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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/10/19
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/327p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-149746-4

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中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)

著者 高島 俊男 (著)

秘かに待望されてきた幻の完全版ついに刊行。名著のほまれ高い『中国の大盗賊』で割愛されていた150枚を完全収録。陳勝や高祖から毛沢東まで、縦横無尽に活躍する「盗賊」の姿を活...

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中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)

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中国の大盗賊・完全版

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秘かに待望されてきた幻の完全版ついに刊行。名著のほまれ高い『中国の大盗賊』で割愛されていた150枚を完全収録。陳勝や高祖から毛沢東まで、縦横無尽に活躍する「盗賊」の姿を活写する中国史の決定版! (講談社現代新書)


秘かに待望されてきた幻の完全版ついに刊行名著のほまれ高い『中国の大盗賊』で割愛されていた150枚を完全収録。陳勝や高祖から毛沢東まで、縦横無尽に活躍する「盗賊」の姿を活写する中国史の決定版!【商品解説】

目次

  • 序章 「盗賊」とはどういうものか
  • 第1章 元祖盗賊皇帝――陳勝・劉邦
  • 第2章 玉座に登った乞食坊主――朱元璋
  • 第3章 人気は抜群われらの闖王(ちんおう)――李自成
  • 第4章 十字架かついだ落第書生――洪秀全
  • 第5章 これぞキワメツケ最後の盗賊皇帝――毛沢東

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みんなのレビュー42件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

学生時代に読んで

2021/07/17 13:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごく面白かったので、のめり込みました。高島先生、大好きです。もう、新作を読めないのが本当に残念です。

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電子書籍

文官重視の旧政権と荒くれ者たちの新政権

2016/01/23 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ginger - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本で盗賊、山賊、あるいは農民などいわゆる下層出身で天下をとった人というのは数が少ない。

 武官を極端に低く見る文化があり、そのせいでろくな対処をできずに盗賊が大きく膨れ上がっていき官軍を飲み込み(官軍もごろつきに金をある程度渡して戦わせているだけで盗賊と似たり寄ったりであり、いともあっさりと寝返ることもあるそうだ)大きくなって国を滅ぼす。

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紙の本

かの国を語るには歴史から学べ

2014/01/17 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る

英雄視されている中国における歴史上の人物はすべて盗賊だった。日本の戦国武将とは全く違いますね。いろんな意味で中国の歴史に興味を持てました。

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紙の本

これまでの歴史モデルに忠実に建国された国、中華人民共和国と建国皇帝毛沢東の姿

2005/03/21 23:20

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちょも - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大変面白い本を読みました。いやぁ、面白かった。タイトル通り中国の大盗賊を過去から現在に向かって数人取り上げて紹介していく。ここで言う中国の大盗賊は日本の盗賊とは大いに異なる。一言で言うとただの物盗り、盗人とは規模が異なると言うこと。著者はその基本的定義として四つの要素を挙げている。
曰く、一、官以外の、二、武装した、実力で要求を通そうとする、四、集団。
一言で集団と言うが、何百という単位ですむならまだましで、何千、何万場合によっては何百万という単位になる。でこの大盗賊集団が結束して当時の王朝を倒しその首領が自ら皇帝を名乗るとどうなるか。それで新たな王朝が成立することになる。盗賊がある地域をある期間制覇してしまうことは中国の長い歴史にはしばしば見られる現象。ではそれがただの盗賊が蜂起したモノと見なされるか、ある程度安定しその間にその王朝の正当性を記した歴史書を書きそれが正史として認められればすなわちその王朝の正当性も認められたことになる。盗賊集団と正当な王朝の間には紙一重の差しかない。著者はまず盗賊を定義しそれがどのように成立したのか、なぜ何百万人もの大集団になり得たのかなど中国独特の事情を交えながら説明していく。
 そしてこの定義に基づいて中国史上に現れた大盗賊たちを順に紹介していく。各章の見出しに挙げられた盗賊達の名前を列挙すると、陳勝・劉邦・朱元璋・李自成・洪秀全となる。いずれも名だたるお方ばかり、僕も含めて日本人が考える“大盗賊”とマッチしないかも知れないが先に挙げられた中国における盗賊の定義を読んでから読めば大丈夫。また、それぞれのエピソードも面白く各人それぞれに一冊ずつ読みたくなってしまうほど。
 なのでここまでで十分に面白いのだがこの本の味噌は最終章にある。ここまではある意味ねたふり。中国の盗賊の定義と実例を挙げその流れをくむ最後の盗賊皇帝とその人物が興した盗賊王朝を俎上に挙げるのがこの本の趣旨である。その人物とは毛沢東、そしてその盗賊王朝とは中華人民共和国に他ならない。実はこの本のタイトルに“完全版”とついているのにも訳がある。「中国の大盗賊」が最初に世に出たのは一九八九年。元々の依頼は新書用に原稿150枚だったそうだが、著者は420枚分書いてしまった。当然ながらそのままでは本にならないで無理矢理270枚にまで縮めた。その際当時の社会国際情勢も勘案され、本来著者が書きたかったモノからは分量だけでなく性格まで変わってしまった。本来は最後の盗賊王朝中華人民共和国とその創業皇帝毛沢東について書き、歴代王朝と皇帝についてはその前史として扱いはずが主客が逆転してしまい毛沢東に関する記述は付け足しのようになってしまった。
 それが昨年秋の講談社現代新書リニューアルを期に完全版として復活することになった。個人的にはリニューアルされた現代新書の表紙余り好きではなかったんだけどこういう本が世に出るきっかけとなったのであればそれだけでリニューアルは大成功と言い切ってしまおう。毛沢東がマルクス主義をどう理解していたのかもよく分かるし、ベルリンの壁崩壊以降他の社会主義政権がぼこぼこ倒れていった中、なぜ中国だけが共産党政権を維持しつつ社会主義から資本主義へと転換できたのかもわかる。お勧めです。いやぁ、面白かった。

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紙の本

最強の盗賊国家はどこへ行く?

2012/10/08 01:03

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yjisan - この投稿者のレビュー一覧を見る

陳勝・呉広の乱、黄巾の乱、黄巣の乱、方臘の乱、紅巾の乱、李自成の乱、太平天国の乱・・・中国の歴代王朝は、ゴロツキどもによって構成された私的武装集団=「盗賊」の反乱を契機として衰退・滅亡した。劉邦や朱元璋のように「大盗賊」がそのまま王朝を建てて皇帝に即位した例も珍しくない。中国王朝交替の歴史は「大盗賊」の歴史そのものであるとさえ言える。本書は、中国の本質を知る上で不可欠な要素である「中国の大盗賊」の歴史を、ざっくばらんに語った好著である。

左翼史学では、「盗賊」の反乱を「農民の革命戦争」として美化してきたが、著者はその実態を赤裸々に描き、身も蓋もない表現で斬って捨てる。その皮肉たっぷりの激烈な筆致は痛快きわまりない。そして「中国の大盗賊」の大トリとして著者が掲げるのは、赤い皇帝・毛沢東である。確かに毛沢東の中国統一事業の道程は階級闘争がどうこうと捉えるより、『水滸伝』的天下取りと見た方が理解しやすい。


中国史上、最大最強の盗賊王朝・中国共産党。その歴史にピリオドを打つ日は、来るのだろうか?

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2004/12/02 20:30

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2008/01/17 18:39

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2008/01/31 17:55

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2009/11/07 18:23

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2010/02/28 11:04

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2010/12/06 16:48

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2010/10/03 01:12

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2011/10/06 14:49

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2010/12/13 20:01

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2011/04/03 17:39

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