かを「気づく」人も多いだろうと思われる。
たとえば、(1)ヨーロッパからの質問や要求に対して、私がニューヨークにいてくだす決定は、仮に私がヨーロッパにいたとした場合とは違うものになることがしばしばある(p.49)としている点。
(2)事実を客観的に知ることを強調し、事実には表面的な事実、仮想的事実、報告された事実、希望的事実がある(p.108)とし、また、事実は権威である(p.298)としている点。
(3)正確度に対する時間の逆比の法則があるとして、低い地位にあればあるほど、自分の行動の拠りどころとなる事実を確かめるのに多くの時間をかけることができるにもかかわらず、なかなかそうしない。地位が高まり、大きな責任を託されるようになればなるほど、事実をゆっくりチェックしている時間がなくなるにもかかわらず、そうすることはますます重要になる(p.131)としている点などである。
問題解決については、たとえば、ある問題を解決するのに22通りの方法を試み、それでもまだ成功しなかったら23番目の方法を試みなくてはならない。「必要なら私は会社で徹夜でもしよう。しかしこの問題は必ず解決してみせるぞ」という態度でいなくてはならない(p.120)として、著者の熱情が分かる。
トップ像として、この著者をトップに頂く社員たちは幸せであっただろうと思う。なぜなら、「私に固有のリーダーシップの感覚の傾向として、それをなし遂げる最善のやり方として選んだのは、ほかの人びとと一緒にボートに飛び乗り、オールをつかんで漕ぎ始めることだった」(p.143)とし、また、ボートを漕がない人間を解雇するというリーダーの厳しい役割について定見があり、さらにまた「良い人間が窮地に陥っている時(最優秀の人間にも、そういうことは起こる)できる限りその人物を支え、助けてやるのはリーダーの責任である」(p.154)としているからである。
収益改善については、まず足元の収益を改善せよと訴えている。すなわち、最初の四半期に目標を達成できなかったら、けっして年間の目標を達成することはできない。まずとにかく最初の四半期に予定された収益目標を達成するのだとした上で、本を読む時は初めから終わりへと読む。事業の経営はそれとは逆だ。終わりから初めてそのボトムラインに到達するためになさねばならぬあらゆることをするのだ(pp.50-51)としている。
そして柳井氏は、ユニクロのロンドンでの失敗の原因は、「3年で50店舗」という言葉が一人歩きし、まず一店舗から儲けを出すことを基本に、儲かる仕組みを徐々に拡大するという基本を怠ったことにある(p.312)と解説している。
セールス・テクニックについては、セールス本を1冊紹介した後、この本よりはるかに大きな影響を私に与えたのは、セールスについてのもう1冊の本だった。というのは、それはセールスを超えたビジネス一般の領域で私を導いてくれたからだ(中略)良いセールスマンであるためには、何よりもまず、良い人間でなくてはならない。良いセールスマンの条件は身なりでも、売りこみ口上でもない。それは顧客の信頼を勝ち取るに足る人間性そのものである。セールスマンとして成功するには、肉体も頭脳も精神も清潔そのものでなくてはならない。正直で率直でなくてはならない(p.65)とビジネスの真髄を紹介している。
書籍の安価のわりにヒント満載である。難点を言えば、活字のせいか、文体や訳文、文章量のせいか判然としないが、少し読みづらさを感じた。その難点が、成功への壁かもしれない。
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2004/08/12 15:20
無名戦士の自己犠牲には触れられていない,
投稿者:六等星(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の数々の成功体験とともに、経営者としての信念が毎ページ毎ページ、これでもか、これでもか、と書き連ねられている。内部から学ぶことが難しい「最高経営者」は、常に外から学ばなければいけないが、この本には最高経営者のための、さまざまなヒントが凝縮されている。ファーストリティリングの柳井氏が「最高の教科書」という所以であろう。しかし、「最高経営者」ではない一般マネージャーにとっては、どうであろうか。変えようの無い現実とのギャップを見せつけられるだけではないだろうか。「ここに書かれていることだけで、そんなにうまくいくはず無いですよ」というのが、平均的マネージャーの持つ印象なのではないであろうか。(そう言う人は、すでに「プロフェッショナル・マネージャー」ではないのかもしれないが…)
著者の成功の影には、著者の信念を具現化するために、現実との矛盾に悩み、組織の方針に献身的に耐え忍んできたマネージャーたちが数多くいたのではないだろうか。無名戦士の自己犠牲があるからこそ、「最高経営者」は信念を貫いて「われこそはプロフェッショナル・マネージャー」と勝利宣言をできるのではないであろうか。その部分の真実を知りたいものだ。







