- 出版社:早川書房
- サイズ:16cm/255p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-011493-5
トリポッド 1 襲来 (ハヤカワ文庫 SF)
- 全体の評価
(4件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:651円(18pt)
- 発行年月:2004.11
- 発送可能日:購入できません
- 本 文庫
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
ユーザーレビュー- 「トリポッド 1 襲来」
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2005/12/04 21:05
トリポッド襲来人類の運命は!?
投稿者:読み人(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
可愛い西島大介さんのイラストで、出版当時からチェック入れてました。
このシリーズというか、一連の作品は、元々、1960年代に三冊のトリポッド・シリーズとなっていたものをそれの、前日談と言う形で、1988年に一冊加えられて、(その書き加えられた、一冊がこの本です)
4冊のシリーズ本となりました。
英語圏では、有名且つ、良書の児童書として
知られていて、図書館の推薦本に選ばれたりしているそうです。
で、このトリポッド1は、現代を扱った話しになっています。
で、トリポッド2になると、本来の三部作の一作目にあたるわけですが、
百年後トリポッドによる、支配が確立し
一度人間の高度な文明が衰退した後の、世界を描いています。
前置きは、この辺にして、
本作、トリポッド1では、トリポッドの登場(落下?上陸?)
と、人間とトリポッドの戦いを描いています。
全く、落下や、上陸のシーンが無く、いきなり、トリポッドが
現われ農家を襲います。で、クラシックをかけ白旗を掲げながら、
戦車が友好を示しながら接近するのですが、
あえなくトリポッドにより、破壊。人間の兵器は全く無力なのか、
と、思いきや、その後の、ジェット攻撃機のミサイル攻撃に
いとも簡単に破壊されてしまいます。
あれれ、、、
怖いのは、ここからです。
トリポッドは、テレビを介し人間の精神を
サブリミナル効果を使ってジャック。
あちこちにキャップをかぶったポッド人が登場し人類は、
徐々に支配されていきます。
どうやら、このキャップによって、トリポッド・サイドから、
命令を受けて動かされているみたいなのです。
主人公家族は、ポッド人を避けながら、主人公の、継母がいて
かつ、山岳地帯なので、トリポッドの歩行が困難なため、
比較的、トリポッドの支配が行き渡っていない
スイスへ逃避行を開始します。その後、、、、、。
となります。
著者のj・クリストファーの成長(!?)かどうか判りませんが、
人物の心理描写は、年月を経て書かれた本作のほうが、
格段に他の作品より、上で、
継母の連れ子との関係や、おばあちゃんの行動様式なんか、
上手く、描かれています。
もし支配するなら、武力を持っては破壊しながら徹底するより、
こんな感じで、同調者を作りながらのほうが、
安上がり、上手く行く、というこのトリポッド側の
作戦は、大変上手いし、敵は、同じ人間というので、大変怖いです。
で、次作では、時代が、一挙に
100年単位で過ぎ、トリポッドの支配が確立した世界となります。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2004/11/18 21:31
インベーダー、出現。
投稿者:ソネアキラ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、突然、どこからともなくやって来たトリポッド(「20メートルを越える巨大な3本脚の機械」)は、主人公の少年が住むイギリスの町ばかりでなく各地を襲撃する。辛くも、トリポッドを撃退したように見えたものの、何やら、かなり広範なエリアでトリポッド・シンドロームがじわじわ広がりつつある。
トリポッドを地球に仕向けたのは、誰なんだ。
宇宙人物、侵略ロボット物として上々の滑り出し。少年一家は、トリポッドから逃れるため、スイスの祖父宅に逃亡するのだが、ここも。いいところで続くとなる。なんだよ。ケチ。
訳者あとがきによると、もともとは3部作で、本作をプロローグとして書き足したようだ。欧米では人気のいわゆるジュブナイルなんだそうだ。
意外と少年が主人公の作品って好きなもので、読みながら、この手のカテゴリーの作品の良質のエッセンスを楽しむことができた。「脱出」「潜入」「凱歌」と続く。楽しみだ。
トリポッドに洗脳され、ゴムのキャップをかぶっている人々が増殖するさまは、かつての某宗教のヘッドギアをイメージさせ、不気味。
少年がスイスで垣間見たトリポッドに住民が敬服するシーンなんて、ナチ時代のヒトラーのようだし。
壊れたトリポッドを洗脳された人々が簡単に修理して復活させるあたりは、なんだか海洋堂の食玩を組み立てる感じにも似ている。
