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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.10
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:22cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-212617-6

紙の本

西鶴の感情

著者 富岡 多惠子 (著)

【伊藤整文学賞(第16回)】【大佛次郎賞(第32回)】商都大坂に生きた町人、俳諧師・西鶴は、なぜ浮世草子「作者」となったのか。「銀が銀をもうける」経済膨張の時代、虚構の業...

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西鶴の感情

税込 2,200 20pt

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商品説明

【伊藤整文学賞(第16回)】【大佛次郎賞(第32回)】商都大坂に生きた町人、俳諧師・西鶴は、なぜ浮世草子「作者」となったのか。「銀が銀をもうける」経済膨張の時代、虚構の業を通して「色」と「遊び」を、女と「世間」の実相を見つめた作家の稀有なる散文精神に迫る評論。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

富岡 多惠子

略歴
〈富岡多惠子〉1935年大阪生まれ。詩人、作家。著書に「富岡多惠子詩集」「当世凡人伝」「冥途の家族」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

冨岡多恵子ワールドも見事

2006/08/14 18:04

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:仙道秀雄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 富岡多恵子さんは、一流の読書人だ。好きなものに入れ込んできてその結果通常人と違う言葉の使い方、生き方になってしまった人にしてはじめて書ける文章だと思う。
 彼女は桜塚高校出身だそうだが、西鶴がその桜塚にしょっちゅう句会に出掛けていたのをみつけてから西鶴が気になりだしたという。かく言うわたしも7年ほど桜塚の近所に住んでいたし、今の会社の住所は大阪市中央区鎗屋町2丁目で、ここは西鶴が住んでいた場所(鎗屋町1丁目)のすぐ近所だと初めて知った。ここに来て20年になるから、通算して27年ほどたまたまわたしは西鶴の近くで生きていたことになる。結果、わたしにも西鶴は気になる存在になりつつある。
 わたしは西鶴ほどアナーキーではないが(そんな西洋概念で西鶴の気持ちが掴めるはずもないのだが)、「自分を語らぬ」(p194)意志、マコトとは「ウソのかたまりー虚のなかに辛うじて在りうる」(p199)とする冷徹な真偽についての観念と世間への冷徹な対応ぶりに見事さを感じ、俳諧師のいかがわしさと一脈通ずる商取引にあけくれるわたしらのいかがわしさとが共通していることもあるのだろうか、西鶴の世界が急に親しいものに思えてきた。
 本書は西鶴をめぐる10本の論考から成っているが、4番目の笑いという「すい」では九鬼周造の「『いき』の構造」がとりあげる「いき」への疑義が呈される。こうある。

 「いき」が「すい」と意味内容的に同じだととの九鬼の断定に多少の疑念を覚えたのは、「すい」という語が、西鶴の時代とさして変わらず、上方で多くは「男」を念頭において使用されていたように思われたからであった。そうなると「すい」の構造は「いき」の構造と重なりをもちながらもズレが生じてくるのではないだろうか。(p78)
 女郎の虚実を楽しむことのできる男の能力を「すい」と呼びたいらしいのがわかる。(p102)
 もちろん本書は九鬼周造の論をあげつらうといったことを目的とするものではない。西鶴ワールドを微に入り細にいり浸かりきっていき、あわせて当時の上方の暮らしぶりに思いをいたす。楽しみながら。ただそれだけのことである。富岡さんはおおげさには言わないが、西鶴の生涯はなかなか見事な生きっぷりだったとする共感の質こそが本書を支えているのだろう。わたしもいつか同じ楽しみを楽しみたい。10数年後の楽しみにとっておくためにさっそく岩波文庫の好色一代男を購入した。「お取り置き」が一冊増えた。

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紙の本

「好色一代女」が読みたい

2022/07/02 22:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

富岡氏が「群像」に連載していたものの書籍化。廓の説明で面白かったのが、八つの人倫、仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌を失った者をいうところからその主人は「亡八」と呼ばれていたということ、まあ、女郎屋の経営者なのだからそういわれても当たり前かもしれないが、あまりにも。私はまだ「好色一代女」を読んだことがない、この本であらすじを読ませてもらったがかなり面白そうだ、富岡氏は言う、「女の好色を感傷なしに描き得た作物に出会うのは稀だからである」と、しかもそれを書いたのが男の作家(西鶴)であることは特筆すべきことではないだろうかとも語っている

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