- 出版社:文芸春秋
- サイズ:16cm/408p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-16-710698-1
日本の黒い霧 新装版 下 (文春文庫)
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- 税込価格:710円(20pt)
- 発行年月:2004.12
- 発送可能日:24時間
- 本
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収録作品一覧- 「日本の黒い霧 新装版 下」
| 征服者とダイヤモンド | 7-66 | |
|---|---|---|
| 帝銀事件の謎 | 67-124 | |
| 鹿地亘事件 | 125-183 |
ユーザーレビュー- 「日本の黒い霧 新装版 下」
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2004/12/09 18:59
現代に通じる謀略の影、大国の論理についても考えさせられました。
投稿者:風(kaze)(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦後、米国の占領下にあった日本。昭和20年代に起きた怪事件の裏側にあったのは何か、公表された“記録”とは別の“真実”がそこにあったのではないかと、松本清張が検証、推理していく戦後昭和史ドキュメント。
下巻には、「征服者とダイヤモンド」「帝銀事件の謎」「鹿地亘(かじ わたる)事件」「推理・松川事件」「追放とレッド・パージ」「謀略朝鮮戦争」と、「なぜ『日本の黒い霧』を書いたか」が収められています。
関係者の証言や残された記録を手がかりにして事件の真相を探っていくと、どうも公表された事と違うのではないか、様々な不審の点がそこにはあるようだと論を展開していく清張の推理。実に説得力のあるものでした。「推理・松川事件」などは殊に、公表された“事実と称する記録”よりもよほど真相に迫っているのではないかと思った次第です。
戦後当初は日本の民主化を奨励、推進しながら、それが高じて共産主義の勢力と結びつく恐れがあると見るや、占領政策を方向転換し、日本を極東の対共産圏の防波堤となるべく誘導したGHQ。対共産主義の米国の戦略の中心となって動き、GHQ内部でGS(民政局)と激しい主導権争いを繰り広げていたG2(参謀部第二部・作戦部)。怪奇複雑な事件の背後には、このG2の工作や謀略が行われた可能性が強いのではないか。事件の“黒い霧”の中を探っていくと、どうしてもそういう謀略の影が見え隠れしてならないのだがと、清張かく語る訳です。
極東における米国の防衛ラインとしての日本の位置づけ、極東情勢の変化に伴うGHQの政策の大転換などが清張の推論によって浮かび上がってくるところ、その辺が強く印象に残りました。







