温度から見た宇宙・物質・生命 ビッグバンから絶対零度の世界まで (ブルーバックス)
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- 税込価格:1,155円(33pt)
- 発行年月:2004.10
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ユーザーレビュー- 「温度から見た宇宙・物質・生命 ビッグバンから絶対零度の世界まで」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/04/17 00:25
温度を測る術を手に入れてからの200年は、科学の知見が積み重なった200年でもあった。温度という切り口から見た世界はわくわく感に溢れている。
投稿者:Skywriter(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は言う。長さ、時間、温度の3つは日常のリズムを決める。そのうち、長さと時間は昔から尺度が用いられてきたが、温度については計れるようになって、たかだか200年の歴史しかない、と。
しかし、人類が温度計を手に入れてからの200年で、新たな指標を武器に知の地平が切り開かれてきた。
本書はタイトルどおり、温度についてかなり広く話題を取り上げている。哺乳類の体温が37℃であることが、地球環境上でどのような意味を持っているのか。熱をコントロールすることで文明がどのように発達してきたのか。地球規模で起こった大規模な環境変動はどのようなものだったか。驚くべき海底の生物層の姿。恒星で起こっていること。そして、極端な低温下で起こる不思議な現象の数々。
上記を見て頂ければ分かると思うが、本書は単純な科学の本ではない。文明史、考古学、環境史、宇宙論、生物学等を、ジャンル横断的に語っている。温度という切り口から、興味深い話を満載してくれている。
新たな視点を与えてくれたことで今まで見えていた世界が違って見える。これこそ読書の醍醐味だろう。入門書として極めて素晴らしい本だと自信を持ってお勧めしたい。
訳も素晴らしい。読みやすくて面白いのですいすいと読み進められる。こんな本を読んでいると、つくづく本を読むのは楽しいなと思ってしまう。早く読み進めたいけど、読み終わったら勿体無い。そんな気分を味わわせてくれた。
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