- 出版社:岩崎書店
- サイズ:19cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-265-80142-0
東京の台所北京の台所 中国の母から学んだ知恵と暮らし
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- 税込価格:1,365円(39pt)
- 発行年月:2004.11
- 発送可能日:1~3日
- 本
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商品説明- 「東京の台所北京の台所 中国の母から学んだ知恵と暮らし」
日本と中国をつなぐ料理家として活躍するウー・ウェンの暮らしぶりを紹介するエッセイ。医食同源に基づいた食文化や母から教えられた暮らしの知恵を上手に取り入れた、パワフルで楽しい日々を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「東京の台所北京の台所 中国の母から学んだ知恵と暮らし」
ウー ウェン
- 略歴
- 〈ウーウェン〉北京生まれ。料理研究家。北京師範大学卒業後、90年来日。自宅でクッキングサロンを主宰するかたわら、雑誌、テレビでも幅広く活躍。著書に「ウー・ウェンの北京小麦粉料理」など。
ユーザーレビュー- 「東京の台所北京の台所 中国の母から学んだ知恵と暮らし」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/05/07 16:18
愛情に満ちていたが、平坦ではなかった半生
投稿者:mikimaru(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国の家庭料理では定評のあるウー・ウェンさんの自伝的エッセイ。著作はまだそれほどの数を読んでいないが、ときどきテレビでお見かけする際は、笑顔がたいへん印象的だ。
読みはじめて驚いたのだが、以前に読んで感銘を受けた「安閑園の食卓」の著者(辛永清さん)と同様、料理研究家になろうと目指していたわけではなく、たまたま腕をふるう機会が重なるうちにそれが本業になったということだった。
幼少時の愛情に満ちた家庭から話はつづられていく。ご両親は気象の仕事をされていたため、60年代後半から約10年のあいだ吹き荒れた文化大革命では(知的職業の都会人ということで)悪者扱いされ、家族は分散して田舎暮らしを強いられたという。父親のみ北京に残って、たまの休日には片道6時間かけて自転車で会いに来てくれた。
話の時期は前後するが、やさしかった祖父母の家には紅衛兵が踏みこんだ。滞在していた幼い著者をかばった祖母は心身ともに傷ついて、その後は健康を回復することないままに他界した。
受験勉強をし、大学は英文科にはいった。外国に出たいという強い思いがあったが、ようやくつかんだ留学の好機は、渡航を待つばかりだった時期の天安門事件のため、中国と距離をおくことになったカナダが査証を出すどころの話ではなかった。
それでも外国に行きたかった。強い思いが周囲を動かし、勤め先が日本のデパートの事務を担っていたため、推薦状を得ることができた。
そして著者は日本にやってきた。1990年のことだ。それ以前に面識があった日本人の男性に再会し、二年後に結婚した。
…このあたりまでが、ほぼ前半である。著者は年齢が少しだけわたしより上だが、自分が平穏な子供時代を送っていたころ、同じアジアの国でこれほどつらいことを経験されたのだということに、心をえぐられる思いがした。それでも明るい。レシピを見るだけでも伝わってくる思いやりと愛情の裏側に、これほどの経験があったとは、想像もしていなかった。
ご結婚されてからの話や、ところどころに出てくる料理レシピ(巻末にもまとめがある)、中国と日本の食材の違いや食べ方についてなども、もちろん楽しい。
この本の出版後、残念ながらご主人は他界された。30歳近くも年上で、包容力のあるおおらかな方だったことがうかがえる。お会いしたこともないのに、その情報に触れたときには寂しさを覚えた。







