源氏の男はみんなサイテー 親子小説としての源氏物語 (ちくま文庫)
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- 税込価格:882円(25pt)
- 発行年月:2004.6
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ユーザーレビュー- 「源氏の男はみんなサイテー 親子小説としての源氏物語」
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/07/09 12:43
スッキリしたっ。
投稿者:ニガナ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り源氏物語の男達がどれだけサイテーで(マザコン、ジコチュー、プライドが高く小心、粘着質 などなど…)、また、そうなってしまったのは親子関係にも原因があることの検証を物語りのストーリー順に語られている。登場人物の分かりにくい不幸も含めて、現代人である私達と共通するとことが多いのでは?という古典エッセイ。
「源氏物語」というと、私はマンガの「あさきゆめみし」しか読んだことがない。しかも、ずいぶん昔の十代の頃。昔の話だし、まだ男女についてリアルに知らないし。ということを抜きにしても、登場人物にまったく共感しなかった。本書の作者も前書きで同じようなことを書いているけど、疑問だらけ。この物語りのどこが魅力的なの?と(マンガの絵は魅力的でした。そして、ひとつのマンガしか読んでないのにコンナこと言うのは悪いんですけども)。
とくに女達。男にくどかれては、男が浮気をしては我が身の不幸を嘆き。なにかつーと、出家したい。とにかく男が嫌いで、静かに暮したいと願っている。そんな印象だった。
その理由が本書を読んで納得。そして、はじめての共感。やってなれませんよねー。そりゃ、出家しか逃げ道がないなら駆け込みたくもなるさ。それでもダメなら、ふとんかぶって寝るしかナイわな。と。
けれど、男達のサイテーさは、おバカでおもしろくサクサク読め、嫌いになるどころか逆に興味がわいた。人に話しても贅沢としか言われないような不幸を抱え、悩む彼等は今の私達とそんなに変わらない(と、思わせるように、うまいぐあいに書いたんだろうけどマンマと釣られてしまう)。多少は無理なこじつけのように感じた部分もあったけれど、その辺は「源氏物語」をちゃんと自分で読まないことには分からないので、改めて「源氏物語」に興味がわいてしまうワケで。そのへんも含めてうまい本だな。と思った。