で、ふと『アイアン・ジャイアント』というロボットアニメが脳裏に浮かんだ。ぼくがいちばん好きなロボットアニメ。宮崎駿のアニメに比べれば、実に他愛のないアニメだが、それはそれでいいと思う。アニメはアニメで、何も全部が全部、ハイブロウである必要はまったくないわけで。おっと、余談。
どうせなら装丁・挿画を担当している西島大介オリジナルポストカード入り4冊ボックスセットで一挙に販売してくれればよかったのに。いっそのこと、西島大介完全オリジナルコミック化でもいいんだけど。ジャケ買いならぬカバー買いする人も多いはず。
本の腰巻に「ウォルト・ディズニー映画化決定」と書いてある。だろうね。いかにも、だもの。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/06/27 21:45
少ない人数ではじめた抵抗も、少しづつ仲間を集めていって、これからくる未来に宣戦布告。
投稿者:どーなつ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々このトリポットシリーズの「本編」は三部作。ところが今回の翻訳では4部作。
何故かというと、オリジナル三部作の出版から20年を経た1988年に三部作の前日談にあたる長編「When the Tripods come」が発売されました。
78年〜79年に学習研究社からオリジナル三部作の翻訳が出ていますが、現在は入手困難。
そこで88年出版の前日談もくわえた四部作を翻訳も新しくして出版しなおそうというのが今回の企画なのだそうです。
三部作ではトリポッドが地球にやってきた時の経緯は大雑把な回想として描かれるだけでしたが、前日談では、トリポッドがどのようにして地球に根を下ろし世界を支配していったのか、人々がどのようにして最初に接触したのかなどの経緯が詳細に描かれています。
オリジナルを読んでいる人は、本編の三部作を読んでから、後に発売された前日談を読む順番になりますが、今回の文庫版は1巻が前日談で、2巻〜4巻が本編三部作という風に順序だてて読めるようになっていますので、とても分かり易いです。
私的には、1巻が1番好きなんですよね。キャラクターそれぞれに愛着があって。
小生意気なアンジェラ、しっかりものマーサが特に好き。
世界中の人が少しづつトリポッドに洗脳されていく中で、断じてそれに立ち向かおうとした家族達の姿。
少ない人数ではじめた抵抗も、少しづつ仲間を集めていって、これからくる未来に宣戦布告。
1巻の終わりは希望あるラストで終わってますが、2巻は、いきなり100年の時が経過するので、1巻の愛着あるキャラ達とはお別れです。2巻から本来のトリポッド三部作の少年達が戦い抜いてくれます。
ひとつ作品に注文をつけるなら、1巻が後から書かれたから仕方ないこととは思いますが、何かしら1巻で登場したメンバーの残像を2巻以降に残してほしかったな、というのが正直な感想。
彼らがあの後、どう生きたのか、そして何をなしえたのか、それが上手く2巻に繋がってれば言うことなしだったんですが、やっぱ後から書き足された部分だから、繋がらないのは仕方のないことだと、諦めます。
でも、やっぱ言わしてもらうと、2巻以降に登場するメンバーの中の誰かが、1巻で登場したキャラクターの子孫だった、とか、そういう関連性をもたせることはできたと思うんですけどね。
実はアンジェラの子孫が、主人公だった、とかね。
1巻が後から書き足されたということを知らなければ、唐突な2巻の展開に驚かれるかもしれません。
まぁ、1巻のあとがきを読めばそのことは分かるはずなんですけど、あとがき読まないよ、って人も多いですしね。
アメリカでは映像化もしているようで(この話がどんな風に放送されてたのかかなり気になる)子ども達には人気の作品だそうです。
もちろん子供だけでなく、十分大人も楽しんで読める作品だと思います。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/01/30 18:52
ん、鳥ポッポ?
投稿者:宇宙の三文文士(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
あら、チガった。「トリポッド」か。それって三脚台とかのあれですか?
デルファイ神殿にひっかけて(?)、神託を意味する暗号にも使われることがあるとか…って、関係ないな(なんだと!?)。
この呼称自体は日本人にとっては耳慣れないものですよね?
でもこれを機に「サンキャク」ではなく「トリポッド」というのがポピュラーな呼び方になったりするかも(そんなワケあるか)。
呼び方はともかくこの物語に登場するミツマタクラゲアタマ(ヘンな名前を付けるなぁっ!)は、「異星からの侵略者」の標準的な共通イメージだったりするとか(ホントか?)。
実際ほかのSFにも同じような機械は幾つか登場しているんだそうですよ。
この姿はおそらく大昔の宇宙人のスタンダードイメージを「合理化」したものなんだろうとずっと思っていました(火星人が「たこ」で、金星人が「いか」だったんですよぉ)。
昔読んだSF小説にもこんな機械が登場したなぁ、とか思っていたらなんと大当たり。
まさにその小説の前日譚だったんですか!邦題が違っていたのでぜんぜん気づきませんでした。
なるほどこれが付け足されたことで古くささが一掃される、ということですね(勝手に決めるなって…)。







