幽 第1号
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- 税込価格:1,490円(42pt)
- 発行年月:200406中旬
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ユーザーレビュー- 「幽 第1号」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/08/11 15:28
そうか怪談ってそういうことだったのか
投稿者:たむ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
東編集長による満を持しての新雑誌、ということで、『幻想文学』直系の後継誌みたいのを勝手に期待していたのだけれど、『ダ・ヴィンチ』が母胎なだけあって『怪談之会』直系だったことがちょっと当てはずれ。やっぱり『幻想文学』系は商業ベースは無理なのかなぁ。
——と、初めに愚痴めいたことを書いてしまったけれど、〈方向性〉が予想と違っただけであって、〈質や内容〉に関しては文句ありません。八雲特集は言うに及ばず、書評も相変わらず充実しているし、執筆陣も豪華、なによりも諸星大二郎氏の漫画が怖かった! 〈方向性〉にしたって、書評の充実や「名作怪談再録」などはモロ『幻想文学』でした。
いえ、なくなった雑誌のことばかり言っていてもしょうがありません。早い話が本書は文学(書物)に関する雑誌、本の本ではなかたったのでした。なるほど〈怪談雑誌〉とはこういう意味だったのかと納得。綺堂や八雲のような怪談小説だけをいうのではないのですね。怪談実話や紀行文、インタビューをはじめとした、いわゆる〈本当にあった怖い話〉系の雑誌に近いものがある。そんな中で東編集長の「怪談文学史逍遙」や西山克氏インタビューのような、怪(談)を歴史的に考察するという視点が新鮮。メインになっている実話系怪談にしても、小説風ありインタビューありルポ風ありエッセイ風ありと飽きさせません——とはつまり、怖さに麻痺することがないんです。次から次へと新しい怪談を楽しめ(?)ます。
本の本系と怪奇実話系、ふたつが〈幽〉合した、真に新しい怪談専門雑誌でした。こうしてどんなジャンルのものも採り入れるのが『ダ・ヴィンチ』のいいところ。怪談といえば語り、ということで、無理を承知で次は白石加代子さんDVD付き、なんてのを期待したい。
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2004/07/14 08:36
こ、怖い…。
投稿者:紫月(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやあ、怖いです。
怪奇、怪談に関する特集が満載ですもの。
大ファンの小野不由美さんの名前を執筆陣に見つけていそいそと購入した本書。
手にしてみると、小野さんの他にも加門七海さんや京極夏彦さん、綾辻行人さんなどの豪華絢爛な名前の羅列に目がくらみそう。
中身も、これでもか!というほどの怪奇特集です。
その内容はと言うと。
怪談小説(三作)
怪談実話(八作)
小泉八雲特集
ホラー作家などのインタビューやエッセイ
怪談ブックレビュー
などなど。
これだけ色んな怪奇が詰め込まれていると、ホラーの密度が濃いというか、本の中に独特の空気が流れているようで、とっても怖い。
この本、変な捨て方したら祟られるんじゃないだろうか、とか(笑)。
興味深かったのは、巻末の『日本の古き神々を訪ねて』
ホラーや怪奇小説には神事や神話が背景となることもあるのですけれど、第一回目の今回は伊勢神宮と諏訪大社についての記事が載せられています。
日本を代表する二つの神社で行われる祭礼についての言及もあって、とても面白かった。
あと、怪談ブックレビューもすごく良かったですね。
十作紹介されているのですが、これを読んでいると、次々に読みたい本が出てきます。
ただ個人的には、漫画はいらなかったんじゃないかと。
漫画って、画像からダイレクトに恐怖が伝わるわけですけど、言葉の意味や行間を読み取って恐怖を想像し、楽しむ小説を期待していた私は、活字だけの特集を求めていたのです。
漫画が嫌いなわけじゃないけれど、漫画の絵柄ってすごく好みが分かれますから、個人的に合わなかっただけかもしれないけど。
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2004/05/26 11:56
内容紹介
投稿者:bk1(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ダ・ヴィンチ」10周年記念企画。「怪談(ホラー)」を中心とする新感覚エンターティメント雑誌。小説・実話怪談・エッセイ・コミック・旅行記・評論など幅広く掲載。日本の文化・風俗である「怪談」を切り口に文芸作品、百物語会、絵物語の世界など、あの世とこの世の境界線の物語を様々な角度から紹介。「怪談のある暮らし」の提案をしていきます。
<創作怪談>
京極夏彦・小野不由美・綾辻行人
<実話怪談>
木原浩勝・中山市朗・加門七海・小池壮彦
福澤徹三・平山夢明・高原英理
<第一特集・小泉八雲>
八雲ゆかりの松江怪談紀行
山田太一インタビュー「私の守護天使」再録他
<第二特集・怪談生活の達人>
加門七海Vs南條竹則
<コミック>
花輪和一・諸星大二郎・楳図かずお・高橋葉介・大田垣晴子他
<コラム&レビュー>
唐沢俊一・山田誠二・西山克他


